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公開番号
2025104852
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222996
出願日
2023-12-28
発明の名称
車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
出願人
本田技研工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250703BHJP(車両一般)
要約
【課題】鞍乗り型車両の発進時における操作性を向上させること。
【解決手段】車両制御装置は、鞍乗り型車両が停止しており且つブレーキおよびアクセルが同時に操作された状態において、ブレーキの操作が解除されて鞍乗り型車両が発進するときに、アクセルの操作量に応じたモータの目標トルクを設定するトルク設定部(112)と、鞍乗り型車両が発進した後の所定の初動時間の経過時に、設定された目標トルクに到達するように、モータのトルクを徐々に増大させるトルク制御部(114)と、初動時間の間におけるモータの回転数に応じて、初動時間の長さを変更する時間調整部(113)と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
鞍乗り型車両(1)が停止しており且つブレーキ(3)およびアクセル(2)が同時に操作された状態において、前記ブレーキ(3)の操作が解除されて前記鞍乗り型車両(1)が発進するときに、前記アクセル(2)の操作量に応じたモータ(5)の目標トルクを設定するトルク設定部(112)と、
前記鞍乗り型車両(1)が発進した後の所定の初動時間の経過時に、設定された前記目標トルクに到達するように、前記モータ(5)のトルクを徐々に増大させるトルク制御部(114)と、
前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数に応じて、前記初動時間の長さを変更する時間調整部(113)と、
を備える、車両制御装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記時間調整部(113)は、前記鞍乗り型車両(1)が前進するときの前記モータ(5)の回転数を正とした場合において、前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数が負である場合、前記初動時間を短縮する、
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項3】
前記時間調整部(113)は、前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数の増加率が所定のしきい値以上である場合、前記初動時間を延長する、
請求項1または2に記載の車両制御装置。
【請求項4】
前記鞍乗り型車両(1)の斜度および前記鞍乗り型車両(1)の乗員の重量の少なくとも一つに応じた前記アクセル(2)の操作量を通知する通知部(116)をさらに備える、
請求項1に記載の車両制御装置。
【請求項5】
コンピュータが、
鞍乗り型車両(1)が停止しており且つブレーキ(3)およびアクセル(2)が同時に操作された状態において、前記ブレーキ(3)の操作が解除されて前記鞍乗り型車両(1)が発進するときに、前記アクセル(2)の操作量に応じたモータ(5)の目標トルクを設定し、
前記鞍乗り型車両(1)が発進した後の所定の初動時間の経過時に、設定された前記目標トルクに到達するように、前記モータ(5)のトルクを徐々に増大し、
前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数に応じて、前記初動時間の長さを変更する、
車両制御方法。
【請求項6】
コンピュータに、
鞍乗り型車両(1)が停止しており且つブレーキ(3)およびアクセル(2)が同時に操作された状態において、前記ブレーキ(3)の操作が解除されて前記鞍乗り型車両(1)が発進するときに、前記アクセル(2)の操作量に応じたモータ(5)の目標トルクを設定させ、
前記鞍乗り型車両(1)が発進した後の所定の初動時間の経過時に、設定された前記目標トルクに到達するように、前記モータ(5)のトルクを徐々に増大させ、
前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数に応じて、前記初動時間の長さを変更させる、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両制御装置、車両制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電動モータを駆動源として走行する鞍乗り型電動車両において、走行の安全性を高めるための様々な施策が行われている。例えば、電動スクータにおいて、ブレーキが動作されていない場合はスロットルを操作しても発進不可能とする誤発進防止装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、所定の国・地域においては、車両は、ブレーキをかけたときに自動的に電動モータへの電源供給を遮断する装置を1つ取り付けていなければならないという電源制御に関するルールが定められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-328970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電源制御に関するルールに沿って設計された鞍乗り型車両の発進に際し、乗員がブレーキをかけ(ブレーキオン)且つアクセルを操作している(アクセルオン)状態から、ブレーキの操作を解除した(ブレーキオフ)瞬間には、車両に制動力も駆動力も働かない状態が生じる。この結果、登坂発進の場合、アクセル開度が小さすぎると車両がずり下がる可能性がある。一方、アクセル開度が大きすぎる場合はブレーキオフした瞬間に急に駆動力が加わりこととなり、乗員は急な加速感を感じ乗り味が悪くなる。
【0005】
本願の実施形態は上記の点に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両の発進時における操作性を向上させることができる車両制御装置、車両制御方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る車両制御装置、車両制御方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1)この発明の一態様の車両制御装置は、鞍乗り型車両(1)が停止しており且つブレーキ(3)およびアクセル(2)が同時に操作された状態において、前記ブレーキ(3)の操作が解除されて前記鞍乗り型車両(1)が発進するときに、前記アクセル(2)の操作量に応じたモータ(5)の目標トルクを設定するトルク設定部(112)と、前記鞍乗り型車両(1)が発進した後の所定の初動時間の経過時に、設定された前記目標トルクに到達するように、前記モータ(5)のトルクを徐々に増大させるトルク制御部(114)と、前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数に応じて、前記初動時間の長さを変更する時間調整部(113)と、を備えるものである。
【0007】
(2)の態様は、上記(1)の態様に係る車両制御装置において、前記時間調整部(113)は、前記鞍乗り型車両(1)が前進するときの前記モータ(5)の回転数を正とした場合において、前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数が負である場合、前記初動時間を短縮するものである。
【0008】
(3)の態様は、上記(1)または(2)の態様に係る車両制御装置において、前記時間調整部(113)は、前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数の増加率が所定のしきい値以上である場合、前記初動時間を延長するものである。
【0009】
(4)の態様は、上記(1)から(3)のいずれかの態様に係る車両制御装置において、前記鞍乗り型車両(1)の斜度および前記鞍乗り型車両(1)の乗員の重量の少なくとも一つに応じた前記アクセル(2)の操作量を通知する通知部(116)をさらに備えるものである。
【0010】
(5)この発明の他の態様の車両制御方法は、コンピュータが、鞍乗り型車両(1)が停止しており且つブレーキ(3)およびアクセル(2)が同時に操作された状態において、前記ブレーキ(3)の操作が解除されて前記鞍乗り型車両(1)が発進するときに、前記アクセル(2)の操作量に応じたモータ(5)の目標トルクを設定し、前記鞍乗り型車両(1)が発進した後の所定の初動時間の経過時に、設定された前記目標トルクに到達するように、前記モータ(5)のトルクを徐々に増大し、前記初動時間の間における前記モータ(5)の回転数に応じて、前記初動時間の長さを変更するものである。
(【0011】以降は省略されています)
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