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公開番号2024132942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024034796
出願日2024-03-07
発明の名称素子アレイ回路、素子アレイ回路ユニット、電磁波センサ、温度センサ、および歪センサ
出願人TDK株式会社
代理人弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類G01J 1/44 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約【課題】高い精度で抵抗値などに関連する測定値が得られる素子アレイ回路を提供する。
【解決手段】本発明の一実施態様に係る素子アレイ回路は、第1部分をそれぞれが含む複数の第1配線と、複数の第1部分のそれぞれと異なる方向に延在する第2部分をそれぞれが含む複数の第2配線と、複数のインピーダンス素子とを備える。複数のインピーダンス素子は、複数の第1配線のうちの1つと複数の第2配線のうちの1つとの双方にそれぞれが接続される。複数の第2配線のそれぞれは、複数の第2配線のそれぞれに接続される複数のインピーダンス素子のそれぞれの状態を示す信号が流れる読み出し線である。複数の第1部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値が、複数の第2部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1部分をそれぞれが含む複数の第1配線と、
複数の前記第1部分のそれぞれと異なる方向に延在する第2部分をそれぞれが含む複数の第2配線と、
前記複数の第1配線のうちの1つと前記複数の第2配線のうちの1つとの双方にそれぞれが接続される複数のインピーダンス素子と
を備え、
前記複数の第2配線のそれぞれは、前記複数の第2配線のそれぞれに接続される前記複数のインピーダンス素子のそれぞれの状態を示す信号が流れる読み出し線であり、
前記第1部分は、前記複数の第1配線のそれぞれにおける前記複数のインピーダンス素子が接続されている区間部分であり、
前記第2部分は、前記複数の第2配線のそれぞれにおける前記複数のインピーダンス素子が接続されている区間部分であり、
前記複数の第1部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値が、前記複数の第2部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値よりも小さい
素子アレイ回路。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
それぞれが、正入力端子と、前記複数の第2配線のうちの1つに接続可能な負入力端子と、出力端子とを有する1以上のオペアンプとをさらに備え、
前記複数の第1配線から選択される1つの選択第1配線の前記第1部分に印加される電圧とは値の異なる電圧が、前記複数の第1配線のうちの前記選択第1配線以外の非選択第1配線の前記第1部分と前記1以上のオペアンプの前記正入力端子との双方に印加される
請求項1記載の素子アレイ回路。
【請求項3】
第1配線選択部をさらに備え、
前記第1配線選択部は、前記複数の第1配線のうちの1つを前記選択第1配線として選択する
請求項2記載の素子アレイ回路。
【請求項4】
それぞれが、前記負入力端子および前記出力端子と接続され、前記負入力端子に接続される前記複数の第2配線のうちの1つを流れる電流を電圧に変換する1以上の変換素子をさらに備える
請求項2記載の素子アレイ回路。
【請求項5】
前記複数の第2配線の本数は、前記複数の第1配線の本数よりも少ない
請求項1記載の素子アレイ回路。
【請求項6】
請求項1記載の素子アレイ回路を複数有し、
複数の前記素子アレイ回路が、前記複数の第1部分が延在する方向に並んで配置されている
素子アレイ回路ユニット。
【請求項7】
正入力端子と、複数の前記素子アレイ回路に含まれる前記複数の第2の配線のうちの1つに接続可能な負入力端子と、出力端子とを有する1つのオペアンプと、
前記複数の素子アレイ回路に含まれる前記複数の第2配線のうちの1つを1つの選択第2配線として選択し、前記1つの選択第2配線を前記負入力端子と接続する1つの第2配線選択部と
をさらに備え、
前記複数の素子アレイ回路のそれぞれにおいて、前記複数の第1配線から選択される1つの選択第1配線に印加される電圧とは値の異なる電圧が、前記複数の第1配線のうちの前記選択第1配線以外の非選択第1配線と前記1つのオペアンプの前記正入力端子との双方に印加される
請求項6記載の素子アレイ回路ユニット。
【請求項8】
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の素子アレイ回路を有する電磁波センサ。
【請求項9】
請求項6または請求項7に記載の素子アレイ回路ユニットを有する電磁波センサ。
【請求項10】
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の素子アレイ回路を有する温度センサ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数のインピーダンス素子を含む素子アレイ回路、ならびにそれを備えた素子アレイ回路ユニット、電磁波センサ、温度センサ、および歪センサに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マトリックス状に配列された複数の抵抗素子を有する抵抗素子アレイ回路が開示されている。このような抵抗素子アレイ回路は、例えば赤外線検知回路として利用されている(例えば特許文献1参照)。このような赤外線検知回路では、温度変化に応じて自身の抵抗値が変化するサーミスタなどの赤外線感応抵抗体が複数配列されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平08-94443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、このような赤外線検知回路などの素子アレイ回路では、高い精度で抵抗値などに関連する測定値が得られることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一実施態様に係る素子アレイ回路は、第1部分をそれぞれが含む複数の第1配線と、複数の第1部分のそれぞれと異なる方向に延在する第2部分をそれぞれが含む複数の第2配線と、複数の第1配線のうちの1つと複数の第2配線のうちの1つとの双方にそれぞれが接続される複数のインピーダンス素子とを備える。複数の第2配線のそれぞれは、複数の第2配線のそれぞれに接続される複数のインピーダンス素子のそれぞれの状態を示す信号が流れる読み出し線である。第1部分は、複数の第1配線のそれぞれにおける複数のインピーダンス素子が接続されている区間部分である。第2部分は、複数の第2配線のそれぞれにおける複数のインピーダンス素子が接続されている区間部分である。複数の第1部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値が、複数の第2部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値よりも小さい。
【0006】
本開示の一実施態様に係る素子アレイ回路では、複数の第1部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値が、複数の第2部分のそれぞれの単位長あたりの抵抗値よりも小さい。このため、第1配線の第1部分が有する抵抗に起因する電圧降下が抑制される。すなわち、複数の第1配線のそれぞれに接続される複数のインピーダンス素子のそれぞれに印加される電圧同士の差が小さくなる。したがって、複数のインピーダンス素子のそれぞれのインピーダンスに起因する測定値の誤差が小さくなる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施態様に係る素子アレイ回路によれば、高い精度で測定値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
図2は、参考例としての素子アレイ回路における、接続点の位置と、複数の抵抗素子のそれぞれに印加される電圧との関係を模式的に表した特性図である。
図3は、参考例としての素子アレイ回路について、並列接続される抵抗素子の数の増加と、降下電圧の増大との関係を表す説明図である。
図4は、本開示の第2の実施の形態に係る素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
図5は、本開示の第3の実施の形態に係る素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
図6は、本開示の第4の実施の形態に係る素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
図7は、本開示の第5の実施の形態に係る素子アレイ回路ユニットの構成例を表す回路図である。
図8は、本開示の第6の実施の形態に係る素子アレイ回路ユニットの構成例を表す回路図である。
図9は、本開示の第7の実施の形態に係る素子アレイ回路ユニットの構成例を表す回路図である。
図10は、本開示の第8の実施の形態に係る素子アレイ回路ユニットの構成例を表す回路図である。
図11は、本開示の第9の実施の形態に係る電磁波センサの構成例を表す平面図である。
図12は、図11に示した線分A-Aに沿った電磁波センサの断面図である。
図13は、図11に示した線分B-Bに沿った電磁波センサの断面図である。
図14は、図11に示した線分C-Cに沿った電磁波センサの断面図である。
図15は、図11に示した線分D-Dに沿った電磁波センサの断面図である。
図16は、図11に示した線分E-Eに沿った電磁波センサの断面図である。
図17は、本開示のその他の第1変形例としての素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
図18は、本開示のその他の第2変形例としての素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
図19は、本開示のその他の第3変形例としての素子アレイ回路の構成例を表す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(複数の給電線、複数の読み出し線、複数のオペアンプ、を備える素子アレイ回路の第1の例)
2.第2の実施の形態(複数の給電線、複数の読み出し線、複数のオペアンプ、を備える素子アレイ回路の第2の例)
3.第3の実施の形態(複数の給電線、複数の読み出し線、複数のオペアンプ、を備える素子アレイ回路の第3の例)
4.第4の実施の形態(読み出し線選択部を備えた素子アレイ回路の第1の例)
5.第5の実施の形態(複数の素子アレイ回路を備えた素子アレイ回路ユニットの第1の例)
6.第6の実施の形態(複数の素子アレイ回路を備えた素子アレイ回路ユニットの第2の例)
7.第7の実施の形態(複数の素子アレイ回路を備えた素子アレイ回路ユニットの第3の例)
8.第8の実施の形態(複数の素子アレイ回路を備えた素子アレイ回路ユニットの第4の例)
9.第9の実施の形態(素子アレイ回路を備えたセンサデバイスの例)
10.変形例
【0010】
<1.第1の実施の形態>
[素子アレイ回路1の全体構成例]
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る素子アレイ回路1の構成例を模式的に表した回路図である。素子アレイ回路1は、例えば赤外線サーモグラフィに搭載され、素子アレイ回路1に照射される赤外線の強度に応じた出力電圧を出力するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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