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公開番号2024131720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023042152
出願日2023-03-16
発明の名称道床安定剤
出願人株式会社アレン,アトミクス株式会社
代理人弁理士法人大島特許事務所
主分類E01B 37/00 20060101AFI20240920BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】道床安定剤において、取り扱いが容易であって且つ、環境及び作業員等にかかる負荷を抑制する。
【解決手段】バラスト式軌道の道床に散布されてバラストを相互に固着させる道床安定剤は、アクリル樹脂を生成するべく、アクリル酸エステル単量体、又はメタクリル酸エステル単量体の少なくとも一方の乳化重合により得られたポリマー粒子を含有する水性アクリルエマルジョンである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
バラスト式軌道の道床に散布されてバラストを相互に固着させる道床安定剤であって、
アクリル樹脂を生成するべく、アクリル酸エステル単量体、又はメタクリル酸エステル単量体の少なくとも一方の乳化重合により得られたポリマー粒子を含有する水性アクリルエマルジョンである、道床安定剤。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記アクリル樹脂の含有量は、40重量%~60重量%の範囲内である請求項1に記載の道床安定剤。
【請求項3】
造膜助剤を更に含有し、
当該道床安定剤の最低造膜温度が10℃未満である請求項2に記載の道床安定剤。
【請求項4】
当該道床安定剤の最低造膜温度が0℃以上且つ5℃以下である請求項3に記載の道床安定剤。
【請求項5】
増粘剤を更に含有し、
当該道床安定剤の粘度が300mPa・s未満である請求項4に記載の道床安定剤。
【請求項6】
当該道床安定剤の粘度が50mPa・s以上且つ250mPa・s以下である請求項5に記載の道床安定剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道のバラスト式軌道に用いられる道床安定剤に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
枕木及びバラストにより道床が構成されるバラスト式軌道では、道床の横抵抗力を高めるために、バラストの突き固め作業の後に道床安定剤を散布、固化させることにより、バラスト同士を固結させている。バラスト同士が道床安定剤によって固結されることによってバラストの飛散も防止される。
【0003】
道床安定剤には、ポリウレタンポリマーを生成する一液湿気硬化型のものが公知である(特許文献1参照)。ポリウレタンポリマーは、道床安定剤に含まれるジイソシアネート及びポリオールが、水と反応することにより生成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-9584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ジイソシアネート及びポリオールを含む道床安定剤の取り扱いは煩雑である。例えばジイソシアネート及びポリオールは消防法では危険物第4類に分類されている。またジイソシアネート及びポリオールが水と反応するとき、二酸化炭素が生成される。そのため、保管には湿気及び水分の混入に注意する必要がある。
【0006】
ポリウレタンポリマーを生成する一液湿気硬化型の道床安定剤では、トルエン又はキシレン等の揮発性を有する有機溶剤が使用される。そのため、道床安定剤の散布後、有機溶剤の揮散によって大気汚染につながる虞がある。また揮散した有機溶剤の一部が作業者等に吸引された場合、作業者等の身体に悪影響を及ぼす虞がある。また、現状の一液湿気硬化型の道床安定剤のような化学石油由来製品を精製する際には二酸化炭素が大量に排出されるなどの環境問題が懸念される。
【0007】
本発明は、以上の背景に鑑み、道床安定剤において、取り扱いが容易であって且つ、環境及び作業員等にかかる負荷を抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明は、バラスト式軌道の道床に散布されてバラストを相互に固着させる道床安定剤であって、アクリル樹脂を生成するべく、アクリル酸エステル単量体、又はメタクリル酸エステル単量体の少なくとも一方の乳化重合により得られたポリマー粒子を含有する水性アクリルエマルジョンである。
【0009】
この態様によれば、溶剤は水である。したがって、取り扱いが容易であって且つ、環境及び作業員等にかかる負荷が抑制される。
【0010】
上記の態様において、前記アクリル樹脂の含有量は、40重量%~60重量%の範囲内であるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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