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公開番号
2024131267
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041431
出願日
2023-03-15
発明の名称
車輪用軸受装置および車輪用軸受装置の製造方法
出願人
NTN株式会社
代理人
弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類
F16C
19/18 20060101AFI20240920BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】軸受装置全体の大型化を抑制しつつ、軸受性能を確保し、車体の大型化および駆動トルクの増大に適合した小型軽量の車輪用軸受装置および車輪用軸受装置の製造方法の提供を目的とする。
【解決手段】内周に複列の外側軌道面2c・2dを有する外方部材である外輪2と、外周に複列の外側軌道面2c・2dと対向する複列の内側軌道面3aが設けられたハブ輪3と、内側軌道面3aが設けられた外側継手部材17とを備える内方部材と、内方部材と外方部材のそれぞれの軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体であるボール5A・5Bと、を備えた車輪用軸受装置において、内側軌道面3a・17aのうち、いずれかの小径である内側軌道面3aのP.C.Dと、複列のボールの軸方向ピッチBとの比が、3:1以上4.2:1以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、
外周に前記複列の外側軌道面と対向する複列の内側軌道面が設けられた内方部材と、
この内方部材と前記外方部材のそれぞれの軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
を備えた車輪用軸受装置において、
前記内側軌道面のうち、いずれかの小径である内側軌道面のP.C.Dと、前記複列の転動体の軸方向ピッチBとの比が、3:1以上4.2:1以下である、
ことを特徴とする車輪用軸受装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
前記内側軌道面のうち、いずれかの小径である内側軌道面のP.C.Dと、前記複列の転動体の軸方向ピッチBとの比が、3.2:1以上4:1以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の車輪用軸受装置。
【請求項3】
前記内方部材は、外周に複列の前記内側軌道面のうち少なくとも一方が形成されたハブ輪を有し、
前記ハブ輪の内径に等速自在継手の外側継手部材のステム部を挿入してスプライン嵌合させて、
前記等速自在継手の外方継手部材に前記複列の内側軌道面のうち少なくとも一方が形成され、
前記外側継手部材のアウター側嵌合部と、前記ハブ輪のインナー側嵌合部とは、全体的に密着した状態でスプライン嵌合される、
請求項1または2に記載の車輪用軸受装置。
【請求項4】
請求項3に記載の車輪用軸受装置の製造方法であって、
前記ハブ輪のインナー側嵌合部の外径に刃部を設け、前記外側継手部材のアウター側嵌合部の内径に環状溝部を設け、
前記外側継手部材のアウター側嵌合部に前記ハブ輪のインナー側嵌合部を挿入するとき、前記刃部によって前記環状溝部の径方向外側の壁面を切削する、
車輪用軸受装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は車輪用軸受装置および車輪用軸受装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車輪を回転自在に支持する車輪用軸受装置が知られている。車輪用軸受装置は、外方部材の内側に内方部材が配置され、外方部材と内方部材のそれぞれの複列の軌道面間に転動体が介装されている。こうして、車輪用軸受装置は、転がり軸受構造を構成し、内方部材に取り付けられた車輪を回転自在としている。
【0003】
また、従来、ドライブシャフトの一端が等速自在継手を介して車輪に連結される構造が公知となっている。等速自在継手は、ドライブシャフトの一端に取り付けられた内方継手部材と、車輪用軸受装置に連結される外方継手部材と、内側継手部材および外側継手部材のトラック溝間に組み込まれた複数のトルク伝達ボールと、内側継手部材の外球面と外側継手部材の内球面との間に介在してトルク伝達ボールを保持する保持器を主要な構成要素としている。
【0004】
等速自在継手に連結される車輪用軸受装置においては、内周に複列の外側軌道面が一体に形成された外輪と、外周に軸方向に延びる小径段部が形成され、内周に等速自在継手の外側継手部材がスプライン嵌合される雌スプラインが形成されるハブ輪、および前記小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪を有し、外周に複列の外側軌道面に対向する複列の内側軌道面が形成された内方部材と、前記内方部材と外輪のそれぞれの軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、を備えた車輪用軸受装置が公知となっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-123957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、EVなどの普及による車体の大型化や重量増に伴い、等速自在継手にかかる負荷が大きくなる傾向がある。軸受荷重の増大には、車輪用軸受装置全体の大型化で対応していたが、等速自在継手および車輪用軸受装置の大型化は、車両重量の増大およびそれに伴う燃費(電費)の悪化、走行性能の低下の原因となっていた。
【0007】
また、車体の大型化や重量増は、駆動トルクの増大に繋がり、ひいては、重量増やエンジン駆動からモーター駆動への転換は、トルクの増大によって外側継手部材におけるスプライン嵌合部分のスティックスリップに起因する騒音、いわゆるカッキン音の発生が問題となりつつある。さらに、EVは、静音性が高いため、従来のエンジン搭載車両よりも、騒音の抑制が望まれていた。
【0008】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、軸受装置全体の大型化を抑制しつつ、軸受性能を確保し、車体の大型化や重量増および駆動トルクの増大に適合した小型軽量の車輪用軸受装置および車輪用軸受装置の製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第一の発明は、内周に複列の外側軌道面を有する外方部材と、
外周に前記複列の外側軌道面と対向する複列の内側軌道面が設けられた内方部材と、
この内方部材と前記外方部材のそれぞれの軌道面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
を備えた車輪用軸受装置において、
前記内側軌道面のうち、いずれかの小径である内側軌道面のP.C.D(Pitch Circle Diameter)と、前記複列の転動体の軸方向ピッチBとの比が、3:1以上4.2:1以下である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車輪用軸受装置全体の大型化を抑制しつつ、軸受性能を確保し、車体の大型化や重量増および駆動トルクの増大に適合する、大径幅狭化が図られた車輪用軸受装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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