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公開番号2025103490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220916
出願日2023-12-27
発明の名称診断装置、および診断方法
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G01M 99/00 20110101AFI20250702BHJP(測定;試験)
要約【課題】精度の高い診断、および精度の高いメンテナンス種別の提案のうち少なく一方を実現する。
【解決手段】診断装置100は、風力発電装置20の波形データの特徴および風力発電装置2-の属性情報の組合せと、風力発電装置20の異常に関する診断結果および風力発電装置20のメンテナンス種別診断情報とが対応付けられた対応情報を記憶する第1データベース141を記憶する。診断装置100は、第1データベース141を用いて、取得パラメータおよび取得属性情報に基づいて、診断情報を特定し、該診断情報をユーザ端末50に出力する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
風力発電装置の診断に用いられるパラメータを取得パラメータとして取得するとともに、該風力発電装置の属性情報を取得属性情報として取得するインタフェースと、
前記風力発電装置の診断パラメータおよび前記風力発電装置の属性情報の組合せと、前記風力発電装置の異常に関する診断結果および前記風力発電装置のメンテナンス種別のうち少なくとも一方を含む診断情報とが対応付けられた対応情報を記憶するメモリと、
前記対応情報を用いて、前記取得パラメータおよび前記取得属性情報に基づいて、前記診断情報を特定し、該診断情報を外部装置に出力する処理装置とを備える、診断装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記対応情報は、複数の前記組合せと、該複数の組合せのそれぞれに対応する複数の前記診断情報とが対応付けられたデータベースであり、
前記処理装置は、
前記データベースを参照して前記診断情報の候補を特定するための特定処理を実行し、
前記診断情報の候補から前記診断情報を特定する、請求項１に記載の診断装置。
【請求項３】
前記処理装置は、
前記風力発電装置の対象部品の寿命および該対象部品の損傷レベルのうち少なくとも１つを推定する推定処理を実行し、
前記推定処理の推定結果を検索条件として前記データベースを参照して前記特定処理を実行する、請求項２に記載の診断装置。
【請求項４】
前記データベースにおいて、前記複数の診断情報の各々に該診断情報の適切性を示す適切度が対応付けられており、
前記処理装置は、前記診断情報の候補の数が２以上である場合に該候補となった前記診断情報に対応付けられた適切度に基づいて、前記診断情報の候補から前記診断情報を特定する、請求項２または請求項３に記載の診断装置。
【請求項５】
前記処理装置は、
前記診断情報を外部装置に出力した後に、該診断情報に対する前記適切度に関する適切度情報のユーザ端末への受付けを許容し、
前記適切度情報に基づいて前記適切度を更新する、請求項４に記載の診断装置。
【請求項６】
前記処理装置は、前記診断情報の候補の数が２以上である場合に該２以上の候補から、前記適切度が最大である前記診断情報を特定し、
前記診断情報は、前記診断結果および前記メンテナンス種別を含み、
前記適切度情報は、前記メンテナンス種別のメンテナンスが実行できたか否かを示す第１情報を含み、
前記処理装置は、前記第１情報が前記メンテナンスが実行されていないことを示す情報である場合に、前記適切度が最小値となるように更新する、請求項５に記載の診断装置。
【請求項７】
前記処理装置は、前記適切度情報が、所定基準を満たす場合に、前記風力発電装置の運転に関するアドバイス情報を前記外部装置に出力する、請求項５に記載の診断装置。
【請求項８】
前記処理装置は、前記診断情報の候補の数が１である場合に、該候補である前記診断情報を出力する、請求項２または請求項３に記載の診断装置。
【請求項９】
前記処理装置は、前記診断情報の候補の数が０である場合に、前記取得属性情報を用いずに前記取得パラメータに基づいて新たな前記特定処理を実行する、請求項２または請求項３に記載の診断装置。
【請求項１０】
前記処理装置は、前記新たな特定処理を実行したとしても前記診断情報の候補の数が０である場合に、新たな診断情報の受付を許容し、
前記新たな診断情報を前記外部装置に出力する、請求項９に記載の診断装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、診断装置、および診断方法に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
たとえば、特開２０１３－１８５５０７号公報（特許文献１）には、風力発電装置の状態監視システムが開示されている。この状態監視システムは、風力発電装置の対象位置の振動値を検出する振動センサを備える。状態監視システムは、該振動センサが検出した振動値に基づいて、異常の有無を診断する。そして、状態監視システムは、監視用端末の表示部に、診断結果を表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－１８５５０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の風力発電装置の状態監視装置では、測定データごとに異常診断を実施するのみであり、精度の高い診断を行えないという問題が生じ得る。また、従来の風力発電装置の状態監視装置では、簡便な診断結果を表示部に表示するのみであった。したがって、別途、技術者等が風力発電装置のメンテナンスを考案する必要があり、多大な時間がかかるという問題が生じ得る。
【０００５】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、風力発電装置の診断において、精度の高い診断、および精度の高いメンテナンス種別の提案のうち少なく一方を実現することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の診断装置は、インタフェースと、メモリと、処理装置とを備える。インタフェースは、風力発電装置の診断に用いられるパラメータを取得パラメータとして取得するとともに、該風力発電装置の属性情報を取得属性情報として取得する。メモリは、風力発電装置の診断パラメータおよび風力発電装置の属性情報の組合せと、風力発電装置の異常に関する診断結果および風力発電装置のメンテナンス種別のうち少なくとも一方を含む診断情報とが対応付けられた対応情報を記憶する。処理装置は、対応情報を用いて、取得パラメータおよび取得属性情報に基づいて、診断情報を特定し、該診断情報を外部装置に出力する。
【０００７】
本開示の診断方法は、風力発電装置の診断に用いられるパラメータを取得パラメータとして取得するとともに、該風力発電装置の属性情報を取得属性情報として取得することを備える。また、診断方法は、風力発電装置の診断パラメータおよび風力発電装置の属性情報の組合せと、風力発電装置の異常に関する診断結果および風力発電装置のメンテナンス種別のうち少なくとも一方を含む診断情報とが対応付けられた対応情報を用いて、取得パラメータおよび取得属性情報に基づいて、診断情報を特定し、該診断情報を外部装置に出力することを備える。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、風力発電装置の診断において、精度の高い診断および精度の高いメンテナンス種別の提案のうち少なく一方を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本開示の管理システムの構成例を示す図である。
第１データベースの一例を示す図である。
第２データベースの一例を示す図である。
第３データベースの一例を示す図である。
診断装置の機能ブロック図である。
レポートの一例を示す図である。
適切度情報の入力画面の一例を示す図である。
診断装置の主な処理を示すフローチャートである。
レポート作成処理を示すフローチャートである。
メンテナンス確認処理のフローチャートである。
更新処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
（【００１１】以降は省略されています）

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