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公開番号
2025101277
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218007
出願日
2023-12-25
発明の名称
インサート軸受ユニット用固定装置およびインサート軸受ユニット
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F16C
35/073 20060101AFI20250630BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】インサート軸受ユニットに簡単にかつ精度よく回転軸を固定することが可能なインサート軸受ユニット用固定装置を提供する。
【解決手段】軸受と軸受箱とを組み合わせてなるインサート軸受ユニットに回転軸を固定するための固定装置である。軸受の内輪に回転軸に嵌合する延設リング部が一体連設される。延設リング部に外嵌されるリング体を備え、リング体は、一部にカット部が形成された非エンドレス状のものである。リング体を内輪の延設リング部に圧入状に外嵌した状態で、カット部の相対面するカット部端面間が所定間隔で離間しており、リング体に装着される締め付け具の締め付けにより、両カット部端面を相対的に接近させて、リング体を縮径させ、これにより延設リング部に縮径させる縮径力を付して、延設リング部を回転軸に密着させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
軸受と軸受箱とを組み合わせてなるインサート軸受ユニットに回転軸を固定するインサート軸受固定構造であり、前記インサート軸受ユニット用固定構造は、前記軸受の内輪に、前記回転軸に嵌合する延設リング部が一体連設されるとともに、前記延設リング部に外嵌されるリング体を備え、かつ、前記延設リング部に、軸方向に伸びて軸方向外方に開口するスリットが設けられ、さらに、前記リング体は、一部にカット部が形成された非エンドレス状のリング体であり、前記リング体を前記内輪の延設リング部に圧入状に外嵌した状態で、カット部の相対面するカット部端面間が所定間隔で離間しており、前記リング体に装着される締め付け具の締め付けにより、両カット部端面を相対的に接近させて、前記リング体を縮径させ、これにより延設リング部に縮径させる縮径力を付して、前記延設リング部を前記回転軸に密着させることを特徴とするインサート軸受ユニット用固定構造。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
締め付け具は、一方のカット部端面側に配置されるボルト部材を備え、他方のカット部端面側には、前記ボルト部材が螺合するねじ孔が設けられ、前記ボルト部材を前記ねじ孔に螺進させていくことにより、両カット部端面が相対面に接近することを特徴とする請求項1に記載のインサート軸受ユニット用固定構造。
【請求項3】
前記ねじ孔の軸心線方向が、奥側から開口側に向かって軸受から離間するように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載のインサート軸受ユニット用固定構造。
【請求項4】
前記リング体は前記カット部の軸心に関して180度反対側の内径面に軸方向に延びて両端面に開口する凹溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインサート軸受ユニット用固定構造。
【請求項5】
前記リング部の内径面は、延設リング部に外嵌された際に、延設リング部に圧接する第1部と、延設リング部の外周面との間に微小隙間が形成される第2部を有し、前記第1部が前記延設リング部の軸方向外方側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のインサート軸受ユニット用固定構造。
【請求項6】
内輪と外輪と、前記内輪と前記外輪との間に介在された転動体と、前記転動体を保持する保持器とを備えた軸受と、軸受箱とを備えたインサート軸受ユニットであって、請求項1乃至請求項5いずれかに記載のインサート軸受ユニット用固定構造とを有するインサート軸受ユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軸受と軸受箱とを組み合わせてなるインサート軸受ユニットに回転軸を固定するインサート軸受ユニット用固定装置およびインサート軸受ユニットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
軸受(転がり軸受)と軸受箱とを組み合わせてなるインサート軸受ユニットに回転軸を固定する手段として、止めねじを利用するもの(例えば、特許文献1に記載のもの)やカラー(リング部材)を利用するもの(例えば、特許文献2に記載のもの)がある。
【0003】
止めねじを利用するもの(特許文献1に記載のもの)は、軸受の内輪に延設部を設け、この延設部にねじ孔を設け、このねじ孔に止めねじを螺合させることにより、止めねじの先端部を回転軸に圧接させるものである。
【0004】
また、カラー(リング部材)を使用するもの(特許文献2に記載のもの)は、内輪に、円筒状のシャフト取付部を設け、このシャフト取付部の複数(4つ)のスリットを周方向に間隔を開けて形成する。そして、このシャフト取付部にリング部材を外嵌するものである。この場合、リング部材に、外面から内面まで延びるねじ孔が設けられ、このねじ孔に止めねじを螺合させる。これによって、スリットが形成されたシャフト取付部の分離片(セグメント)のうち、止めねじに対応する分離片がシャフトに押し付けられ、他の分離片がシャフト側に引っ張られる。これにより、このインサート軸受ユニットに回転軸(シャフト)を固定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-125771号公報
米国特許第4403814号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載のように、止めねじを用いるものでは、周方向に沿って所定ピッチで止めねじが配設されるので、全止めねじを同じ量だけ締めこむ必要があり、センター合わせが面倒であった。また、複数の止めねじの作業工程が多く、作業性に劣るものであった。
【0007】
また、特許文献2に記載のように、カラーを用いて、シャフト取付部を縮径させて、インサート軸受ユニットに回転軸を固定するようにできる。この場合、カラーの締め付け前においては、シャフト取付部へのカラーの嵌合は、いわゆるすきまばめとされる。すなわち、ルーズフィットとされる。
【0008】
このため、カラーに対してねじを締め付ける際、回転軸に対してカラーがすきま分だけずれるおそれがあり、取り付け作業性が悪く、また、このようにずれた状態での固定が行われれば、カラーが回転軸に対して傾いた状態で固定されることになり、インサート軸受ユニットとして安定した性能を発揮できないおそれがあった。
【0009】
そこで、本願では、インサート軸受ユニットに簡単にかつ精度よく回転軸を固定することが可能なインサート軸受ユニット用固定装置およびユニット用固定装置を有するインサート軸受ユニットを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のインサート軸受ユニット用固定装置は、軸受と軸受箱とを組み合わせてなるインサート軸受ユニットに回転軸を固定するインサート軸受固定構造であり、前記インサート軸受ユニット用固定構造は、前記軸受の内輪に、前記回転軸に嵌合する延設リング部が一体連設されるとともに、前記延設リング部に外嵌されるリング体を備え、かつ、前記延設リング部に、軸方向に伸びて軸方向外方に開口するスリットが設けられ、さらに、前記リング体は、一部にカット部が形成された非エンドレス状のリング体であり、前記リング体を前記内輪の延設リング部に圧入状に外嵌した状態で、カット部の相対面するカット部端面間が所定間隔で離間しており、前記リング体に装着される締め付け具の締め付けにより、両カット部端面を相対的に接近させて、前記リング体を縮径させ、これにより延設リング部に縮径させる縮径力を付して、前記延設リング部を前記回転軸に密着させるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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