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公開番号
2025103904
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023221618
出願日
2023-12-27
発明の名称
ころ軸受
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16C
33/58 20060101AFI20250702BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】ころ軸受において、ころの挿入に要する力を低減するとともに、ころの挿入性を改善することができる、つば部および入れ溝部の形状を提供する。
【解決手段】ころ軸受は、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の間に設けられた複数のころと、前記ころを転動自在に保持する保持器と、を備え、前記内輪または前記外輪の軸方向端部につば部を有する。前記つば部の内側エッジ部に面取りが設けられ、前記面取りの軸方向寸法が、前記ころのつば側端面の半径に対して2%以上5%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の間に設けられた複数のころと、前記ころを転動自在に保持する保持器と、を備え、
前記内輪または前記外輪の軸方向端部につば部を有するころ軸受であって、
前記つば部の内側エッジ部に面取りが設けられ、
前記面取りの軸方向寸法が、前記ころのつば側端面の半径に対して2%以上5%以下である、ころ軸受。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の間に設けられた複数のころと、前記ころを転動自在に保持する保持器と、を備え、
前記内輪または前記外輪の軸方向端部につば部を有するころ軸受であって、
前記つば部にころ挿入用の入れ溝を有し、
前記入れ溝の内側エッジ部に面取りが設けられ、
前記面取りの軸方向寸法が、前記ころのつば側端面の半径に対して2%以上5%以下である、ころ軸受。
【請求項3】
請求項1に記載のころ軸受において、前記つば部において前記面取りが形成するR面は、前記つば部の径方向端面が前記R面との接続部での接線方向に延びるように、前記つば部の前記径方向端面に接続している、ころ軸受。
【請求項4】
請求項2に記載のころ軸受において、前記入れ溝において前記面取りが形成するR面は、前記入れ溝の径方向端面が前記R面との接続部での接線方向に延びるように、前記入れ溝の前記径方向端面に接続している、ころ軸受。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ころ軸受に関し、特には、ころをより容易に挿入することができるつば部の形状に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、軸方向端部が開いた保持器を備えたころ軸受にころを組み込む場合、ころの先端部外周面を保持器の両柱部に接触させつつ、ころの後端部外周面を外輪または内輪のつば部に接触させた状態で、ころを挿入していた。このような場合、軌道面に打痕や擦り傷がつくおそれがあり、これを回避するために、ころ挿入用の入れ溝を設けることや、入れ溝を設けない軸受ではつば部の高さを低くすることが一般に行われている。特許文献1では、軌道面に打痕や擦り傷がつかないように、ころ挿入治具においてころと接触する面を傾斜面にして、挿入時にころが軌道面に接触することを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-344848
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記方法により、軌道面に打痕や擦り傷がつくことは回避できるが、つば部または入れ溝の内側エッジ部ところの転動面とが当接することで、ころの挿入に要する力が大きくなり挿入し難い等、組み立て面での課題がある。
【0005】
そこで、本発明の目的は、軸受軌道輪の軸方向端部のつば部の内側エッジ部、またはつば部の入れ溝の内側エッジ部にころを接触させた状態で挿入するころ軸受において、ころの挿入に要する力を低減するとともに、ころの挿入性を改善することができる、つば部および入れ溝部の形状を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るころ軸受は、
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の間に設けられた複数のころと、前記ころを転動自在に保持する保持器と、を備え、
前記内輪または前記外輪の軸方向端部につば部を有するころ軸受であって、
前記つば部の内側エッジ部に面取りが設けられ、
前記面取りの軸方向寸法が、前記ころのつば側端面の半径に対して2%以上5%以下である。
【0007】
前記「つば部」は、ころが内輪または外輪から脱落することを防止する鍔形状の部分である。内輪の軸方向端部に「つば部」が設けられる場合、この「つば部」は、内輪の軸方向端部において、径方向外方に所定長さ突出するように内輪の軸方向端部に一体に設けられる。前記「一体に設けられる」とは、内輪の軸方向端部とつば部とが、複数の要素を結合したものではなく単一の材料から例えば鍛造、機械加工等により単独の物の一部または全体として成形されたことを意味する。
外輪の軸方向端部に「つば部」が設けられる場合、この「つば部」は、外輪の軸方向端部において、径方向内方に所定長さ突出するように外輪の軸方向端部に一体に設けられる。
【0008】
前記「内側エッジ部」とは、つば部の軸方向内側のエッジ部分をいう。換言すれば、前記「内側エッジ部」は、つば部の周面と、つば部のうち軌道面に繋がる軸方向内側面との間の境界部分をいう。
内輪の軸方向端部に「つば部」が設けられる場合、前記「内側エッジ部」は、つば部の外周面と、つば部のうち内輪軌道面に繋がる軸方向内側面との間の境界部分をいう。
外輪の軸方向端部に「つば部」が設けられる場合、前記「内側エッジ部」は、つば部の内周面と、つば部のうち外輪軌道面に繋がる軸方向内側面との間の境界部分をいう。
【0009】
この構成によると、ころ軸受において、つば部の内側エッジ部における面取りの軸方向寸法をころのつば側端面の半径に対して2%以上5%以下とすることで、ころ挿入時に面取部がころをスムーズに案内するので、ころの挿入に要する力を低減するとともに、ころの挿入性を改善することができる。
【0010】
また、本発明に係るころ軸受は、
内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪の間に設けられた複数のころと、前記ころを転動自在に保持する保持器と、を備え、
前記内輪または前記外輪の軸方向端部につば部を有するころ軸受であって、
前記つば部にころ挿入用の入れ溝を有し、
前記入れ溝の内側エッジ部に面取りが設けられ、
前記面取りの軸方向寸法が、前記ころのつば側端面の半径に対して2%以上5%以下である。
(【0011】以降は省略されています)
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