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公開番号
2025088150
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202642
出願日
2023-11-30
発明の名称
オートテンショナ
出願人
NTN株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16H
7/12 20060101AFI20250604BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】簡便な構成で最適なベルト張力を付与することができ、かつ、プーリアームの過大な揺動を抑制して高い追従性を確保することができる、高い耐久性を有するオートテンショナを提供する。
【解決手段】第一のプーリアーム9と、第二のプーリアーム10と、両プーリアーム9、10を揺動可能に支持する揺動支点軸11と、第一および第二のアイドラプーリ7、8が互いに接近するように第一のプーリアーム9に対して第二のプーリアーム10を付勢する弾性部材22と、両プーリアーム9、10に対し、それぞれの揺動方向の一方向にのみ揺動抵抗を生じさせる揺動抵抗部材34、35と、揺動支点軸11と軸周りの同じ位相を保ちつつ、第一のプーリアーム9または第二のプーリアーム10の少なくとも一方の揺動支点軸11に対する前記一方向への揺動角度を所定の角度以下に規制するストッパ部材32と、を有する構成とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
補機ベルト(6)に接触する第一のアイドラプーリ(7)を支持する第一のプーリアーム(9)と、
前記補機ベルト(6)に接触する第二のアイドラプーリ(8)を支持する第二のプーリアーム(10)と、
前記第一のプーリアーム(9)および前記第二のプーリアーム(10)を揺動可能に支持する揺動支点軸(11)と、
前記第一のアイドラプーリ(7)と前記第二のアイドラプーリ(8)が互いに接近するように前記第一のプーリアーム(9)に対して前記第二のプーリアーム(10)を付勢する弾性部材(22)と、
前記第一のプーリアーム(9)および前記第二のプーリアーム(10)に対し、それぞれの揺動方向の一方向にのみ揺動抵抗を生じさせる揺動抵抗部材(34、35)と、
前記揺動支点軸(11)と軸周りの同じ位相を保ちつつ、前記第一のプーリアーム(9)または前記第二のプーリアーム(10)の少なくとも一方の前記揺動支点軸(11)に対する前記一方向への揺動角度を所定の角度以下に規制するストッパ部材(32)と、
を有するオートテンショナ。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記ストッパ部材(32)に前記揺動支点軸(11)を挿入する挿入孔(41)が形成されており、前記揺動支点軸(11)の前記挿入孔(41)への挿入端部(40)の断面形状と前記挿入孔(41)の形状が、円形以外の同形状に形成されている請求項1に記載のオートテンショナ。
【請求項3】
前記挿入端部(40)の断面形状が、D字形状またはキー嵌合形状である請求項2に記載のオートテンショナ。
【請求項4】
前記揺動支点軸(11)の端部に座金(31)が挿通されており、前記座金(31)と前記ストッパ部材(32)が一体に形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載のオートテンショナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動車用エンジンの補機駆動用のベルトシステムやタイミングベルトなどに用いられるオートテンショナに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、自動車用エンジンの補機駆動用のベルトシステムにおいては、従来のオルタネータの機能に加えて、アイドリングストップ後のエンジン再始動や、走行中のエンジン動力アシストを行うベルトスタータジェネレータ(Belt Starter Generator、以下BSGと略称する。)を搭載するマイルドハイブリッド車が増えている。この補機駆動用のベルトシステムは、エンジンのクランク軸に設けられるクランクプーリと、BSGの駆動軸に設けられるプーリ(以下、BSGプーリと称する。)との間に跨るように掛け渡された補機ベルト(以下、ベルトと称する。)によって動力を伝達するベルト伝動装置を有する。
【0003】
このベルト伝動装置は、クランクプーリが駆動する通常運転時と、BSGプーリが駆動するアイドリングストップ後のエンジン再始動時や走行中の駆動アシスト時とで、ベルトの張り側と弛み側が入れ替わるという特徴を有する。
【0004】
すなわち、BSGが発電機として作動する通常運転時は、クランクプーリがベルトを介してBSGプーリを駆動するので、BSGプーリからクランクプーリに向かって走行するベルトの部分が張り側となり、クランクプーリからBSGプーリに向かって走行するベルトの部分が弛み側となる。その一方で、BSGによるアイドリングストップ後のエンジン再始動時や、走行中の駆動アシスト時には、BSGプーリがベルトを介してクランクプーリを駆動するので、クランクプーリからBSGプーリに向かって走行するベルトの部分が張り側となり、BSGプーリからクランクプーリに向かって走行するベルトの部分が弛み側となる。
【0005】
このようなベルトの弛みを防止してベルト張力を適正に調整するためにオートテンショナが用いられる。マイルドハイブリッド車のように、通常運転時とエンジンの再始動時とでベルトの弛み側が変わる構成においては、例えば特許文献1に示すように、BSGプーリの両側のベルトスパンにそれぞれオートテンショナのプーリを配置し、このプーリ同士を中間部材で相対移動可能に連結して互いのプーリを連動させることによって、通常運転時とアイドリングストップ後のエンジン再始動時などのベルト張力を調整することができる。
【0006】
また、特許文献2に示すように、2本のプーリアームを揺動支点軸によってそれぞれ揺動可能に支持した上で両プーリアームが互いに接近するように弾性部材で付勢するとともに、C形形状の板ばねやコイルばねからなる揺動抵抗部材によって、各プーリアームにそれぞれの揺動方向の一方向にのみ揺動抵抗を生じさせる構成とすることもできる。この構成によると、揺動抵抗部材による一方向への揺動抵抗によって、通常運転時と、アイドリングストップ後のエンジン再始動時などのいずれの場合も最適なベルト張力を付与することができるとともに、プーリアームの過大な揺動を抑制して補機ベルトへの追従性を高めることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-275757号公報
特開2023-147217号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に示す従来のオートテンショナをマイルドハイブリッド車に適用する場合、BSGプーリの両側のベルトスパンにそれぞれオートテンショナを配置することによって、通常運転時とアイドリングストップ後のエンジン再始動時などのベルト張力を調整することができる。しかしながらオートテンショナを2か所に配置することになり、重量やコストが増加するとともに、組み立てや交換作業が煩雑になる問題がある。
【0009】
また、特許文献2に示す構成においては、想定よりも大きなベルト荷重が作用したときにプーリアームが大きく揺動し、プーリアームの揺動に抵抗を与える揺動抵抗部材が想定以上に変形することで大きな負荷が作用して、その耐久性が低下するおそれがある。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、通常運転時とアイドリングストップ後のエンジン再始動時などに簡便な構成で最適なベルト張力を付与することができ、かつ、プーリアームの過大な揺動を抑制して高い追従性を確保することができる、高い耐久性を有するオートテンショナを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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