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公開番号2024130239
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039864
出願日2023-03-14
発明の名称充給電システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B60L 53/14 20190101AFI20240920BHJP(車両一般)
要約【課題】被牽引車両における充給電システムを提供する。
【解決手段】牽引車両の駆動システムと独立した被牽引車両の充給電システムは、被牽引車両に搭載された充給電装置と、被牽引車両に搭載された位置情報監視手段と、位置情報監視手段から取得した位置情報に基づき、初期位置及び初期位置からの移動量の誤差を機械学習により学習し、学習値に基づいて被牽引車両の移動量から車両状態を判定する制御部と、を備える。制御部は、学習値に基づいて被牽引車両の車両状態に関する閾値を設定し、移動量が、被牽引車両が停止状態であることを示す閾値以下であるとき、充給電を許可し、充給電中に、移動量が、被牽引車両が移動前状態にあることを示す閾値を超えているとき、充給電を遮断する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
牽引車両の駆動システムと独立した被牽引車両の充給電システムであって、
前記被牽引車両に搭載された充給電装置と、
前記被牽引車両に搭載された位置情報監視手段と、
前記位置情報監視手段から取得した位置情報に基づき、初期位置及び前記初期位置からの移動量の誤差を機械学習により学習し、学習値に基づいて前記被牽引車両の前記移動量から前記被牽引車両の車両状態を判定する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記学習値に基づいて前記被牽引車両の前記車両状態に関する閾値を設定し、前記移動量が、前記被牽引車両が停止状態であることを示す閾値以下であるとき、充給電を許可し、充給電中に、前記移動量が、前記被牽引車両が移動前状態にあることを示す閾値を超えているとき、充給電を遮断する、システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、例えば、被牽引車両の充給電システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
駆動用バッテリを搭載する電動車両は、外部から充電可能であって、固定式の充電スタンドなどの外部電源から駆動用バッテリを充電できるとともに、外部の電気機器に給電することができる。例えば、電動車両は、シフトポジションがパーキングにあるときに、外部電源から充電し、また、外部負荷に給電する(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-14820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
今後、牽引車両によって牽引される被牽引車両に充給電装置を搭載した移動式の充電ステ-ションの需要が高まる可能性がある。被牽引車両は、概して、駆動システムを持たない。また、被牽引車両は、牽引車両とは独立して設置されることもある。このため、被牽引車両に搭載された充給電装置への充電及び外部機器への給電に関して、従来とは異なる充給電制御が要請される。
【0005】
本明細書は、被牽引車両における充給電の制御システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術は、牽引車両の駆動システムと独立した被牽引車両の充給電システムに具現化される。この充給電システムは、被牽引車両に搭載された充給電装置と、被牽引車両に搭載された位置情報監視手段と、前記位置情報監視手段から取得した位置情報に基づき初期位置及び初期位置からの移動量の誤差を機械学習により学習し、学習値に基づいて被牽引車両の移動量から被牽引車両の車両状態を判定する制御部と、を備える。制御部は、学習値に基づいて被牽引車両の車両状態に関する閾値を設定し、移動量が、被牽引車両が停止している状態であることを示す閾値以下であるとき、充給電を許可し、充給電中、移動量が、被牽引車両が移動前の状態にあることを示す閾値を超えているとき、充給電を遮断する。
【0007】
こうした充給電システムによれば、自走できない被牽引車両であっても、被牽引車両の位置情報に基づき被牽引車両の停止状態及び移動前状態が判定される。被牽引車両の車両状態に応じて充給電が開始及び遮断されるため、牽引車両の駆動システムと独立して安全に充給電を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
被牽引車両が備える充給電システムの一例を示す図である。
充給電システムの制御部が実行する充給電制御プロセスの一例を示す図である。
充給電システムによる充給電制御による充給電時の被牽引車両の移動量と充給電制御を示す図であり、充電時を示す図(a)と、給電時を示す図(b)と、を組合せた図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本明細書に開示される充給電システムに関し、適宜図面を参照しながら説明する。図1は、充給電システムの一例を示す。図1に示す充給電システム(以下、単に、システムという。)100は、被牽引車両2に搭載される、バッテリ4による充給電を制御するために、被牽引車両2に備えられている。バッテリ4は、再充電可能な蓄電装置であればよく、例えば、リチウムイオン二次電池またはニッケル水素電池などの二次電池で構成される高電圧パッテリである。なお、一般的な被牽引車両2に対して充給電装置10が搭載されたもののみならず、専ら充給電を目的とした被牽引車両であってもよい。
【0010】
システム100は、充給電装置10と、位置情報を監視するECU(Electric Control Unit)20と、充給電を制御する上位ECU30と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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