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公開番号2024160495
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075553
出願日2023-05-01
発明の名称管理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G06V 40/16 20220101AFI20241107BHJP(計算;計数)
要約【課題】カメラを利用した顔認証と人物再同定を効率的に実現すること。
【解決手段】管理システムは、カメラによって撮影される画像に基づいて人物再同定処理を行う。所定の条件が成立する場合、管理システムは、同じカメラによって撮影される画像に基づいてターゲットを認証する顔認証処理を行うことを許可する。所定の条件は、カメラとカメラ画角内のターゲットとの間の距離が所定の閾値未満であることと、画像に映っているターゲットにズームイン可能であることのうち少なくとも一方を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
カメラによって撮影される画像に基づいて人物再同定処理を行う管理システムであって、
1又は複数のプロセッサを備え、
所定の条件が成立する場合、前記1又は複数のプロセッサは、前記カメラによって撮影される前記画像に基づいてターゲットを認証する顔認証処理を行うことを許可し、
前記所定の条件は、
前記カメラと前記カメラの画角内の前記ターゲットとの間の距離が所定の閾値未満であることと、
前記画像に映っている前記ターゲットにズームイン可能であることと
のうち少なくとも一方を含む
管理システム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記所定の条件は、前記カメラと前記ターゲットとの間の前記距離が前記所定の閾値未満であることを含み、
前記1又は複数のプロセッサは、前記カメラの位置情報を前記ターゲットの端末に提供し、前記ターゲットに対して前記カメラに近づくことをリクエストする
管理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記所定の条件は、前記画像に映っている前記ターゲットにズームイン可能であることを含み、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記ターゲットの位置情報を取得し、前記位置情報に基づいて前記画像の中の前記ターゲットの位置である画像内位置を算出し、
前記画像内位置に基づいて、前記画像に映っている前記ターゲットにズームインして、前記顔認証処理を行う
管理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の管理システムであって、
前記所定の条件は、前記画像に映っている前記ターゲットにズームイン可能であることを含み、
前記1又は複数のプロセッサは、
前記画像の中において所定の動作を行っている人物を特定し、
前記所定の動作を行っている前記人物が前記ターゲットであると判断し、
前記画像に映っている前記ターゲットにズームインして、前記顔認証処理を行う
管理システム。
【請求項5】
請求項4に記載の管理システムであって、
前記1又は複数のプロセッサは、前記ターゲットの端末と通信を行い、前記ターゲットに対して前記所定の動作を行うことをリクエストする
管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、カメラを利用して顔認証(face identification)と人物再同定(person re-identification)を行う技術に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1、特許文献2、及び特許文献3は、カメラによって撮影された画像に基づく顔認証技術を開示している。
【0003】
特許文献4は、カメラによって撮影された画像に基づく人物再同定技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-152490号公報
特開2016-024498号公報
特開2019-219721号公報
特開2022-059972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
人物再同定は、1又は複数のカメラによって撮影される複数の映像の中から同一人物を識別し、追跡する技術である。映像を構成する画像の中から人物が検出され、検出された人物全体の特徴量が抽出され、抽出された特徴量に基づいて人物再同定が行われる。特徴量の抽出は、機械学習に基づく人物再同定モデルに基づいて行われる。
【0006】
一方、顔認証は、人物全体ではなく顔部分の画像に基づいて行われる。顔認証を高精度に行うためには、顔部分の高解像度画像が得られることが望ましい。
【0007】
このように、人物再同定と顔認証とでは、使用に適した画像の種類が異なる。しかしながら、人物再同定用のカメラと顔認証用のカメラを別々に設けることは非効率的である。
【0008】
本開示の1つの目的は、カメラを利用した顔認証と人物再同定を効率的に実現することができる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の1つの観点は、カメラによって撮影される画像に基づいて人物再同定処理を行う管理システムに関する。
管理システムは、1又は複数のプロセッサを備える。
所定の条件が成立する場合、1又は複数のプロセッサは、カメラによって撮影される画像に基づいてターゲットを認証する顔認証処理を行うことを許可する。
所定の条件は、
カメラとカメラの画角内のターゲットとの間の距離が所定の閾値未満であることと、
画像に映っているターゲットにズームイン可能であることと
のうち少なくとも一方を含む。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、人物再同定処理に用いられるカメラが顔認証処理にも利用される。従って、顔認証処理専用のカメラと人物再同定処理専用のカメラとを別々に設ける場合と比較して、顔認証処理と人物再同定処理をより効率的に実現することが可能となる。また、カメラの設置コストも削減される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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