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公開番号2024160527
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-14
出願番号2023075624
出願日2023-05-01
発明の名称シミュレータ
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06F 9/44 20180101AFI20241107BHJP(計算;計数)
要約【課題】開発されたプログラムに改変を行うことなくそのままEMSに組み込んで実行することを可能にする。
【解決手段】エネルギーマネジメントシステム(EMS)500と通信可能なシミュレータ1であって、EMS500用の評価対象アルゴリズムプログラムのシミュレーションを実行するシミュレータ部11と、シミュレータ部11の動作結果から、評価対象アルゴリズムプログラムの性能を判定する性能判定部12と、シミュレータ部11の品質判定部13と、を含み、評価対象アルゴリズムプログラムがシミュレータ1に組み込まれる際のインタフェースと、評価対象アルゴリズムプログラムがEMS500に組み込まれる際のインタフェースとは共通化される、シミュレータ1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エネルギーマネジメントシステム(EMS)と通信可能なシミュレータであって、
前記EMS用の評価対象アルゴリズムプログラムのシミュレーションを実行するシミュレータ部と、
前記シミュレータ部の動作結果から、前記評価対象アルゴリズムプログラムの性能を判定する性能判定部と、
前記シミュレータ部の品質判定部と、を含み、
前記評価対象アルゴリズムプログラムが前記シミュレータに組み込まれる際のインタフェースと、前記評価対象アルゴリズムプログラムが前記EMSに組み込まれる際のインタフェースとは共通化される、シミュレータ。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載のシミュレータにおいて、前記シミュレータ部は、
前記EMSの評価対象を再現する再現プログラムと、前記EMSの制御対象の機器の模擬プログラムと、前記シミュレーションの実行用に入力される入力データを格納する入力用データベースとを含み、
前記入力データを用いて前記再現プログラム及び前記模擬プログラムを動作させて、動作結果を格納する、シミュレータ。
【請求項3】
請求項1に記載のシミュレータにおいて、
前記性能判定部は、前記評価対象アルゴリズムプログラムの予測精度又は制御精度を判定する、シミュレータ。
【請求項4】
請求項1に記載のシミュレータにおいて、
共通化された前記インタフェースは、通信規格、プログラミング言語、関数、及びAPIの少なくとも1つを含む、シミュレータ。
【請求項5】
請求項1に記載のシミュレータにおいて、
前記性能判定部は、前記評価対象アルゴリズムプログラムの性能が実運用に耐えられるものか否かを判定し、
前記品質判定部は、前記シミュレータ部が正しく動作したか否かを判定する、
シミュレータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はシミュレータに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電力系統で発生するイベントが記述された電力系統動作シナリオと、主回路の電気的特性を模擬する電力系統モデルと、補器の電気的特性を模擬する補器H/Wモデルと、補器の動作アルゴリズムを模擬する補器S/Wモデルと、を備える電力系統模擬システムが知られている(例えば特許文献1参照)。これらシナリオ及びモデルが部品化されてライブラリに格納され、任意の部品を組み合わせて模擬対象が構築される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-268791号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記背景技術では、EMSの開発は各メーカーで個別に実施されており各メーカー内で閉じているので、シミュレータとEMSとが接続されていない。このため、完成されたアルゴリズムをそのままEMS(Energy Management System)に組み込むことができない。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、開発されたプログラムに改変を行うことなくそのままEMSに組み込んで実行することを可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係るシミュレータは、
エネルギーマネジメントシステム(EMS)と通信可能なシミュレータであって、
前記EMS用の評価対象アルゴリズムプログラムのシミュレーションを実行するシミュレータ部と、
前記シミュレータ部の動作結果から、前記評価対象アルゴリズムプログラムの性能を判定する性能判定部と、
前記シミュレータ部の品質判定部と、を含み、
前記評価対象アルゴリズムプログラムが前記シミュレータに組み込まれる際のインタフェースと、前記評価対象アルゴリズムプログラムが前記EMSに組み込まれる際のインタフェースとは共通化される。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一実施形態によれば、開発されたプログラムに改変を行うことなくそのままEMSに組み込んで実行することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理システムの概略図である。
シミュレータ部の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本実施形態の情報処理システムSの概略図である。情報処理システムSは、ネットワークを介して互いに通信可能なシミュレータ1とEMS500(エネルギーマネジメントシステム500)と機器群900とを含む。ネットワークは、例えば移動体通信網、固定通信網、又はインターネットを含む。
【0010】
図1では説明の簡便のため、シミュレータ1は1つ図示される。しかし、シミュレータ1の数はこれに限られない。例えば、本実施形態のシミュレータ1が実行する処理は、分散配置された複数のシミュレータ1によって実行されてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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