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公開番号2024129890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023039261
出願日2023-03-14
発明の名称三次元座標測定機
出願人株式会社東京精密
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01B 5/00 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定プローブの移動ストローク長を確保しつつ三次元座標測定機の機高を低くすることができる三次元座標測定機を提供する。
【解決手段】定盤10と、Yキャリッジ14と、Xガイド20と、Xガイド20に沿ってX軸方向に移動自在なXキャリッジ24と、Xキャリッジ24に設けられたZキャリッジ26と、Zキャリッジ26に沿ってZ軸方向に移動自在であり、且つ、下端部に測定プローブ30を支持するZガイド28と、を備え、X軸方向から見た場合、Xガイド20は、Zガイド28に対して斜めに傾斜して構成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象物を載置する定盤と、
前記定盤を跨いで前記定盤のY軸方向に移動自在な門型のYキャリッジであって、二つの支柱部材により前記定盤に支持されるYキャリッジと、
前記Yキャリッジに設けられ、前記二つの支柱部材の上端部に架け渡されてX軸方向に延在するXガイドと、
前記Xガイドに沿ってX軸方向に移動自在なXキャリッジと、
前記Xキャリッジに設けられたZガイドキャリッジと、
前記Zキャリッジに沿ってZ軸方向に移動自在であり、且つ、下端部に測定プローブを支持するZガイドと、
を備え、
前記X軸方向から見た場合、前記Xガイドは、前記Zガイドに対して斜めに傾斜して構成される、
三次元座標測定機。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記Xキャリッジと前記Zガイドとの間には、前記Z軸方向の上側に向かうにつれて徐々に拡大する空間部が画定される、
請求項1に記載の三次元座標測定機。
【請求項3】
一端側が前記Xキャリッジに連結され、他端側が前記Zガイドの上端部に連結され、前記Zガイドの移動に伴って湾曲する可撓性部材を備え、
前記Zガイドが前記Z軸方向の最下端に移動した場合に、前記可撓性部材の少なくとも一部が前記空間部に配置される、
請求項2に記載の三次元座標測定機。
【請求項4】
前記Xガイドと前記Xキャリッジとの間に設けられ、前記Zキャリッジ側に配置された少なくとも1つのエアパッドを備え、
前記Y軸方向から見た場合、前記エアパッドの少なくも一部が前記Zガイドと重なる位置に配置される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の三次元座標測定機。
【請求項5】
前記Xガイドと前記Xキャリッジとの間に設けられ、前記Zキャリッジ側に配置された複数のエアパッドを備え、
前記Y軸方向から見た場合、前記複数のエアパッドは、前記Xキャリッジの重心から等距離の位置に配置される、
請求項4に記載の三次元座標測定機。
【請求項6】
前記エアパッドは3つである、
請求項5に記載の三次元座標測定機。
【請求項7】
前記Zキャリッジの上端部における前記Z軸方向の高さが、前記Xガイドの上端よりも低い位置に配置される、
請求項1から3のうちいずれか1項に記載の三次元座標測定機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、三次元座標測定機に係り、特にX、Y、Z軸の3軸方向に測定プローブを移動させて測定対象物の三次元形状を測定する三次元座標測定機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された三次元座標測定機は、測定対象物が載置される定盤を有し、定盤の上部には前後方向(Y軸方向)に移動自在のYキャリッジが配置される。Yキャリッジは、定盤を正面側から見たときの定盤の右側及び左側の各々に上下方向(Z軸方向)に沿って立設される2つの支柱部材(以下、右Yキャリッジ、左Yキャリッジとも言う。)と、右Yキャリッジと左Yキャリッジの各々の上端部に架け渡されて左右方向(X軸方向)に沿って延在する柱状のXガイドと、を有している。
【0003】
Xガイドには、X軸方向に移動自在のXキャリッジが配置される。また、XキャリッジにはZキャリッジが設けられ、Zキャリッジには、ZガイドがZ軸方向に移動自在に配置される。
【0004】
Zガイドの下端には測定対象物の位置を検知する測定プローブが取り付けられ、更に、測定プローブの先端には接触子を備えたスタイラスが取り付けられる。測定プローブは測定対象物に接触子が接触したときに電気信号を発生し、そのときのX位置、Y位置、Z位置などをデータ処理装置が取り込むことにより測定対象物の三次元形状を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-105660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、三次元座標測定機においては、三次元座標測定機のコンパクト化が望まれている。三次元座標測定機をコンパクト化するための1つ案として、Zガイドを収容するZコラムの高さを低くして三次元座標測定機の機高を低くすることが考えられる。
【0007】
しかしながら、この場合、Z軸方向における測定プローブの移動ストローク長が短くなるため、三次元座標測定機において測定可能な測定対象物の大きさ(高さ)が制限されてしまうデメリットがある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、Z軸方向における測定プローブの移動ストローク長を確保しつつ三次元座標測定機の機高を低くすることができる三次元座標測定機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の三次元座標測定機は、本発明の目的を達成するために、測定対象物を載置する定盤と、定盤を跨いで定盤のY軸方向に移動自在な門型のYキャリッジであって、二つの支柱部材により定盤に支持されるYキャリッジと、Yキャリッジに設けられ、二つの支柱部材の上端部に架け渡されてX軸方向に延在するXガイドと、Xガイドに沿ってX軸方向に移動自在なXキャリッジと、Xキャリッジに設けられたZキャリッジと、Zキャリッジに沿ってZ軸方向に移動自在であり、且つ、下端部に測定プローブを支持するZガイドと、を備え、X軸方向から見た場合、Xガイドは、Zガイドに対して斜めに傾斜して構成される。
【0010】
本発明の一形態によれば、XキャリッジとZガイドとの間には、Z軸方向の上側に向かうにつれて徐々に拡大する空間部が画定されることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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