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公開番号2024129571
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038875
出願日2023-03-13
発明の名称立体駐車装置
出願人極東開発工業株式会社
代理人弁理士法人矢野内外国特許事務所
主分類E04H 6/18 20060101AFI20240919BHJP(建築物)
要約【課題】より安全に装置全体を動作させることができる立体駐車装置を提供する。
【解決手段】昇降可能に配置される複数のパレット20・20・・・と、複数のパレット20・20・・・の周囲を囲む囲い部30と、装置全体の動作を制御する制御部(制御手段)40とを備え、各々のパレット20に車両Wを搭載して駐車させる立体駐車装置であって、囲い部30は、パレット20に対して車両Wの出入庫を行う出入口13を開閉するゲート31と、出入口13を除いた領域を囲み、立体駐車装置1の内側と外側とを隔てるフェンス32と、囲い部30を乗り越えて立体駐車装置1の内側に侵入物が侵入するのを検知可能なセンサ33とを有し、制御部(制御手段)40は、センサ33が侵入物の侵入を検知した場合、立体駐車装置1の動作を停止させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
昇降可能に配置される複数のパレットと、
前記複数のパレットの周囲を囲む囲い部と、
装置全体の動作を制御する制御手段とを備え、
各々の前記パレットに車両を搭載して駐車させる立体駐車装置であって、
前記囲い部は、
前記パレットに対して車両の出入庫を行う出入口を開閉するゲートと、
前記出入口を除いた領域を囲み、立体駐車装置の内側と外側とを隔てる隔壁と、
前記囲い部を乗り越えて立体駐車装置の内側に侵入物が侵入するのを検知可能なセンサとを有し、
前記制御手段は、
前記センサが侵入物の侵入を検知した場合、立体駐車装置の動作を停止させる、
ことを特徴とする立体駐車装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記センサは、
閉状態にある前記ゲートの周囲に設けられ、当該ゲートを乗り越えて立体駐車装置の内側に侵入物が侵入するのを検知可能なゲート乗り越えセンサと、
前記隔壁における設置面からの高さ寸法の1/2以上の位置に配置され、当該隔壁を乗り越えて立体駐車装置の内側に侵入物が侵入するのを検知可能な隔壁乗り越えセンサとを有し、
前記制御手段は、
前記ゲート乗り越えセンサ及び前記隔壁乗り越えセンサのうち、少なくとも何れか一方が侵入物の侵入を検知した場合、立体駐車装置の動作を停止させる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の立体駐車装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
立体駐車装置の動作を停止させた停止状態を解除する解除スイッチを有し、
前記解除スイッチを操作して前記停止状態を解除することにより、立体駐車装置を動作可能な状態にする、
ことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の立体駐車装置。
【請求項4】
前記隔壁は、
前記ゲートとの対向側に配置される第1隔壁と、
前記第1隔壁の水平方向両端部から前記ゲートに向かって配置される第2隔壁及び第3隔壁とを有し、
前記センサは、
前記第1隔壁、前記第2隔壁、及び前記第3隔壁の上端部に沿った検知領域を有するように配置される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の立体駐車装置。
【請求項5】
前記センサは、前記隔壁の設置面から上方に400mm以上離間した位置に配置される、
ことを特徴とする、請求項1に記載の立体駐車装置。
【請求項6】
前記センサは光電センサからなる、
ことを特徴とする、請求項1に記載の立体駐車装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、立体駐車装置の技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、限られたスペースを有効利用し、より多くの車両を駐車させる装置として、機械式の立体駐車装置が知られている。
立体駐車装置は、複数の車両を立体的に駐車させる装置であって、主に、フレーム構造体の内部において昇降可能に配置される複数のパレットと、当該パレットに対して車両の出入庫を行う出入口を開閉するゲートとを備えている。
また、上記出入口は、フレーム構造体の一部であって、立体駐車装置の所定の階層(例えば、地上1階の階層)に設けられており、上記ゲートは、主に昇降装置によって昇降させることにより、出入口を開閉する構成となっている。
さらに、上記出入口が設けられる階層において、当該出入口を除いた複数のパレットの周囲には、立体駐車装置の内側と外側とを隔てる隔壁(例えば、フェンス)が配置されている。
【0003】
そして、立体駐車装置に車両を駐車させる場合には、先ず始めに、ゲートを開いて出入口より車両を入庫させて、当該車両をパレットに搭載し、次に、ゲートを閉じて車両を搭載したパレットを所定の階層へと昇降させる。
以上の手順を繰り返すことにより、複数の車両は、各パレットに搭載された状態にて所定の階層に配置され、立体的に駐車される。
なお、このような機械式の立体駐車装置としては、各パレットが昇降するだけでなく、横行する機能も兼ね備えた、パズル式の立体駐車装置も知られている。
【0004】
このような構成からなる立体駐車装置の一例として、例えば特許文献1においては、装置内部(立体駐車装置の内側)への人の不法侵入を検知する侵入検知センサを備えた、機械式立体駐車装置が開示されている。
上記機械式立体駐車装置において、侵入検知センサは、ゲートを乗り越えて装置内部に人が侵入するのを検知するゲート乗り越え検知センサと、外囲い(フェンス)を乗り越えて装置内部に人が侵入するのを検知する立駐機場侵入検知センサとにより構成されている。
そして、これらの侵入検知センサは、ゲートが閉状態にある間、常に検知可能な状態となり、装置内部への人の不法侵入を監視する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-139336号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1における機械式立体駐車装置においては、故障等によってゲートを閉状態にすることが困難な場合、侵入検知センサを検知可能な状態とすることができず、その結果、例えば、動作中の機械式立体駐車装置の内部に、予期せず人が侵入するのを防止することができなくなる虞がある。
【0007】
本発明は、以上に示した現状の問題点に鑑みてなされたものであり、より安全に装置全体を動作させることができる立体駐車装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0009】
即ち、本発明の第1形態に係る立体駐車装置は、昇降可能に配置される複数のパレットと、前記複数のパレットの周囲を囲む囲い部と、装置全体の動作を制御する制御手段とを備え、各々の前記パレットに車両を搭載して駐車させる立体駐車装置であって、前記囲い部は、前記パレットに対して車両の出入庫を行う出入口を開閉するゲートと、前記出入口を除いた領域を囲み、立体駐車装置の内側と外側とを隔てる隔壁と、前記囲い部を乗り越えて立体駐車装置の内側に侵入物が侵入するのを検知可能なセンサとを有し、前記制御手段は、前記センサが侵入物の侵入を検知した場合、立体駐車装置の動作を停止させることを特徴とする。
このような構成を有することにより、本発明に係る立体駐車装置によれば、例えば故障等によって、一時的にゲートを閉状態にすることができなくなった場合であっても、センサによって装置内部(立体駐車装置の内側)への侵入物(例えば人や動物等)の侵入を常に監視し、当該センサによって侵入物(人や動物等)の侵入を検知した場合には、立体駐車装置の動作を直ちに停止させることができる。
従って、従来の立体駐車装置に比べて、より安全に装置全体を動作させることができる。
また、例えば装置内部に侵入物(人や動物等)が立ち入る必要がある場合には、立体駐車装置の動作を確実に停止させて、より安全に立ち入ることができる。
【0010】
また、本発明の第2形態に係る立体駐車装置は、上記第1形態の立体駐車装置において、前記センサが、閉状態にある前記ゲートの周囲に設けられ、当該ゲートを乗り越えて立体駐車装置の内側に侵入物が侵入するのを検知可能なゲート乗り越えセンサと、前記隔壁における設置面からの高さ寸法の1/2以上の位置に配置され、当該隔壁を乗り越えて立体駐車装置の内側に侵入物が侵入するのを検知可能な隔壁乗り越えセンサとを有し、前記制御手段は、前記ゲート乗り越えセンサ及び前記隔壁乗り越えセンサのうち、少なくとも何れか一方が侵入物の侵入を検知した場合、立体駐車装置の動作を停止させることを特徴とする。
このような構成を有することにより、本発明に係る立体駐車装置によれば、ゲートまたは隔壁の何れを乗り越えて、装置内部に侵入物(人や動物等)が侵入した場合であっても、ゲートまたは隔壁を乗り越えようとする侵入物を検知して、立体駐車装置の動作を直ちに停止させることができる。
従って、従来の立体駐車装置に比べて、より確実且つ安全に装置全体を動作させることができる。
また、例えば装置内部に侵入物(人や動物等)が立ち入る必要がある場合には、立体駐車装置の動作をより確実に停止させて、安全に立ち入ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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