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公開番号2024129348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038492
出願日2023-03-13
発明の名称液体吐出装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B41J 2/01 20060101AFI20240919BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドユニットの取付作業を簡易にする。
【解決手段】プリンタは、ヘッドユニット10の流路部材11の連通口と取付ユニット20の流路部材21の連通口とが互いに連通せずかつヘッドユニット10の電子部材15の端子16と取付ユニット20の電子部材25の端子26とが互いに離隔した第1状態と、ヘッドユニット10の流路部材11の連通口と取付ユニット20の流路部材21の連通口とが互いに連通しかつヘッドユニット10の電子部材15の端子16と取付ユニット20の電子部材25の端子26とが互いに接触した第2状態とを取り得る。取付ユニット20の流路部材21及び電子部材25が共にヘッドユニット10に対して相対的に移動することで、第1状態から第2状態へと移行する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項１】
吐出口及び前記吐出口に連通する第１連通口を有する第１流路が形成された第１流路部材と、第１端子を有する第１電子部材と、を含むヘッドユニットと、
前記ヘッドユニットを着脱可能に支持する取付ユニットであって、第２連通口を有する第２流路が形成された第２流路部材と、第２端子を有する第２電子部材と、を含む取付ユニットと、を備え、
前記第１連通口と前記第２連通口とが互いに連通せずかつ前記第１端子と前記第２端子とが互いに離隔した第１状態と、前記第１連通口と前記第２連通口とが互いに連通しかつ前記第１端子と前記第２端子とが互いに接触した第２状態と、を取り得るものであり、
前記第２流路部材及び前記第２電子部材が共に前記ヘッドユニットに対して相対的に移動することで、前記第１状態から前記第２状態へと移行することを特徴とする、液体吐出装置。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
前記取付ユニットは、前記ヘッドユニットを支持する支持部材と、前記支持部材に回動可能に取り付けられた第１回動部材と、をさらに含み、
前記第２流路部材及び前記第２電子部材は、前記第１回動部材の回動と連動するように前記第１回動部材に連結されており、
前記第１回動部材が回動軸を中心として回動することで、前記第２流路部材及び前記第２電子部材が共に前記ヘッドユニットに向けて移動することを特徴とする、請求項１に記載の液体吐出装置。
【請求項３】
前記第２電子部材は、前記第１回動部材と共に回動することを特徴とする、請求項２に記載の液体吐出装置。
【請求項４】
前記第１流路部材は、前記吐出口が開口した吐出面と、前記吐出面と反対側の反対面とを有し、
前記第１電子部材は、前記反対面に配置されており、
前記第１回動部材が回動することで、前記第２電子部材は前記反対面を覆う位置に配置されることを特徴とする、請求項３に記載の液体吐出装置。
【請求項５】
前記第１流路部材は、前記吐出面と平行な平面において、前記吐出口が配置された吐出領域と、前記吐出領域に隣接し、前記吐出口が配置されない非吐出領域と、を有し、
前記第１電子部材は、前記反対面における前記非吐出領域に配置されたことを特徴とする、請求項４に記載の液体吐出装置。
【請求項６】
前記第２流路部材は、前記第１回動部材の回動に伴い、前記回動軸と交差する交差方向に移動することを特徴とする、請求項２に記載の液体吐出装置。
【請求項７】
前記第１流路部材は、前記吐出口が開口した吐出面と、前記吐出面と反対側の反対面と、前記吐出面及び前記反対面を繋ぐ第１面であって、前記第１連通口が開口した第１面とを有し、
前記第２流路部材は、前記第２連通口が開口した第２面を有し、
前記交差方向は前記第２面と交差することを特徴とする、請求項６に記載の液体吐出装置。
【請求項８】
前記第２流路部材は、前記第２連通口が開口した第２面を有し、前記第２面と平行な方向に移動可能であることを特徴とする、請求項１に記載の液体吐出装置。
【請求項９】
前記第２電子部材は、前記第２端子が配置された第３面を有し、前記第３面と平行な方向に移動可能であることを特徴とする、請求項１に記載の液体吐出装置。
【請求項１０】
前記取付ユニットは、前記ヘッドユニットを支持する支持部材と、前記支持部材に回動可能に取り付けられた第２回動部材と、をさらに含み、
前記第２回動部材は、位置決め部を有し、回動することで、前記ヘッドユニットの前記取付ユニットに対する位置決めが行われない非位置決め位置と、前記位置決め部により前記位置決めが行われた位置決め位置とを取り得ることを特徴とする、請求項１～９のいずれか１項に記載の液体吐出装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ヘッドユニットとヘッドユニットを着脱可能に支持する取付ユニットとを備えた液体吐出装置に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、ヘッドユニットをキャリッジ（取付ユニット）に取り付ける際に、ステップＳ１０６においてヘッドユニットのコネクター（第１電子部材）とキャリッジのコネクター（第２電子部材）とを接続した後、ステップＳ１０７においてヘッドユニットの流路とキャリッジの液体供給ユニット（第２流路部材）の流路とを連通させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１０９３７７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１の技術では、ヘッドユニットを取付ユニットに取り付ける作業が、複数の工程を含み、煩雑である。
【０００５】
本発明の目的は、ヘッドユニットの取付作業が簡易な液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明に係る液体吐出装置は、吐出口及び前記吐出口に連通する第１連通口を有する第１流路が形成された第１流路部材と、第１端子を有する第１電子部材と、を含むヘッドユニットと、前記ヘッドユニットを着脱可能に支持する取付ユニットであって、第２連通口を有する第２流路が形成された第２流路部材と、第２端子を有する第２電子部材と、を含む取付ユニットと、を備え、前記第１連通口と前記第２連通口とが互いに連通せずかつ前記第１端子と前記第２端子とが互いに離隔した第１状態と、前記第１連通口と前記第２連通口とが互いに連通しかつ前記第１端子と前記第２端子とが互いに接触した第２状態と、を取り得るものであり、前記第２流路部材及び前記第２電子部材が共に前記ヘッドユニットに対して相対的に移動することで、前記第１状態から前記第２状態へと移行することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
本発明の第１実施形態に係るプリンタ１の内部を示す概略平面図である。
プリンタ１に含まれるヘッドユニット１０の断面図である。
プリンタ１に含まれる取付ユニット２０の斜視図である。
ヘッドユニット１０を取付ユニット２０に取り付ける作業の第１工程を示す斜視図である。
ヘッドユニット１０を取付ユニット２０に取り付ける作業の第２工程を示す斜視図である。
ヘッドユニット１０を取付ユニット２０に取り付ける作業の第３工程を示す斜視図である。
ヘッドユニット１０を取付ユニット２０に取り付ける作業の第４工程を示す斜視図である。
（ａ）は、図６のＶＩＩＩＡ－ＶＩＩＩＡ線に沿ったヘッドユニット１０及び取付ユニット２０の断面図である。（ｂ）は、図７のＶＩＩＩＢ－ＶＩＩＩＢ線に沿ったヘッドユニット１０及び取付ユニット２０の断面図である。
（ａ）は、取付ユニットの流路部材２１における連通口２２ｙが開口した側面２１ｓを示す図である。（ｂ）は、取付ユニットの電子部材２５における端子２６が配置された表面２５ｓを示す図である。
本発明の第２実施形態に係るプリンタの図６に対応する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
＜第１実施形態＞
本発明の第１実施形態に係るプリンタ１は、図１に示すように、筐体１ａと、ヘッドユニット１０と、取付ユニット２０と、走査機構３０と、タンクユニット４０と、搬送機構５０と、制御部９０とを備えている。ヘッドユニット１０、取付ユニット２０、走査機構３０、タンクユニット４０、搬送機構５０及び制御部９０は、筐体１ａの内部に配置されている。
【０００９】
ヘッドユニット１０は、流路部材１１と、電子部材１５とを含む。流路部材１１には、複数の吐出口１２ｘを有する流路１２が形成されている。流路部材１１は本発明の「第１流路部材」に該当し、流路１２は本発明の「第１流路」に該当する。電子部材１５は本発明の「第１電子部材」に該当する。
【００１０】
吐出口１２ｘは、走査方向に並ぶ４つの列１１Ｃ，１１Ｍ，１１Ｙ，１１Ｋを構成している。各列１１Ｃ，１１Ｍ，１１Ｙ，１１Ｋは、搬送方向に並ぶ複数の吐出口１２ｘで構成されている。列１１Ｃを構成する吐出口１２ｘはシアンのインク、列１１Ｍを構成する吐出口１２ｘはマゼンタのインク、列１１Ｙを構成する吐出口１２ｘはイエローのインク、列１１Ｋを構成する吐出口１２ｘはブラックのインクを、それぞれ吐出する。
（【００１１】以降は省略されています）

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