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公開番号2024129215
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-27
出願番号2023038269
出願日2023-03-13
発明の名称伝送装置および異常検出方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類H04L 27/26 20060101AFI20240919BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信異常等が生ずるときに異常の原因がローカル発振器にあるのか否かを迅速に特定できるようにする。
【解決手段】伝送装置10は、ローカル発振器を含み、ローカル発振器からのローカル信号を用いて信号の周波数変換を行う機能を有し、周波数変換後の信号が占める周波数帯域の上端および下端のずれに基づいて、ローカル発振器の異常を検出する異常判定手段11を含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
ローカル発振器を含み、該ローカル発振器からのローカル信号を用いて信号の周波数変換を行う機能を有する伝送装置であって、
周波数変換後の信号が占める周波数帯域の上端および下端のずれに基づいて、前記ローカル発振器の異常を検出する異常判定手段を備える
伝送装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記異常判定手段は、周波数変換後の信号が周波数領域に変換されたデータを所定の周波数間隔でサンプリングし、サンプル値を用いて、周波数帯域の上端および下端を検出する
請求項1記載の伝送装置。
【請求項3】
前記異常判定手段は、周波数領域に変換される前に、信号の周波数帯域の上端および下端の傾きが急峻になるようなフィルタリングを該信号に施す
請求項2記載の伝送装置。
【請求項4】
OFDMに基づく信号の送信または受信を行い、ローカル発振器を含み、該ローカル発振器からのローカル信号を用いて信号の周波数変換を行う機能を有する伝送装置であって、
前記OFDMにおけるパイロットキャリアの自己相関と、該パイロットキャリア以外のキャリアの自己相関との関係に基づいて、前記ローカル発振器の異常を検出する異常判定手段を備える
伝送装置。
【請求項5】
前記異常判定手段は、周波数方向で前記パイロットキャリアを累算した累算値と、周波数方向で前記パイロットキャリア以外のキャリアのそれぞれについて累算した累算値とを比較することにとって、前記ローカル発振器に異常が生ずるか否か判定する
請求項4記載の伝送装置。
【請求項6】
前記異常判定手段は、前記パイロットキャリア以外のキャリアついて累算した累算値のうちに、前記パイロットキャリアを累算した累算値よりも大きい累算値があることを検出した場合に、前記ローカル発振器に異常が生ずると判定する
請求項5記載の伝送装置。
【請求項7】
ローカル発振器を含み、該ローカル発振器からのローカル信号を用いて信号の周波数変換を行う機能を有する伝送装置に適用される異常検出方法であって、
周波数変換後の信号が占める周波数帯域の上端および下端のずれに基づいて、前記ローカル発振器の異常を検出する
異常検出方法。
【請求項8】
OFDMに基づく信号の送信または受信を行い、ローカル発振器を含み、該ローカル発振器からのローカル信号を用いて信号の周波数変換を行う機能を有する伝送装置に適用される異常検出方法であって、
前記OFDMにおけるパイロットキャリアの自己相関と、該パイロットキャリア以外の各キャリアの自己相関との関係に基づいて、前記ローカル発振器の異常を検出する
異常検出方法。
【請求項9】
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の伝送装置が複数設けられ、
複数の伝送装置のいずれかの出力を選択する切替手段を備える
伝送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、周波数変換機能を有する伝送装置および異常検出方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
周波数変換機能を有する伝送装置がある(例えば、特許文献1参照)。伝送装置は、無線送信装置または無線受信装置である。以下、無線送信装置を送信機という。また、無線受信装置を受信機という。
【0003】
特許文献1に記載された無線伝送装置は、ローカル発振器と周波数混合器とを有する。周波数混合器は、入力信号とローカル発振器からのローカル信号とを混合して、入力信号の周波数よりも高い周波数の信号を生成する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-151553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
周波数変換機能を有する送信機の放送設備への適用を想定する。放送設備では、送信機について、現用系と待機系とからなる冗長構成が採用される。受信機についても、現用系と待機系とからなる冗長構成が採用される。
【0006】
送信機のローカル発振器に着目すると、現用系の送信機のローカル発振器に故障が生じたことが確認されると、稼働系が待機系に切り替えられる。現用系の送信機に関して通信異常が検出されると、例えば、送信機が検査場所に引き取られる。そして、検査場所において、送信機の複数の構成要素の各々に異常が生じていないか確認される。複数の構成要素には、ローカル発振器も含まれる。
【0007】
ローカル発振器に着目すると、一般に、ローカル発振器が故障して現用系の送信機に関して通信異常が発生しないと、待機系の送信機に切り替えられない。
【0008】
しかし、ローカル発振器において一時的な障害が発生したときには、検査場所において、ローカル発振器の異常が再現しないことがある。また、送信機の設置場所において生じている、他の機器からの妨害波や、送信機の付属設備からの雑音の混入や、送信機に対する振動が通信異常の原因である場合には、検査場所において、ローカル発振器の異常が再現しない。
【0009】
そのために、異常の原因を解明するのに長時間を要する。その結果、異常の原因解明を含む修理コストが大きくなる。
【0010】
なお、以上の説明は、ローカル発振器を有する受信機にも当てはまる。
(【0011】以降は省略されています)

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