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公開番号2024128154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2024114131,2021097060
出願日2024-07-17,2021-06-10
発明の名称ホームドア
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B61B 1/02 20060101AFI20240912BHJP(鉄道)
要約【課題】本開示は、扉が閉じた状態のときに、扉を支持する部分にかかる荷重を抑制することを目的とする。
【解決手段】本開示は、戸袋と扉との間に介在する案内支持部により扉をスライド式に移動させて乗降通路を開閉するホームドアであって、戸袋は、本体部と、本体部における扉の閉方向側の端部の上部及び下部のうち、案内支持部が配置される位置に対応する部分に設けられ、端部から扉の閉方向側に突出する戸先収容部とを有し、案内支持部は、戸袋及び扉のうち一方に設けられ、扉の開閉方向に沿って延びる案内部と、戸袋及び扉のうち他方に設けられ、案内体に案内され、扉の荷重を支持する支持部とを有し、扉が開いた状態のときに、扉の戸先部材と、戸袋の本体部における扉の閉方向側の端部との間に隙間が形成され、扉が閉じた状態のときに、支持部が戸袋の戸先収容部に収容される。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
プラットホームに所定の間隔を空けて複数設けられる戸袋と、
前記戸袋に収容され、スライド式に移動することで乗降通路を開閉する扉と、
を備えるホームドアであって、
前記戸袋は、第1の戸袋と、前記第1の戸袋と隣接して設けられる第2の戸袋を有し、
前記扉は、前記第1の戸袋に収納される第1の扉と、前記第2の戸袋に収納される第2の扉を有し、
前記第1の扉と前記第2の扉のそれぞれの戸先は、弾性部材により覆われ、
前記第1の扉の戸先を覆う第1の弾性部材は、上方から視たときの形状が半円形状であり、前記第2の扉の戸先を覆う第2の弾性部材は、上方から視たときの形状が四角形状または角部がR面取りされた四角形状であり、
前記第1の戸袋及び前記第2の戸袋は、前記第1の扉及び前記第2の扉が閉じた状態のときに、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材のそれぞれの先端部が対向するように設けられる、
ホームドア。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第2の弾性部材の前記先端部には、前記プラットホーム側から軌道側に向けて直線状に延びる平坦面が設けられており、
前記第1の扉及び前記第2の扉が閉じた状態のときに、前記第1の弾性部材の前記先端部である半円形状の頂点が、前記平坦面と対向する、
請求項1に記載のホームドア。
【請求項3】
前記第1の扉及び前記第2の扉が閉じた状態のときに、前記半円形状の頂点が、前記平坦面と当接する、
請求項2に記載のホームドア。
【請求項4】
前記第1の扉及び前記第2の扉が閉じた状態のときに、前記半円形状の頂点が、前記平坦面と所定の間隔を空けて近接する、
請求項2に記載のホームドア。
【請求項5】
前記第1の弾性部材及び前記第2の弾性部材は、前記プラットホーム側から見たときの形状が四角形状である、
請求項1に記載のホームドア。
【請求項6】
前記第1の扉の位置が、前記第2の扉の位置よりも軌道側またはプラットホーム側の位置にずれて設けられる、
請求項1に記載のホームドア。
【請求項7】
前記扉は、
前記扉の開閉方向に延び、鉛直方向に間隔をあけて配置される扉上部横梁及び扉下部横梁と、
前記扉上部横梁及び前記扉下部横梁の戸先側の端部に接合される戸先部材と、を有し、
前記弾性部材は前記戸先部材を覆い、
前記扉が開いた状態のときに、前記扉の前記戸先部材と、前記戸袋における前記扉の閉方向側の端部との間に隙間が形成される、
請求項1から6のいずれか1項に記載のホームドア。
【請求項8】
前記戸袋と前記扉との間に介在し、前記扉をスライド式に移動させる案内支持部と、をさらに備え、
前記戸袋は、
本体部と、
前記本体部における前記扉の閉方向側の端部の上部及び下部のうち、前記案内支持部が配置される位置に対応する部分に設けられ、前記端部から前記扉の閉方向側に突出する戸先収容部とを有し、
前記案内支持部は、
前記戸袋及び前記扉のうち一方に設けられ、前記扉の開閉方向に沿って延びる案内部と、
前記戸袋及び前記扉のうち他方に設けられ、前記案内部に案内され、前記扉にかかる荷重を支持する支持部とを有し、
前記扉が開いた状態のときに、前記扉の前記戸先部材と、前記戸袋の前記本体部における前記扉の閉方向側の前記端部との間に隙間が形成され、
前記扉が閉じた状態のときに、前記支持部が前記戸袋の前記戸先収容部に収容される、 請求項7に記載のホームドア。
【請求項9】
前記戸先収容部は、前記本体部の前記扉の閉方向側の端部の上部に設けられ、
前記扉上部横梁は、少なくとも一部が前記戸先収容部に収容され、前記扉上部横梁の下端部が前記戸先収容部の下端部より上側に位置するように配置され、
前記戸先収容部には、前記戸先収容部の前記扉の閉方向側の端部の下側角部を面取りして形成され、前記扉が開いた状態のときに、前記扉の前記戸先部材との間に隙間が形成される面取部が設けられ、
前記扉上部横梁の下端部は、前記面取部の上端部より下側に位置するように配置される、
請求項8に記載のホームドア。
【請求項10】
前記戸先収容部は、前記本体部の前記扉の閉方向側の端部の下部に設けられ、
前記扉下部横梁は、少なくとも一部が前記戸先収容部に収容され、前記扉下部横梁の上端部が前記戸先収容部の上端部より下側に位置するように配置され、
前記戸先収容部には、前記戸先収容部の前記扉の閉方向側の端部の上側角部を面取りして形成され、前記扉が開いた状態のときに、前記扉の前記戸先部材との間に隙間が形成される面取部が設けられ、
前記扉下部横梁の上端部は、前記面取部の下端部より上側に位置するように配置される、
請求項8に記載のホームドア。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プラットホームに設置されるホームドアに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
駅のプラットホームには、乗客の転落等を防止するため、プラットホームの端部に沿って複数のホームドアが設けられる。ホームドアは、プラットホーム上に固定される戸袋と、戸袋に収納される扉とを備え、扉がスライド式に移動して戸袋の開口部から進退することにより、隣接する戸袋間の乗降通路を開閉する。扉の一例として、扉の開閉方向に延びる複数の水平部材を鉛直方向に間隔を空けて配置し、鉛直方向に延びる戸先部材で複数の水平部材の端部を連結したフレーム構造を有するものが知られている。
【0003】
このような構成のホームドアは、扉が戸袋に収納されるときに、扉の戸先部材と戸袋との間に手又は荷物等が挟まれるのを防止するため、扉が開いた状態であっても、扉の戸先が戸袋から突出して戸先部材と戸袋との間に隙間が生じる状態に保たれる。そのため、乗降通路の幅は、隣接する戸袋の間隔よりも、扉の戸先が戸袋から突出する長さの分だけ狭くなる。
【0004】
これに対し、特許文献1には、戸袋のプラットホーム側及び軌道側の面に、戸袋の開口部から扉の開方向側に延びる切り欠きを設け、扉の上下方向の大きさを切り欠きの上下方向の大きさよりも小さく設定し、切り欠きに対応する位置を扉がスライド式に移動するように構成したホームドアが開示されている。このような構成により、扉が開いた状態のときに、扉の戸先を戸袋から突出させることなく、扉の戸先部材と切り欠きの底部との間に隙間を確保することができるので、乗降通路の幅が狭くなるのを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3306055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のホームドアは、乗客が扉にもたれる等して扉に荷重がかかった場合、切り欠きの底部に対応する位置よりも扉の開方向側の位置で、扉にかかる荷重を支える。このようなホームドアでは、戸袋に切り欠きが設けられていない場合と比較して、戸先から荷重を支える部分までの距離が長くなり、扉にかかる荷重が大きくなる。そのため、戸袋を長くしたり重くしたりする必要があり、設計上の制約が生じる。
【0007】
本開示は、上述した課題を解決するためになされたものであり、フレーム構造の扉を備えるホームドアにおいて、扉が開いた状態のときに、乗降通路の幅が狭くなるのを防止するとともに扉の戸先部材と戸袋との間に隙間を形成して手又は荷物等が挟まれるのを防止し、扉が閉じた状態のときに、扉を支持する部分にかかる荷重を抑制することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係るホームドアは、戸袋と、戸袋に収容され、スライド式に移動することで乗降通路を開閉する扉と、戸袋と扉との間に介在し、扉をスライド式に移動させる案内支持部と、を備えるホームドアであって、戸袋は、本体部と、本体部における扉の閉方向側の端部の上部及び下部のうち、案内支持部が配置される位置に対応する部分に設けられ、端部から扉の閉方向側に突出する戸先収容部とを有し、扉は、扉の開閉方向に延び、鉛直方向に間隔をあけて配置される扉上部横梁及び扉下部横梁と、扉上部横梁及び扉下部横梁の戸先側の端部に接合される戸先部材とを有し、案内支持部は、戸袋及び扉のうち一方に設けられ、扉の開閉方向に沿って延びる案内部と、戸袋及び扉のうち他方に設けられ、案内体に案内され、扉の荷重を支持する支持部とを有し、扉が開いた状態のときに、扉の戸先部材と、戸袋の本体部における扉の閉方向側の端部との間に隙間が形成され、扉が閉じた状態のときに、支持部が戸袋の戸先収容部に収容されるホームドアである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、フレーム構造の扉を備えるホームドアにおいて、扉が開いた状態のときに、乗降通路の幅が狭くなるのを防止するとともに扉の戸先部材と戸袋との間に隙間を形成して手又は荷物等が挟まれるのを防止し、扉が閉じた状態のときに、扉を支持する部分にかかる荷重を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係るホームドアの構成を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの内部構成を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成の変形例を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成の変形例を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成の変形例を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成の変形例を示す図である。
実施の形態1に係るホームドアの構成の変形例を示す図である。
実施の形態2に係るホームドアの構成を示す図である。
実施の形態2に係るホームドアの構成の変形例を示す図である。
実施の形態3に係るホームドアの構成を示す図である。
実施の形態3に係るホームドアの構成を示す図である。
ホームドアの戸先の位置がずれた状態を示す説明図である。
実施の形態4に係るホームドアの構成を示す図である。
規制部を備えないホームドアの構成を示す図である。
実施の形態4に係るホームドアの動作を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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