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公開番号2024125553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033432
出願日2023-03-06
発明の名称食器洗浄機
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47L 15/46 20060101AFI20240911BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】ネズミが引き起こすホース体の損傷による水漏れが起こる可能性を低減し、二次被害の発生を抑制することができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】厨房家具に前方から挿入し、厨房家具の設置面に載置される筐体と、筐体に収容され、前方方向への引き出し移動が可能な本体と、筐体外に設けられた給水あるいは排水のための配管と接続される、本体後方に接続されて収容されるホース体と、動く物体、いわゆる動体を検出する動体検出手段と、超音波を発振する超音波発振装置と、動体検出手段の検出結果により、超音波発振装置を制御する制御部と、を備え、動体検出手段は、ホース体が存在する全範囲において動体の検出が可能で、ホース体が存在する全範囲において、動体検出手段が動体を検出したとき、制御部は、超音波発振装置に、ホース体が存在する全範囲に向けて超音波を発振させるものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
厨房家具に前方から挿入し、前記厨房家具の設置面に載置される筐体と、
該筐体に収容され、前記筐体に収容された状態から前方方向への引き出し移動が可能な本体と、
前記筐体外に設けられた給水あるいは排水のための配管と接続される、前記本体後方に接続されて収容されるホース体と、
動く物体、いわゆる動体を検出する動体検出手段と、
超音波を発振する超音波発振装置と、
前記動体検出手段の検出結果により、前記超音波発振装置を制御する制御部と、を備え、
前記動体検出手段は、前記ホース体が存在する全範囲において前記動体の検出が可能で、前記ホース体が存在する全範囲において、前記動体検出手段が前記動体を検出したとき、前記制御部は、前記超音波発振装置に、前記ホース体が存在する全範囲に向けて超音波を発振
させる食器洗浄機。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記超音波発振装置は、発振する超音波の周波数を可変できる請求項1に記載の食器洗浄機。
【請求項3】
前記超音波発振装置は、超音波を断続して発振することができる請求項1に記載の食器洗浄機。
【請求項4】
前記超音波発振装置は、発振する超音波の周波数を可変させて、断続あるいは連続して発振することができる請求項1に記載の食器洗浄機。
【請求項5】
前記超音波発振装置は、取付位置を変更可能に本体あるいは筐体の何れかに取り付けられた請求項2~請求項4何れか1項に記載の食器洗浄機。
【請求項6】
前記制御部は、計時手段を備え、
前記制御部は、前記超音波発振装置が発振を開始してからあらかじめ設定された時間を経過したら超音波の発振を停止する請求項2~請求項4何れか1項に記載の食器洗浄機。
【請求項7】
前記制御部は、計時手段を備え、
前記制御部は、前記動体検出手段が前記動体を検出してからあらかじめ設定された時間を経過したら、前記超音波発振装置の超音波の発振を停止する請求項2~請求項4何れか1項に記載の食器洗浄機。
【請求項8】
前記超音波発振装置が発振する超音波の周波数帯は20kHz以上50kHz以下である請求項2~請求項4何れか1項に記載の食器洗浄機。
【請求項9】
前記動体検出手段は、非接触式の検出手段である請求項1に記載の食器洗浄機。
【請求項10】
前記本体は、前記超音波発振装置が超音波を発振したとき、超音波を発振したことを外部の通信端末に通知する通信手段を備える請求項6に記載の食器洗浄機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、システムキッチンに組み込まれて食器の洗浄を行う食器洗浄機に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から厨房家具(システムキッチン)に組み込まれて使用される食器の洗浄、乾燥を行う食器洗浄機において、本体の後方に接続されているホース体と、給水あるいは排水のために本体外の配管と接続して、水の給水、排水を行うものが知られている。(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-315714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された従来の食器洗浄機を含め、食器洗浄機の本体外から食器洗浄用の水を給水するため、また、食器洗浄に使用した水を本体外に排出するために、食器洗浄機の本体後方に接続されているホース体と本体外の配管との接続が必要となる。タンク式の給水手段を有し、システムキッチンのシンクに直接排水するタイプの少人数向けの食器洗浄機もあるが、システムキッチンに組み込まれて使用される食器洗浄機は、概ねホース体と本体外の配管との接続が必要となるものである。
【0005】
ホース体は食器洗浄機の本体後方に接続されていることから、システムキッチンに収容してしまうと使用者からは視認することが困難な位置に置かれている。そしてシステムキッチンに組み込まれて使用される食器洗浄機の場合、洗浄性能を向上させるため、常温の水ではなく給湯器などから供給される加温した温水を使用する場合が多く、食器洗浄機を使用するときに、給水のためのホース体の周辺は温度が高くなることがある。
【0006】
また、食器を洗浄するときに、洗浄性能を向上させるため、給水された温水をさらに加温して使用してから排水するので、排水のためのホース体の周辺も温度が高くなることがあるので、システムキッチンに収容された本体のホース体の存在する後方の空間は、その他の空間よりも温度が高くなることがある。
【0007】
システムキッチンの後方空間には、暖かいところを好む小型の生物、例えば、ネズミが寄ってくることがあり、ネズミがホース体をかじるなどして破損させる事象が発生することがある。ホース体は柔軟性が必要となるため、加硫されたゴム、あるいは軟質塩化ビニルなどの柔軟性を有する材質の部材で形成されていることが多く、明確な理由は分からないが、温水が流れることがあるので暖かくなることや、排水には残渣などが含まれその匂いにネズミが寄ってくるのではないかと思われ、そこで長くなった歯を研ぐためにホース体をかじることがあると思われる。
【0008】
ホース体はネズミにかじられて損傷したりすると水漏れが起こる可能性があり、水漏れによる機器の不具合や床の汚損など二次被害が生じる虞があるが、前述のようにホース体は食器洗浄機の本体後方に接続されていることから、システムキッチンに収容してしまうと使用者からは視認することが困難な位置に置かれているため、水漏れによる機器の不具合や床の汚損などに気付くことが遅くなるという虞がある。
【0009】
本開示は、上述の課題を解決するものであり、ネズミが引き起こすホース体の損傷による水漏れが起こる可能性を低減し、二次被害の発生を抑制することができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る食器洗浄機は、厨房家具に前方から挿入し、厨房家具の設置面に載置される筐体と、筐体に収容され、筐体に収容された状態から前方方向への引き出し移動が可能な本体と、筐体外に設けられた給水あるいは排水のための配管と接続される、本体後方に接続されて収容されるホース体と、動く物体、いわゆる動体を検出する動体検出手段と、超音波を発振する超音波発振装置と、動体検出手段の検出結果により、超音波発振装置を制御する制御部と、を備え、動体検出手段は、ホース体が存在する全範囲において動体の検出が可能で、ホース体が存在する全範囲において、動体検出手段が動体を検出したとき、制御部は、超音波発振装置に、ホース体が存在する全範囲に向けて超音波を発振させるものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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