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公開番号2024104130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008207
出願日2023-01-23
発明の名称貯湯式給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F24H 4/02 20220101AFI20240726BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】使用可能な機能と使用不可の機能をユーザーが視覚的に確認できる使用可否表示機能を備えて、貯湯タンクの温水を有効に活用できるようにして、利便性を向上させた貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】貯湯式給湯機35は、ヒートポンプユニット7で加熱された温水を貯留する貯湯タンク8と、ヒートポンプユニット7および貯湯タンク8に接続されたポンプ類、弁類を制御して、貯湯タンク8の沸き上げおよび温水を利用する各機能を実行する制御部36と、表示画面60に各機能が表示され、これらの各機能から選択された機能の実行を制御部36に対して指示するリモコン44とを備える。さらに制御部36は、各機能が使用可能な機能か使用不可の機能かを判別し、リモコン44は、使用可能な機能および使用不可の機能を、表示画面60でユーザーが確認可能にする使用可否表示機能を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ヒートポンプユニット、
前記ヒートポンプユニットで加熱された温水を貯留する貯湯タンク、
前記ヒートポンプユニットおよび前記貯湯タンクに接続されたポンプ類、弁類を制御して、前記貯湯タンクの沸き上げおよび前記貯湯タンクに貯留された温水を利用する各機能から選択された機能に対応する動作を制御する制御部、
表示画面に前記各機能が表示され、前記各機能から少なくとも1つの機能を選択して、前記制御部に対して、前記選択された機能に対応する動作を指示するリモコン、
を備えた貯湯式給湯機であって、
前記制御部は、前記貯湯式給湯機が有する前記各機能が、使用可能な機能か使用不可の機能かを判別し、
前記リモコンは、前記使用可能な機能および前記使用不可の機能を、前記表示画面で確認可能に表示する使用可否表示機能を備えた、
貯湯式給湯機。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記各機能は、前記表示画面にアイコンで表示され、前記使用可否表示機能は、ユーザーが判別可能なように、前記使用可能な機能に対応した前記アイコンの表示と前記使用不可の機能に対応した前記アイコンの表示を異なる表示とした、
請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項3】
前記異なる表示は、前記アイコンの白黒反転による表示、前記アイコンの異なる色による表示、前記アイコンの点灯の有無による表示、あるいは前記アイコンのマークの有無の表示のうちの少なくともいずれか1つの表示を含む、
請求項2に記載の貯湯式給湯機。
【請求項4】
前記制御部は、前記貯湯タンクに貯留された温水の湯量に対する前記各機能における使用可能な湯量を算出して使用可能情報として出力し、前記リモコンは、出力された前記使用可能情報を前記リモコンの前記表示画面に表示する、
請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項5】
前記使用可能情報は、使用可能時間、使用可能湯量または使用可能回数の少なくともいずれか一つである、
請求項4に記載の貯湯式給湯機。
【請求項6】
前記制御部は、前記ヒートポンプユニットの不具合により、前記貯湯タンクの沸き上げができない場合に、前記貯湯タンクに貯留されている温水を供給可能にする非常モードをさらに備え、
前記非常モードを実行する場合には、
前記制御部は、前記貯湯タンクの湯切れ報知機能を無効にし、
前記リモコンの前記使用可否表示機能は、前記使用不可の機能のうち、前記貯湯タンクに貯留された温水を利用する機能については、前記使用可能な機能に変更して前記リモコンの前記表示画面に表示する、
請求項1に記載の貯湯式給湯機。
【請求項7】
前記非常モードの実行は、前記リモコンの前記表示画面に前記非常モードの実行可否の選択肢が表示され、ユーザーが前記非常モードの実行可否の選択肢から前記非常モードを選択する、
請求項6に記載の貯湯式給湯機。
【請求項8】
前記制御部は、前記非常モードの実行を待機する機能をさらに備えるとともに、前記リモコンの前記表示画面には前記非常モードの待機の選択肢が表示され、
前記ユーザーが前記非常モードの待機の選択肢から待機を選択すると、前記制御部は、前記非常モードの実行を一定時間停止し、前記一定時間経過後に、再度、前記リモコンの前記表示画面に前記非常モードの実行可否の選択肢を表示する、
請求項7に記載の貯湯式給湯機。
【請求項9】
前記制御部は、前記非常モードの動作中であって、
前記貯湯式給湯機の電源を停止して再起動する場合には、前記電源を再投入する前に設定していた前記非常モードを強制的に解除させ、前記貯湯式給湯機の前記電源を停止せずに再起動する場合には、前記リモコンの前記表示画面から前記非常モードの解除をユーザーが選択可能にした、
請求項7に記載の貯湯式給湯機。
【請求項10】
前記制御部は、無線通信端末との無線通信手段をさらに備え、前記リモコンが有する機能を前記無線通信端末にも備え、前記リモコンが有する機能を前記無線通信端末でも使用可能にした、
請求項1から9のいずれか1項に記載の貯湯式給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、貯湯式給湯機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
貯湯式給湯機の熱源として利用されるヒートポンプユニットは、一般に屋外に設置される。そのため台風、地震等の自然災害によって、ヒートポンプユニットが転倒、破損および断線等の被害を受けて、貯湯式給湯機が備える貯湯タンクの沸き上げができなくなる場合がある。
【0003】
特許文献1には、熱源機が動作しない異常が発生したときに動作する非常モードを備え、非常モード動作時には、貯湯タンクの温水に対する給水比率を通常時より大きくして設定温度より低い温水を供給することにより、貯湯タンクの温水の利用時間を延長する給湯システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-204820号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般に貯湯式給湯機には、例えばシャワーおよびキッチンへの給湯、浴槽への湯張り、浴槽の保温および追い焚きなどの複数の用途があり、それぞれの用途に対して必要な湯量は異なる。特許文献1に開示された給湯システムは、貯湯タンクの温水を使い切るまで、貯湯式給湯機の複数の用途のうち、どの用途であれば利用可能であるかの区別をしていない。そのため、例えば、ユーザーが湯張りなどの多くの湯量を必要とする操作を行うと、貯湯タンクの温水を短時間で使い果たしてしまうという問題があり、ユーザーにとって利便性に欠ける。
【0006】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、貯湯式給湯機が備える機能のうち、使用可能な機能と使用不可の機能を確認できる使用可否表示機能を備えて、貯湯タンクの温水を有効に活用できるようにすることで、利便性を向上させた貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示にかかる貯湯式給湯機は、ヒートポンプユニットと、ヒートポンプユニットで加熱された温水を貯留する貯湯タンクと、ヒートポンプユニットおよび貯湯タンクに接続されたポンプ類、弁類を制御して、貯湯タンクの沸き上げおよび貯湯タンクに貯留された温水を利用する各機能から選択された機能に対応する動作を制御する制御部と、表示画面に各機能が表示され、各機能から少なくとも1つの機能を選択して、制御部に対して、選択された機能に対応する動作を指示するリモコンと、を備える。さらに制御部は、貯湯式給湯機が有する各機能が、使用可能な機能か使用不可の機能かを判別し、リモコンは、使用可能な機能および使用不可の機能を、表示画面で確認可能に表示する使用可否表示機能を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ユーザーは、使用可能な機能と使用不可の機能を確認して、貯湯タンクの温水を有効に活用できるので、ユーザーの利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1における貯湯式給湯機を示す構成図である。
実施の形態1における貯湯式給湯機の制御部を示す構成図である。
実施の形態1における使用可否表示機能を備えるリモコン表示画面を示すイメージ図である。
実施の形態1における使用可能情報を表示したリモコンの表示画面の一例を示すイメージ図である。
実施の形態1における非常モード開始をユーザーに確認する際のリモコンの表示画面を示すイメージ図である。
実施の形態1における非常モード動作中のリモコンの表示画面を示すイメージ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。なお以下の説明において、ヒートポンプをHP(Heat Pump)と称する場合がある。また水は加熱前の常温の水の状態を指し、水道水と言う場合がある。また湯は加熱後の水の状態を指し、温水と言う場合がある。また、温水は、温水の温度に応じて高温水、中温水および低温水と言う場合がある。中温水は高温水よりも温度が低く、低温水よりも温度が高い湯の状態を言う。
(【0011】以降は省略されています)

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