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公開番号2024126811
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035465
出願日2023-03-08
発明の名称端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 43/02 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線と端子との接合部位において適正な導通性能を確保することができる端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線を提供することを目的とする。
【解決手段】端子付き電線製造方法は、電線100の導体部110をホーン400から露出させた状態で配置する配置工程(ステップS1)と、ホーン400から露出して位置する部位を治具500で圧縮して位置決めする位置決め工程(ステップS2)と、導体部110が治具500で位置決めされている状態で、端子200に対して導体部110を超音波接合させる接合工程(ステップS3)とを含む。また、端子付き電線製造方法によって製造された端子付き電線1の導体部110は、素線110a同士が圧縮されて位置決めされた位置決め部分111aと、導体部110が治具500で位置決めされている状態で、端子200に対して超音波接合された接合部分111bとを含んで構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1金型に導電性を有する端子を配置し、導電性を有する複数の素線からなる電線の導体部の端末を、超音波振動を印加する第2金型から露出させて前記端子上に配置する配置工程と、
前記導体部において前記第2金型から露出して位置する部位を治具で圧縮し、当該部位を位置決めする位置決め工程と、
前記導体部の前記端末が前記治具で圧縮され位置決めされている状態で、前記導体部及び前記端子を前記第1金型と前記第2金型とで挟み込み、当該第2金型に超音波振動を印加することで前記端子に対して前記導体部を超音波接合させる接合工程とを含むことを特徴とする、
端子付き電線製造方法。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記治具において前記導体部に当接して圧縮する端部は、面取り部分を含んで構成される、
請求項1に記載の端子付き電線製造方法。
【請求項3】
導電性を有する複数の素線からなる電線と、
前記電線の導体部が超音波接合される端子とを備え、
前記導体部は、端末に形成され素線同士が圧縮されて位置決めされた位置決め部分と、前記端子に対して超音波接合された接合部分とを含んで構成されることを特徴とする、
端子付き電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、電線と、当該電線を構成する芯線が超音波溶接される芯線溶接部を含んで構成される端子とを備え、芯線溶接部の前端に凹凸からなる第1位置決め部が設けられ、かつ、芯線溶接部の範囲内で且つ第1位置決め部の後方に凹部または凸部からなる第2位置決め部が設けられている、端子付き電線が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-185283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の特許文献1に記載の端子付き電線は、端子に対して芯線(電線の導体部)を超音波接合させる際に、超音波振動を印加する金型から伝播する振動よって芯線の位置がずれてしまう場合があり、この場合、電線と端子との間で適正な導通領域を確保することができない虞がある。そのため、電線と端子との接合部位における導通性能に関して更なる改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、電線と端子との接合部位において適正な導通性能を確保することができる端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線を提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線製造方法は、第1金型に導電性を有する端子を配置し、導電性を有する複数の素線からなる電線の導体部の端末を、超音波振動を印加する第2金型から露出させて前記端子上に配置する配置工程と、前記導体部において前記第2金型から露出して位置する部位を治具で圧縮し、当該部位を位置決めする位置決め工程と、前記導体部の前記端末が前記治具で圧縮され位置決めされている状態で、前記導体部及び前記端子を前記第1金型と前記第2金型とで挟み込み、当該第2金型に超音波振動を印加することで前記端子に対して前記導体部を超音波接合させる接合工程とを含むことを特徴とする。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る端子付き電線は、導電性を有する複数の素線からなる電線と、前記電線の導体部が超音波接合される端子とを備え、前記導体部は、端末に形成され素線同士が圧縮されて位置決めされた位置決め部分と、前記端子に対して超音波接合された接合部分とを含んで構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る端子付き電線製造方法、及び、端子付き電線は、電線と端子との接合部位において適正な導通性能を確保することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る端子付き電線製造方法を表すフローチャートである。
図2は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の配置工程を表す模式的な平面図である。
図3は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の位置決め工程を表す模式的な側面図である。
図4は、実施形態に係る端子付き電線製造方法の接合工程を表す模式的な側面図であり、端子付き電線製造方法によって製造される端子付き電線を表す図である。
図5は、変形例に係る端子付き電線製造方法を表す模式的な図である。
図6は、変形例に係る端子付き電線製造方法を表す模式的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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