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公開番号2024126668
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035222
出願日2023-03-08
発明の名称回転電機及び回転電機用コイル片
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人坂本国際特許商標事務所
主分類H02K 3/34 20060101AFI20240912BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】コイルの絶縁性を損なうことなく、コイルの放熱性を高める。
【解決手段】 導体部が絶縁被覆で覆われる複数のコイル片により形成されるコイルと、複数のティースを周方向に沿って有し、複数のティースにコイルが巻装される鉄心とを含み、コイル片の少なくとも一部において、導体部は、第1凹凸部を表面に有し、絶縁被覆は、導体部の第1凹凸部に沿う第2凹凸部を表面に有する、回転電機が開示される。コイル片は、好ましくは、周方向でティース間に形成されるスロット内に延在する第1部位と、鉄心の軸方向端面から軸方向外側に露出する第2部位とを含み、コイル片の少なくとも一部は、第1部位を含まずに、第2部位の略全体を含んでよい。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
導体部が絶縁被覆で覆われる複数のコイル片により形成されるコイルと、
複数のティースを周方向に沿って有し、前記複数のティースに前記コイルが巻装される鉄心とを含み、
前記コイル片の少なくとも一部において、前記導体部は、第1凹凸部を表面に有し、
前記絶縁被覆は、前記導体部の前記第1凹凸部に沿う第2凹凸部を表面に有する、回転電機。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記コイル片は、周方向で前記ティース間に形成されるスロット内に延在する第1部位と、前記鉄心の軸方向端面から軸方向外側に露出する第2部位とを含み、
前記コイル片の少なくとも一部は、前記第2部位の少なくとも一部を含む、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記コイル片は、周方向で前記ティース間に形成されるスロット内に延在する第1部位と、前記鉄心の軸方向端面から軸方向外側に露出する第2部位とを含み、
前記コイル片の少なくとも一部は、前記第1部位を含まずに、前記第2部位の略全体を含む、請求項1に記載の回転電機。
【請求項4】
少なくとも一部において第1凹凸部を表面に有する導体部と、
前記導体部を覆い、前記導体部の前記第1凹凸部に沿う第2凹凸部を表面に有する絶縁被覆とを備える、回転電機用コイル片。
【請求項5】
複数のティースを周方向に沿って有する鉄心に組み付け可能であり、
前記鉄心への組み付け状態において、周方向で前記ティース間に形成されるスロット内に延在する第1部位と、前記鉄心の軸方向端面から軸方向外側に露出する第2部位とを含み、
前記コイル片の少なくとも一部は、前記第2部位の少なくとも一部を含む、請求項4に記載の回転電機用コイル片。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機及び回転電機用コイル片に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
コイルの曲げ成形箇所においては屈曲により応力が発生するため、かかる応力を低減すべく、コイルの曲げ成形箇所(屈曲部)において導体部に凹凸部を形成し、導体部と絶縁被覆との間の密着性を高める技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-011097号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来技術では、導体部と絶縁被覆との間の密着性を高める技術であり、絶縁被覆を介して導体部の熱を外部に放出する際のコイルの放熱性能を高めることが難しい。他方、コイルの放熱性能を高めるために、絶縁被覆に凹凸部を形成する場合、絶縁被覆の絶縁性能が低下するおそれがある。特に、コイルエンドにおいては、高い放熱性と高い絶縁性の、相反する特性の向上が望まれる。
【0005】
そこで、1つの側面では、本開示は、コイルの絶縁性を損なうことなく、コイルの放熱性を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1つの側面では、導体部が絶縁被覆で覆われる複数のコイル片により形成されるコイルと、
複数のティースを周方向に沿って有し、前記複数のティースに前記コイルが巻装される鉄心とを含み、
前記コイル片の少なくとも一部において、前記導体部は、第1凹凸部を表面に有し、
前記絶縁被覆は、前記導体部の前記第1凹凸部に沿う第2凹凸部を表面に有する、回転電機が提供される。
【発明の効果】
【0007】
1つの側面では、本開示によれば、コイルの絶縁性を損なうことなく、コイルの放熱性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一実施例によるモータの断面構造を概略的に示す断面図である。
ステータコアの単品状態の平面図である。
ステータコアに組み付けられる1対のコイル片を模式的に示す図である。
一のコイル片の概略正面図である。
図4のラインA-Aに沿った断面図である。
図4のラインB-Bに沿った断面図である。
本実施例のステータの製造方法を概略的に示すフローチャートである。
電着塗装工程の概要の説明図である。
電着槽内に浸漬されたワークの状態を模式的に示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
【0010】
図1は、一実施例によるモータ1(回転電機の一例)の断面構造を概略的に示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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