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公開番号2024158913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023074540
出願日2023-04-28
発明の名称バッテリ冷却装置
出願人株式会社アイシン
代理人弁理士法人R&C
主分類H01M 10/6556 20140101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】バッテリモジュールの部品点数を増加させずに、バッテリを効率よく冷却することのできるバッテリ冷却装置を提供する。
【解決手段】バッテリBを冷却するバッテリ冷却装置Aであって、並設されてバッテリBを構成する複数のセル1と、隣り合うセル1の間に配置されセル1を冷却するプレート部材2と、複数のセル1及びプレート部材2を拘束し、バッテリモジュールMを形成する拘束部材Rと、を備え、拘束部材Rは、冷却液Cが流通する流通路32,42を有し、プレート部材2は、流通路32,42と連通する冷却流路23を有するバッテリ冷却装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリを冷却するバッテリ冷却装置であって、
並設されて前記バッテリを構成する複数のセルと、
隣り合う前記セルの間に配置され前記セルを冷却するプレート部材と、
前記複数のセル及び前記プレート部材を拘束し、バッテリモジュールを形成する拘束部材と、を備え、
前記拘束部材は、冷却液が流通する流通路を有し、
前記プレート部材は、前記流通路と連通する冷却流路を有するバッテリ冷却装置。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記プレート部材は、前記バッテリの上面に配置される前記拘束部材と接触しており、前記流通路に接続され、前記冷却液が流入する流入口と、前記冷却液が流出する流出口と、を有する請求項1に記載のバッテリ冷却装置。
【請求項3】
前記流入口は、前記冷却液の流れる方向に向かって内径が小さくなるように構成されたテーパー部を有する請求項2に記載のバッテリ冷却装置。
【請求項4】
前記拘束部材は、前記バッテリの上面に配置される上部部材と、前記バッテリの下面に配置される下部部材と、を含んでいる請求項1~3のいずれか一項に記載のバッテリ冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリ冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、走行駆動源としてモータを備えた自動車(ハイブリッド車(HEV:Hybrid Electric Vehicle)、プラグインハイブリッド車(PHEV:Plug-in Hybrid Electric Vehicle)、バッテリ車(BEV:Battery Electric Vehicle)、燃料電池車(FCEV:Fuel Cell Electric Vehicle)等)が普及している。これらの自動車(以下、「電動車」と総称する)はモータを駆動させるためのバッテリを搭載している。
【0003】
通常、電動車に搭載されるバッテリは、複数のセルが併設されたバッテリモジュールを容器に収容したバッテリパックとして構成されている。そのため、バッテリを使用すると、発熱により容器の内部に熱がこもって高温になる。バッテリが高温になると劣化が進みやすくなるので、バッテリを冷却しながら使用して温度上昇を防いでいる。バッテリを確実に冷却するためには、容器内のバッテリのセルを冷却液に接触させることが効果的である。
【0004】
特許文献1に記載のバッテリ冷却装置は、バッテリのセル間に固定部材を配置し、固定部材に形成される流路を流通する冷却液がセルと接触することにより、バッテリを冷却するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国特許第111384465号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
バッテリをバッテリケースへ搭載する際には、複数のセルとその間に配置される固定部材を拘束し、モジュール化する必要がある。特許文献1に記載のバッテリ冷却装置においては、拘束用の部品を新たに配置する必要があるため、部品点数の増加によるコストアップにつながる。また、拘束用の部品を配置するためのスペースが必要となるのでバッテリ冷却装置が大きくなり、配置用のスペースが限られる場合にはバッテリを小型化する必要があるため、エネルギー密度が低下するといった課題が生じる。
【0007】
そこで、バッテリモジュールの部品点数を増加させずに、バッテリを効率よく冷却することのできるバッテリ冷却装置が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るバッテリ冷却装置の特徴構成は、バッテリを冷却するバッテリ冷却装置であって、並設されて前記バッテリを構成する複数のセルと、隣り合う前記セルの間に配置され前記セルを冷却するプレート部材と、前記複数のセル及び前記プレート部材を拘束し、バッテリモジュールを形成する拘束部材と、を備え、前記拘束部材は、冷却液が流通する流通路を有し、前記プレート部材は、前記流通路と連通する冷却流路を有する点にある。
【0009】
本構成では、複数のセルと、複数のセルの間に配置されるプレート部材とを、拘束部材が拘束することによりバッテリモジュールを形成している。拘束部材は冷却液を流通する流通路を有しており、プレート部材は流通路と連通する冷却流路を有している。つまり、バッテリモジュール自体が冷却構造(拘束部材の流通路)を有するので、バッテリモジュールに冷却液の給排用配管等を設置する必要がなく、部品点数や給排用配管等の設置用スペースの削減が可能となる。その結果、バッテリのエネルギー密度を向上させることができ、電動車の航続距離の上昇につながる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第一実施形態に係るバッテリ冷却装置の斜視図である。
図1のII-II線矢視断面図である。
図1のIII-III線矢視断面図である。
第二実施形態に係るバッテリ冷却装置の断面図である。
第三実施形態に係るバッテリ冷却装置の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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