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公開番号2024126470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034855
出願日2023-03-07
発明の名称遮熱カバーの排油構造
出願人株式会社三五
代理人個人,個人
主分類F02B 77/11 20060101AFI20240912BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】遮熱カバーに付着した液体を任意の場所に誘導する遮熱カバーの排油構造を提案する。
【解決手段】遮熱カバー1の縁部に、車両搭載時において、一般面6より低い位置となる窪み領域5を形成し、窪み領域5から遮熱カバー1の端面2a,3aにかけて切り欠き8を形成し、車両搭載時において、切り欠き8の下側で、かつ、この切り欠き8に沿って、受け部材10の樋部12を設けた。
車両搭載時において、樋部12の開口端面12aの下端が、遮熱カバー1の端面2a,3aより外側に突出するようするとよい。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
遮熱カバーの縁部に、車両搭載時において、一般面より低い位置となる窪み領域を形成し、該窪み領域から遮熱カバーの端面にかけて切り欠きを形成し、
車両搭載時において、前記切り欠きの下側で、かつ、この切り欠きに沿って、受け部材の樋部を設けたことを特徴とする遮熱カバーの排油構造。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
車両搭載時において、前記樋部の開口端面の下端が、前記遮熱カバーの端面より外側に突出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の遮熱カバーの排油構造。
【請求項3】
前記受け部材の取付部を、前記遮熱カバーの内側面に、密着固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の遮熱カバーの排油構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遮熱カバーの排油構造に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
内燃機関の排気系を覆う遮熱カバー(ヒートインシュレータ)には、オイルやロングライフクーラント(LLC)などの液体が付着する場合がある。この付着した液体が凝集しつつ遮熱カバー表面を伝って移動し、穴部から機器等の内部に侵入したり、遮熱カバーの端面から離脱して、排気管やセンサ等の高温部へ滴下する虞がある。
【0003】
従来、この付着液体が、穴部からセンサ内部へ侵入する対策として、大径のセンサ取付穴とセンサとの隙間に遮蔽手段をもうけることが提案されている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-291063公報
特開2009-62958公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、遮熱カバーに付着した液体、遮熱カバーの端面から離脱して、排気管やセンサ等の高温部へ滴下する対策は提案されていない。
【0006】
そこで、本発明は、遮熱カバーに付着した液体を任意の場所に誘導する遮熱カバーの排油構造を提供すことを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記の課題を解決するために、本発明は、遮熱カバーの縁部に、車両搭載時において、一般面より低い位置となる窪み領域を形成し、該窪み領域から遮熱カバーの端面にかけて切り欠きを形成し、
車両搭載時において、前記切り欠きの下側で、かつ、この切り欠きに沿って、受け部材の樋部を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
また、車両搭載時において、前記樋部の端面の下端が、遮熱カバーの端面より外側に突出するようにしてもよい。
【0009】
また、前記受け部材の取付部を、前記遮熱カバーの内側面に、密着固定してもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明は、遮熱カバーの縁部に、車両搭載時において、一般面より低い位置となる窪み領域を形成し、該窪み領域から遮熱カバーの端面にかけて切り欠きを形成し、車両搭載時において、前記切り欠きの下側で、かつ、この切り欠きに沿って、受け部材の樋部を設け、車両搭載時において、樋部の端面の下端が、遮熱カバーの端面より外側に突出するようにしたことにより、遮熱カバーに付着した液体を、集約し、他部品に影響を与えない所定の位置に誘導滴下することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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