発明の詳細な説明【技術分野】 【0001】 本開示は、処理装置、処理方法およびプログラムに関する。 続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】 【0002】 データセンタまたは通信ビルなどの屋内網における設計技術がある。データセンタは、多くののラックを収容する。指定されたラックペアが、接続される。通信ビルは、他ビルへの伝送装置を収容する。それらの伝送装置が、接続される。 【0003】 現在、IP(Internet Protocol)またはEthernetなどのパケット交換技術が用いられている。将来的に、光通信などの回線交換技術が用いて、伝送容量や電力効率を改善することが検討されている。 【0004】 回線交換において、接続を要求されたペア間にパスが存在しない場合、ペア間に回線が設定されない。これを閉塞(ブロック)と呼ぶ。 【0005】 TF-Clos(Twisted and Folded Clos Network)と呼ばれる回線交換網構造がある(非特許文献1参照)。非特許文献1は、閉塞が発生することなく、網容量が最大となるように網を設計する方法を開示する。 【先行技術文献】 【非特許文献】 【0006】 T. Mano, T. Inoue, K. Mizutani, and O. Akashi, “Redesigning the nonblocking Clos network to increase its capacity,” IEEE Transactions on Network and Service Management, pp. 1-1, 2022, 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかしながら、実用上は、実際に閉塞が発生する確率(頻度)を十分に低く抑えられるならば、厳密に非閉塞でなくても良い場合がある。 【0008】 非特許文献1は、厳密な非閉塞を条件とするので、閉塞率に理論的な保証を与えて網を設計することができない。また非特許文献1に記載の方法は、非閉塞という条件下で網が設計されるため、網容量を大きくできない場合がある。 【0009】 本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、閉塞率が所定値以下となる条件で網を設計可能な技術を提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本開示の一態様の処理装置は、各入出スイッチの入力端子数かつ出力端子数N、入出スイッチと中間スイッチの合計数a、ターミナル利用率p、および許容閉塞率εの各パラメータを含むパラメータデータを取得する取得部と、各入出スイッチの入力端子数かつ出力端子数Nと入出スイッチと中間スイッチの合計数aを満たし、ターミナル利用率pとなる網において、網が非閉塞となる状態において各入出スイッチに接続するターミナル数の最大値よりも、各入出スイッチに接続するターミナル数が1ずつ増えた場合に閉塞が発生する各確率の合計確率が許容閉塞率εを超えず、各入出スイッチの入力および出力のそれぞれに接続するターミナルの数nと入出スイッチ数kの乗算が最大となるように、各入出スイッチの入力および出力のそれぞれに接続するターミナルの数n、入出スイッチ数k、中間スイッチ数m、および1つの入出スイッチから1つの中間スイッチへのリンク数かつ1つの中間スイッチから1つの入力スイッチへのリンク数vを含む網設計データを出力する算出部を備える。 (【0011】以降は省略されています) この特許をJ-PlatPatで参照する