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公開番号2024125802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033878
出願日2023-03-06
発明の名称光コネクタ、保持部材、および光コネクタの製造方法
出願人日本通信電材株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 6/36 20060101AFI20240911BHJP(光学)
要約【課題】光ケーブルを強固に保持することができる光コネクタを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る光コネクタは、光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線と接続される光ファイバ接続部を備えた光コネクタである。光コネクタは、光ケーブルの外被を固定する外被固定部を備える。外被固定部は、光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線が挿入されるとともに、光ファイバ心線に対して移動可能とされたチューブを保持する保持空間を有するホルダと、ホルダに保持されたチューブを押さえる蓋部と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線と接続される光ファイバ接続部を備えた光コネクタであって、
前記光ケーブルの外被を固定する外被固定部を備え、
前記外被固定部は、
前記光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線が挿入されるとともに、前記光ファイバ心線に対して移動可能とされたチューブを保持する保持空間を有するホルダと、
前記ホルダに保持された前記チューブを押さえる蓋部と、
を備える、
光コネクタ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記蓋部は、前記ホルダに開閉可能に取り付けられており、
前記蓋部は、閉じられたときに前記チューブを押さえる、
請求項1に記載の光コネクタ。
【請求項3】
前記ホルダは、前記チューブを挟み込んで保持する複数の突起を有する、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項4】
前記ホルダは、前記ホルダの幅方向に沿って並ぶ一対の前記突起を含む複数の組を有し、
複数の前記組が前記チューブの延在方向に沿って並んでいる、
請求項3に記載の光コネクタ。
【請求項5】
前記蓋部は、前記チューブを押さえる複数の凸部を有し、
前記蓋部が前記保持空間の一部を塞いだ状態で、
複数の前記凸部が前記チューブの延在方向に沿って並んでいる、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項6】
前記蓋部は、前記チューブを押さえる複数の凸部を有し、
前記蓋部が前記保持空間の一部を塞いだ状態で、
前記ホルダの前記突起の前記組と前記凸部とが、前記チューブの延在方向に沿って交互に並んでいる、
請求項4に記載の光コネクタ。
【請求項7】
前記チューブがシリコーンによって構成されている、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項8】
前記チューブの長さは、前記光ファイバ心線における前記外被から延び出している部分の長さよりも短い、
請求項1または請求項2に記載の光コネクタ。
【請求項9】
光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線を保持する保持部材であって、
前記光ファイバ心線が挿入されるとともに前記光ファイバ心線に対して移動可能とされたチューブを保持するホルダと、
前記ホルダに保持された前記チューブを押さえる蓋部と、
を備える、
保持部材。
【請求項10】
光ケーブルの外被から光ファイバ心線が延び出すように前記外被を剥ぐ工程と、
前記外被から延び出す前記光ファイバ心線をチューブに通す工程と、
前記光ファイバ心線が挿入された前記チューブをホルダが保持する工程と、
前記ホルダに保持された前記チューブを蓋部が押さえる工程と、
を備える、
光コネクタの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光コネクタ、保持部材、および光コネクタの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、コネクタ本体と、コネクタ本体に組み込まれた光ファイバ接続部とを備えた光コネクタが記載されている。光ファイバ接続部は、コネクタ本体に組み込まれる。光ファイバ接続部は、光ケーブルの光ファイバと接続される内蔵ファイバを有する。光ファイバ接続部は、内蔵ファイバを保持するフェル-ルと、内蔵ファイバおよび光ファイバを互いに接続するメカニカルスプライスとを含む。
【0003】
コネクタ本体は、光コネクタの長手方向に沿って延びるプラグフレームと、プラグフレームを覆うリアカバーと、プラグフレームおよびリアカバーの間に収容される外被固定部とを備える。光ファイバの外被が外被固定部に固定されている。光ケーブルの光ファイバは、外被固定部からプラグフレームの内部空間を通ってメカニカルスプライスの内部にまで延在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/050222号
【発明の概要】
【0005】
本開示に係る光コネクタは、光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線と接続される光ファイバ接続部を備えた光コネクタである。光コネクタは、光ケーブルの外被を固定する外被固定部を備える。外被固定部は、光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線が挿入されるとともに、光ファイバ心線に対して移動可能とされたチューブを保持する保持空間を有するホルダと、ホルダに保持されたチューブを押さえる蓋部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、一実施形態に係る光コネクタを示す斜視図である。
図2は、一実施形態に係る光コネクタの保持部材を示す側面図である。
図3は、一実施形態に係る光コネクタを図2とは異なる方向から見た側面図である。
図4は、一実施形態に係る保持部材のホルダを示す斜視図である。
図5は、一実施形態に係る保持部材の蓋部を示す斜視図である。
図6は、図2のA-A線断面図である。
図7は、図3のB-B線断面図である。
図8は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図9は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図10は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図11は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図12は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図13は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図14は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図15は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図16は、一実施形態に係る光コネクタの製造方法の一工程を示す図である。
図17は、ホルダの一対の突起の間に形成された溝の幅と、光ファイバ心線に対する保持力との関係の例を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[本開示が解決しようとする課題]
光コネクタが取り付けられる光ケーブルとして、外被に対して光ファイバ心線が移動するものが知られている。この種のケーブルでは、外被に対して光ファイバ心線が固定されていない。従来の外被固定部によってこの種のケーブルの外被が光コネクタに固定される場合、外被に対して光ファイバ心線が移動して光接続に影響が生じる可能性がある。よって、外被に対して光ファイバ心線が移動する光ケーブルにおいて、光コネクタに対して光ファイバ心線が移動しないように光ケーブルを強固に保持できることが求められうる。
【0008】
[本開示の効果]
本開示によれば、光ケーブルを強固に保持することができる。
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
本開示の実施形態を列記して説明する。一実施形態に係る光コネクタは、(1)光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線と接続される光ファイバ接続部を備えた光コネクタである。光コネクタは、光ケーブルの外被を固定する外被固定部を備える。外被固定部は、光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線が挿入されるとともに、光ファイバ心線に対して移動可能とされたチューブを保持する保持空間を有するホルダと、ホルダに保持されたチューブを押さえる蓋部と、を備える。
【0010】
この光コネクタは光ファイバ接続部を備え、光ファイバ接続部は光ケーブルの外被から延び出す光ファイバ心線と接続される。光コネクタは外被固定部を備え、外被固定部によって光ケーブルの外被が固定される。光ファイバ心線における外被から延び出す部分がチューブに挿入され、このチューブが外被固定部のホルダに保持される。ホルダはチューブを介して光ファイバ心線を保持するので、ホルダによる保持力はチューブを介して光ファイバ心線に伝達する。このホルダの保持力によってチューブを介して光ファイバ心線を強固に保持することができる。さらに、ホルダに保持されたチューブは蓋部によって押さえられる。したがって、光ファイバ心線が挿入されたチューブを押さえつけることによって光ファイバ心線をより強固に保持できる。よって、外被に対する光ファイバ心線の移動を抑制して光ケーブルを強固に保持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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