TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024124681
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023032527
出願日
2023-03-03
発明の名称
乗物用シート
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60N
2/42 20060101AFI20240906BHJP(車両一般)
要約
【課題】乗物の衝突時に着座乗員にサブマリン現象が発生するのを適切に抑制することが可能な乗物用シートを提供すること。
【解決手段】乗物用シート1は、シートクッション3の前部3Aと後部3Bとの相対的な高さ位置を変更可能なシート高さ変更機構20と、着座乗員Pがシート前方に移動する形態の乗物衝突を予知すると、シート高さ変更機構20を作動させてシートクッション3の後部3Bに対する前部3Aの高さ位置を衝突予知前の第1相対位置から第2相対位置へと下げると共に、後部3Bを乗物衝突に伴う着座乗員Pの慣性移動による圧縮荷重によって第3相対位置へと下げられるようにする制御装置30と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物用シートであって、
シートクッションの前部と後部との相対的な高さ位置を変更可能なシート高さ変更機構と、
着座乗員がシート前方に移動する形態の乗物衝突を予知すると、前記シート高さ変更機構を作動させて前記シートクッションの前記後部に対する前記前部の高さ位置を衝突予知前の第1相対位置から第2相対位置へと下げ、前記乗物衝突を予知した後に前記乗物衝突を検知すると前記シートクッションの前記前部に対する前記後部の高さ位置を前記後部が前記前部よりも低い第3相対位置へと下げる、又は前記後部を前記乗物衝突に伴う着座乗員の慣性移動による圧縮荷重によって前記第3相対位置へと下げられるようにする制御装置と、を有する乗物用シート。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の乗物用シートであって、
前記第2相対位置が、前記シートクッションの前記前部が前記後部の衝突予知前の位置よりも低い位置となる乗物用シート。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記シート高さ変更機構が、前記乗物衝突に伴う着座乗員の骨盤の沈み込みによる圧縮荷重により押し潰されて前記シートクッションの前記後部を前記第3相対位置へと下降させるエネルギ吸収部材を有する乗物用シート。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
前記シート高さ変更機構が、前記シートクッションの前記前部の骨格を成すシート幅方向に延びるフロントパイプとフロア上の基部との間に連結されて前記フロントパイプの高さ位置を変更するフロント高さ変更部と、前記シートクッションの前記後部の骨格を成すシート幅方向に延びるリヤパイプと前記基部との間に連結されて前記リヤパイプを支えるリヤ支持部と、を有し、
前記制御装置が、前記乗物衝突を予知すると前記フロント高さ変更部を動かして前記シートクッションの前記前部を前記第2相対位置へと下降させると共に、前記リヤ支持部を前記乗物衝突に伴う着座乗員の慣性移動による圧縮荷重によって前記シートクッションの前記後部を前記第3相対位置へと下降させられる姿勢にする乗物用シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、乗物の衝突時にシートクッションの前部と後部との相対的な高さ位置を変更することでサブマリン現象を防止する機構を備える乗物用シートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両の前面衝突時に、着座乗員の腹部が腰ベルトの下に潜り込むように前滑りする、いわゆるサブマリン現象を抑制可能な車両用シートが開示されている。具体的には、車両用シートは、車両の前面衝突が予知された際に、シートクッションのフロントパネルをシート上方へ起こすように回転させる。それにより、着座乗員の前方移動がフロントパネルによって規制され、腰ベルトが骨盤から外れにくくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-64553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の構成では、フロントパネルをシート上方に起こす回転に伴い、着座乗員の骨盤には後傾方向の作用力が掛けられる。その際、シートバックが後傾していると、骨盤が腰ベルトから離れる方向に動きやすくなるため、そのような後傾をさせないことが望ましい。そこで、本発明は、乗物の衝突時に着座乗員にサブマリン現象が発生するのを適切に抑制することが可能な乗物用シートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する手段として、本発明の乗物用シートは、次の手段をとる。
【0006】
すなわち、本発明の第1の発明は、乗物用シートであって、シートクッションの前部と後部との相対的な高さ位置を変更可能なシート高さ変更機構と、着座乗員がシート前方に移動する形態の乗物衝突を予知すると、前記シート高さ変更機構を作動させて前記シートクッションの前記後部に対する前記前部の高さ位置を衝突予知前の第1相対位置から第2相対位置へと下げ、前記乗物衝突を予知した後に前記乗物衝突を検知すると前記シートクッションの前記前部に対する前記後部の高さ位置を前記後部が前記前部よりも低い第3相対位置へと下げる、又は前記後部を前記乗物衝突に伴う着座乗員の慣性移動による圧縮荷重によって前記第3相対位置へと下げられるようにする制御装置と、を有する乗物用シートである。
【0007】
第1の発明によれば、制御装置は、乗物衝突を予知すると、シートクッションの後部に対する前部の高さ位置を衝突予知前の第1相対位置から下げる。それにより、着座乗員の骨盤には前傾方向の力が掛けられ、骨盤がシートベルト装置の腰ベルトに適切に掛けられる。更に、制御装置は、上記予知後に乗物衝突を検知すると、シートクッションの前部に対する後部の高さ位置を前部よりも低い第3相対位置へと下げる、又は後部を乗物衝突に伴う着座乗員の慣性移動による圧縮荷重によって第3相対位置へと下げられるようにする。それにより、シートクッションの後部よりも高い位置にある前部によって、着座乗員のシート前方への移動が規制される。その結果、着座乗員の骨盤を腰ベルトに適切に掛けつつ、着座乗員のシート前方への移動を適切に規制することができる。
【0008】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記第2相対位置が、前記シートクッションの前記前部が前記後部の衝突予知前の位置よりも低い位置となる乗物用シートである。
【0009】
第2の発明によれば、乗物衝突が予知された際に、着座乗員の骨盤に対してより適切に前傾方向の力を掛けることができる。
【0010】
本発明の第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、前記シート高さ変更機構が、前記乗物衝突に伴う着座乗員の骨盤の沈み込みによる圧縮荷重により押し潰されて前記シートクッションの前記後部を前記第3相対位置へと下降させるエネルギ吸収部材を有する乗物用シートである。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
空気圧調節式ホイール。
1か月前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
1か月前
日本精機株式会社
車外表示装置
1か月前
日本精機株式会社
運転支援装置
2か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
23日前
日本精機株式会社
表示システム
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
10日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
10日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
12日前
ダイハツ工業株式会社
車両
1か月前
株式会社SUBARU
車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
10日前
豊田合成株式会社
車両
1か月前
豊田合成株式会社
車両
1か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
26日前
日本化薬株式会社
ガス発生器
1か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
4日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用撮影システム
2日前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
1か月前
株式会社アイシン
車高調整装置
4日前
個人
ブレーキ踏み間違い救済システム
1か月前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社デンソー
清掃装置
2か月前
個人
加速抑制機能付アクセルペダル装置
2か月前
株式会社セイワ
ドリンクホルダー
26日前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
株式会社小糸製作所
ヒーター装置
1か月前
株式会社小糸製作所
画像照射装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
車両
1か月前
続きを見る
他の特許を見る