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公開番号2024124131
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032093
出願日2023-03-02
発明の名称非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法
出願人株式会社トプコン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61B 3/16 20060101AFI20240905BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被検者自身で被検眼の眼圧測定を実行する場合に眼圧測定中のアライメントが適正か否かを容易に確認可能な非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法を提供する。
【解決手段】被検者自身による被検眼Eの眼圧測定に用いられる非接触式眼圧計10において、被検眼Eの角膜Ecに対して流体(圧縮空気)を吹き付ける流体吹付機構(エア吹付機構34)と、流体吹付機構による角膜Ecに対する流体の吹き付け中に、被検眼Eに対する非接触式眼圧計10のアライメント状態を示すアライメント画像(前眼部像EP)を繰り返し取得するアライメント画像取得部(前眼部観察光学系21A、画像取得制御部57)と、アライメント画像取得部が取得したアライメント画像を、表示部18に再生表示させる表示制御部62と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被検者自身による被検眼の眼圧測定に用いられる非接触式眼圧計において、
前記被検眼の角膜に対して流体を吹き付ける流体吹付機構と、
前記流体吹付機構による前記角膜に対する前記流体の吹き付け中に、前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態を示すアライメント画像を繰り返し取得するアライメント画像取得部と、
前記アライメント画像取得部が取得した前記アライメント画像を、表示部に再生表示させる表示制御部と、
を備える非接触式眼圧計。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記流体吹付機構による前記角膜に対する前記流体の吹き付け中に、前記被検眼に対してアライメント指標光を投影する投影光学系を備え、
前記アライメント画像取得部が、前記アライメント画像として、前記アライメント指標光が投影されている前記被検眼の前眼部像を取得する請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項3】
前記表示部を備える請求項1に記載の非接触式眼圧計。
【請求項4】
前記アライメント画像取得部が取得した前記アライメント画像に基づいて、前記流体の吹き付け中の前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態が適正か否かを評価するアライメント評価部を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。
【請求項5】
前記流体吹付機構には、前記角膜に対して前記流体を吹き付けるノズルが左右の前記被検眼に対応して対を為して設けられており、
前記アライメント画像取得部が、左右の前記被検眼ごとに前記アライメント画像を繰り返し取得し、
前記表示制御部が、左右の前記被検眼ごとの前記アライメント画像を前記表示部に同時又は選択的に再生表示させる請求項1から3のいずれか1項に記載の非接触式眼圧計。
【請求項6】
前記流体吹付機構には、前記角膜に対して前記流体を吹き付けるノズルが左右の前記被検眼に対応して対を為して設けられており、
前記アライメント画像取得部が、左右の前記被検眼ごとに前記アライメント画像の取得を繰り返し実行し、
前記アライメント評価部が、前記アライメント画像取得部が取得した左右の前記被検眼の前記アライメント画像に基づいて、左右の前記被検眼ごとに、前記アライメント状態が適正か否かを評価する請求項4に記載の非接触式眼圧計。
【請求項7】
被検者自身による被検眼の眼圧測定に用いられる非接触式眼圧計において、
前記被検眼の角膜に対して流体を吹き付ける流体吹付機構と、
前記流体吹付機構による前記角膜に対する前記流体の吹き付け中に、前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態を示すアライメント画像を繰り返し取得するアライメント画像取得部と、
前記アライメント画像取得部が取得した前記アライメント画像に基づいて、前記流体の吹き付け中の前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態が適正か否かを評価するアライメント評価部と、
を備える非接触式眼圧計。
【請求項8】
被検者自身による被検眼の眼圧測定に用いられ、流体を噴出して前記流体を前記被検眼の角膜に吹き付ける流体吹付機構を備える非接触式眼圧計の作動方法において、
前記流体吹付機構による前記流体の噴出中に、前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態を示すアライメント画像の取得を繰り返し実行するアライメント画像取得ステップと、
前記アライメント画像取得ステップで取得した前記アライメント画像を、表示部に再生表示させる表示制御ステップと、
を有する非接触式眼圧計の作動方法。
【請求項9】
被検者自身による被検眼の眼圧測定に用いられ、流体を噴出して前記流体を前記被検眼の角膜に吹き付ける流体吹付機構を備える非接触式眼圧計の作動方法において、
前記流体吹付機構による前記流体の噴出中に、前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態を示すアライメント画像の取得を繰り返し実行するアライメント画像取得ステップと、
前記アライメント画像取得ステップで取得した前記アライメント画像に基づいて、前記流体の噴出中における前記被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態が適正であったか否かを評価するアライメント評価ステップと、
を有する非接触式眼圧計の作動方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被検者自身による被検眼の眼圧測定に用いられる非接触式眼圧計、及びこの非接触式眼圧計の作動方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、被検眼の角膜に向けてノズルから圧縮空気(流体)を吹き付けることで角膜を変形させてその変形状態を検出することにより、角膜に接触することなく被検眼の眼圧値を測定する非接触式眼圧計が知られている(特許文献1から4参照)。この非接触式眼圧計は、ノズルによる角膜への圧縮空気の吹き付けに合せて角膜に指標光を照射すると共に角膜にて反射された指標光の反射光の光量を検出し、角膜の変形状態が扁平状態(圧平状態)になった場合の反射光の光量と空気の圧力とに基づいて被検眼の眼圧値を演算する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-047036号公報
特開2018-143532号公報
特開2001-238856号公報
特開2021-164840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、緑内障の診断には眼圧値が指標として用いられる。この眼圧値は変動するので毎日(1日に複数回でも可)測定することが望ましい。この場合には、被検者自身が自宅で被検眼の眼圧測定を行うための眼圧計が必要となる。このような眼圧計として接触式眼圧計が知られているが、この接触式眼圧計の操作は煩雑である。このため、被検者が上記特許文献1から4(特に特許文献3)に記載されているような非接触式眼圧計を用いて自身の眼圧測定を実行可能にすることが要望されている。
【0005】
非接触式眼圧計により被検眼の眼圧測定を実行する場合には、被検眼の眼圧値の測定精度を確保する観点から被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント(位置合わせ)が極めて重要となる。この際に被検者自身で非接触式眼圧計を用いて実行する眼圧測定では、眼圧測定中(角膜への圧縮空気の吹き付け中)に手振れ或いは被検者の顔の動きが発生して、被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメントがずれた状態で眼圧測定が実行されるおそれがある。この場合には被検眼の眼圧値の測定精度が低くなるが、この眼圧値の測定結果からアライメントが適正な状態で眼圧測定が実行されたか否かを判定することは困難である。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、被検者自身で被検眼の眼圧測定を実行する場合に眼圧測定中のアライメントが適正か否かを容易に確認可能な非接触式眼圧計及び非接触式眼圧計の作動方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の目的を達成するための非接触式眼圧計は、被検者自身による被検眼の眼圧測定に用いられる非接触式眼圧計において、被検眼の角膜に対して流体を吹き付ける流体吹付機構と、流体吹付機構による角膜に対する流体の吹き付け中に、被検眼に対する非接触式眼圧計のアライメント状態を示すアライメント画像を繰り返し取得するアライメント画像取得部と、アライメント画像取得部が取得したアライメント画像を、表示部に再生表示させる表示制御部と、を備える。
【0008】
この非接触式眼圧計によれば、再生表示されるアライメント画像に基づいて角膜に対する流体の吹き付け中のアライメント状態を確認することができる。
【0009】
本発明の他の態様に係る非接触式眼圧計において、流体吹付機構による角膜に対する流体の吹き付け中に、被検眼に対してアライメント指標光を投影する投影光学系を備え、アライメント画像取得部が、アライメント画像として、アライメント指標光が投影されている被検眼の前眼部像を取得する。これにより、アライメント画像に基づいて角膜に対する流体の吹き付け中のアライメント状態を確認することができる。
【0010】
本発明の他の態様に係る非接触式眼圧計において、表示部を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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