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公開番号2024124022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031902
出願日2023-03-02
発明の名称服装判定装置、服装判定方法、及び、服装判定装置のためのコンピュータプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G08C 15/00 20060101AFI20240905BHJP(信号)
要約【課題】行動目的に適した服装であるか否かの判定がより的確にできるようになる服装判定装置を提供する。
【解決手段】服装判定装置200は、体温特定部240と2次判定部250とを備える。体温特定部240は、被写体となる人の可視映像110より服装が重装と判定された際、被写体の骨格情報230を基に被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を被写体の赤外線映像120を用いて特定する。2次判定部250は、可視映像110より服装が重装と判定された人に対して、特定された上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、上腿部および下腿部の領域の各温度より、服装が軽装か否かを再度判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被写体となる人の可視映像より服装が重装と判定された際、前記被写体の骨格情報を基に前記被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、前記被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を前記被写体の赤外線映像を用いて特定する体温特定部と、
前記可視映像より服装が重装と判定された人に対して、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の領域の各温度、および/または、前記上腿部および前記下腿部の領域の各温度より、前記服装が軽装か否かを再度判定する2次判定部と、
を備える服装判定装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記可視映像より前記被写体の骨格判定を行い、前記骨格判定に基づき前記被写体の前記上腕部および前記前腕部の各領域、および、前記上腿部および前記下腿部の各領域を特定する骨格判定部をさらに備え、
前記体温特定部は、前記骨格判定部により特定された前記被写体の前記上腕部および前記前腕部の各領域、および/または、前記被写体の前記上腿部および前記下腿部の各領域にて、前記赤外線映像より各部の温度を特定する、
請求項1に記載の服装判定装置。
【請求項3】
前記2次判定部は、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の各領域の温度差、および/または、前記上腿部および前記下腿部の各領域の温度差が所定値以上の場合、前記服装が軽装と判定する、
請求項1に記載の服装判定装置。
【請求項4】
前記体温特定部は、前記上腕部の領域の複数点の温度の平均値を前記上腕部の領域の温度とし、前記前腕部の領域の複数点の温度の平均値を前記前腕部の領域の温度とし、前記上腿部の領域の複数点の温度の平均値を前記上腿部の領域の温度とし、前記下腿部の領域の複数点の温度の平均値を前記下腿部の領域の温度とする、
請求項3に記載の服装判定装置。
【請求項5】
前記被写体の服装が軽装と判定された際、発報を行う発報部をさらに備える、請求項1に記載の服装判定装置。
【請求項6】
前記発報部による発報は、定められた監視員への通知書、定められた監視員への前記被写体の前記可視映像の送信、注意喚起を行う音声再生、ドローンによる前記被写体に対する追跡指令、または、それらの組み合わせである、請求項5に記載の服装判定装置。
【請求項7】
前記可視映像より服装が軽装か否かを判定する1次判定部をさらに備え、
前記発報部は、前記1次判定部または前記2次判定部が前記服装を軽装と判定した際に、前記発報を行う、
請求項5に記載の服装判定装置。
【請求項8】
前記被写体の前記可視映像と前記赤外線映像は、1台のカメラで撮影された映像である、
請求項1から7のいずれか1項に記載の服装判定装置。
【請求項9】
被写体となる人の可視映像より服装が重装と判定された際、前記被写体の骨格情報を基に前記被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、前記被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を前記被写体の赤外線映像を用いて特定し、
前記可視映像より服装が重装と判定された人に対して、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の領域の各温度、および/または、前記上腿部および前記下腿部の領域の各温度より、前記服装が軽装か否かを再度判定する、
コンピュータによる服装判定方法。
【請求項10】
服装判定装置のためのコンピュータプログラムであって、
被写体となる人の可視映像より服装が重装と判定された際、前記被写体の骨格情報を基に前記被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、前記被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を前記被写体の赤外線映像を用いて特定し、
前記可視映像より服装が重装と判定された人に対して、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の領域の各温度、および/または、前記上腿部および前記下腿部の領域の各温度より、前記服装が軽装か否かを再度判定する、
ことをプロセッサに実行させる、服装判定装置のためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、服装判定装置、服装判定方法、及び、服装判定装置のためのコンピュータプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
山岳や森林等への登山やハイキングを楽しむ人、あるいは、被災があった際にボランティアにて貢献したいと考える人が増えつつある。これらの人の中には、登山やハイキング、被災地でのボランティアなどにおける経験が乏しい人も少なくない。そのため、登山やハイキング、ボランティアを行う際に適切な服装で臨まない人も含まれ、結果として、それらの人における危険が伴うこともある。よって、登山やハイキング、ボランティアに向かう人の危険や被災を防止するためにも事前の服装の確認が重要となる。しかし、登山者やハイカー、ボランティア等に対する人手による服装確認は、人手不足の際には十分に機能しない。そのため、行動目的にあった服装をしているか否かの自動的な確認を補助するためのシステムが望まれている。
【0003】
特許文献1は、空調制御のために撮像した室内画像から特定した各人のそれぞれの着衣状態を、サーモグラフィ機能等により求めることを開示する。また、特許文献1は、着衣状態をサーモグラフィではなく、可視光を利用して求めてもよい旨も開示する。特許文献2は、車両の空調管理のためにCCDカメラより乗員の輪郭を抽出し、抽出された輪郭より運転者の上半身、下半身の温度分布を求めて運転者の服を判定する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-063058号公報
特開2005―104221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、登山やハイキング、ボランティア等に向かう際の服装は、単に服やズボンの丈の長、すなわち半袖か長袖か、半ズボンか長ズボンかだけの判定では十分とは言えない場合も多い。特許文献1および特許文献2に開示の発明は、単に上着の袖丈の長さ(半袖、長袖)やズボンの総丈の長さ(半ズボン、長ズボン)を判定するのみである。そのため、登山やハイキング、ボランティア等に向かう際の服装として適切な服装であるか否かを正しく判定できないケースもあり、行動目的に適した服装であるか否か判定をできるようにする必要がある。
【0006】
そこでこの発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、服装判定装置、服装判定方法、及び、服装判定装置のためのコンピュータプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様によれば、服装判定装置は、被写体となる人の可視映像より服装が重装と判定された際、前記被写体の骨格情報を基に前記被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、前記被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を前記被写体の赤外線映像を用いて特定する体温特定部と、前記可視映像より服装が重装と判定された人に対して、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の領域の各温度、および/または、前記上腿部および前記下腿部の領域の各温度より、前記服装が軽装か否かを再度判定する2次判定部と、を備える。
【0008】
また、本発明の第2の態様によれば、コンピュータによる服装判定方法は、被写体となる人の可視映像より服装が重装と判定された際、前記被写体の骨格情報を基に前記被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、前記被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を前記被写体の赤外線映像を用いて特定し、前記可視映像より服装が重装と判定された人に対して、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の領域の各温度、および/または、前記上腿部および前記下腿部の領域の各温度より、前記服装が軽装か否かを再度判定する。
【0009】
また、本発明の第3の態様によれば、服装判定装置のためのコンピュータプログラムは、被写体となる人の可視映像より服装が重装と判定された際、前記被写体の骨格情報を基に前記被写体の上腕部および前腕部の領域の各温度、および/または、前記被写体の上腿部および下腿部の領域の各温度を前記被写体の赤外線映像を用いて特定し、前記可視映像より服装が重装と判定された人に対して、前記特定された前記上腕部および前記前腕部の領域の各温度、および/または、前記上腿部および前記下腿部の領域の各温度より、前記服装が軽装か否かを再度判定する、ことをプロセッサに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、行動目的に適した服装であるか否かの判定がより的確にできるようになる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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