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公開番号2024123261
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-10
出願番号2024104872,2022511522
出願日2024-06-28,2020-12-08
発明の名称電磁波反射装置、電磁波反射フェンス、及び電磁波反射装置の組み立て方法
出願人AGC株式会社
代理人個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20240903BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】工場、プラントなどの生産施設内での移動体通信の電波伝搬を改善する。
【解決手段】電磁波反射装置は、1GHz~170GHzの周波数帯から選択される所望の帯域の電波を反射する反射面を有するパネルと、前記パネルを支持する支持体とを備え、前記支持体は、前記反射面に電気的に接続される接続部を有し、前記接続部は、前記反射面における反射現象の基準電位を伝達する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
1GHz~170GHzの周波数帯から選択される所望の帯域の電波を反射する反射面を有する複数のパネルと、
前記複数のパネルを連結するとともに支持する支持体と、
を備え、
前記支持体は、
前記複数のパネルを連結するとともに支持するフレームと、
前記フレームに設けられ、前記複数のパネルの反射面を電気的に接続する接続部と
を有する、電磁波反射装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記接続部は、前記複数のパネルの反射面を電気的に接続する導電性材料部分を有する、請求項1に記載の電磁波反射装置。
【請求項3】
前記パネルの前記反射面は、導体の表面であり、
前記接続部は、前記複数のパネルの前記導体を電気的に接続する、請求項1に記載の電磁波反射装置。
【請求項4】
前記接続部は、
隣り合う前記複数のパネルの各々のエッジを把持する導電性のエッジジャケットと、
前記隣り合う前記複数のパネルの各々のエッジを把持する前記導電性のエッジジャケットを電気的に接続するブリッジ電極と
を有する、請求項1又は2に記載の電磁波反射装置。
【請求項5】
前記接続部は、隣り合う前記複数のパネルの各々のエッジを把持する導電性のエッジジャケットを有し、
前記フレームは、導体で構成され、前記隣り合う前記複数のパネルの各々のエッジを把持する前記導電性のエッジジャケットを電気的に接続する、請求項1又は2に記載の電磁波反射装置。
【請求項6】
前記反射面は、入射電波を入射角と同じ反射角で反射する対称反射領域と、前記入射角と異なる反射角で反射する非対称反射領域とを有する
請求項1~5のいずれか1項に記載の電磁波反射装置。
【請求項7】
前記非対称反射領域は、前記入射電波を所定の角度分布で反射する拡散領域を含む、
請求項6に記載の電磁波反射装置。
【請求項8】
前記非対称反射領域の面積は、少なくとも、前記電波の周波数で決まる第1フレネルゾーンをカバーする、請求項6または7に記載の電磁波反射装置。
【請求項9】
前記非対称反射領域は、前記パネルの表面を移動可能な移動部材に取り付けられている、
請求項6~8のいずれか1項に記載の電磁波反射装置。
【請求項10】
前記反射面は、前記帯域の電波を反射する密度に形成されたメッシュ、格子、または孔配列を有し、前記密度に形成された前記メッシュ、前記格子、または前記孔配列の平均的な周期は、前記帯域の自由空間波長の1/5以下である、請求項1~9のいずれか1項に記載の電磁波反射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は電磁波反射装置、電磁波反射フェンス、及び電磁波反射装置の組み立て方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
製造プロセスを自動化し、高度な生産・工程管理や予防メンテナンス(Predictive Maintenance)を製造現場に導入するインダストリアルIoT(Internet of Things)が進展している。インダストリアルIoTのうち、「スマートファクトリー」は工場内の装置、機器、管理システムなどをクラウドやエッジAI(Artificial Intelligence)に接続し、製造プロセスを効率化する。大量のデータを扱うインダストリアルIoTの通信ネットワークに、5Gのような高速大容量、低遅延、かつ、多数同時接続が可能な移動体通信技術を導入することが期待されている。移動体通信技術が本来有するモビリティと柔軟性に加えて、5Gの低遅延特性がインダストリアルIoTに好適であるといわれている。
【0003】
インテリジェントビル等の建築物で用いられる透光性電磁波シールド板の接合構造が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4892207号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
工場、プラントなどの生産施設内の通信環境は、公衆移動体通信の環境と異なる。生産施設内では、通信用電波の伝搬障害となる様々な機械や構造物が存在し、高い通信品質を実現するのが難しい。
【0006】
本発明は、生産施設内の移動体通信の電波伝搬を改善する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様では、電磁波反射装置は、
1GHz~170GHzの周波数帯から選択される所望の帯域の電波を反射する反射面を有するパネルと、
前記パネルを支持する支持体と、
を備え、
前記支持体は、前記反射面と電気的に接続される接続部を有し、前記接続部は、前記第1の反射面で生じる反射現象の基準電位を伝達する。
【発明の効果】
【0008】
上記構成の電磁波反射装置により、工場、プラントなどの生産施設内で移動体通信の電波伝搬が改善される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示が適用され得る工場内のプロセスラインの模式図である。
実施形態の電磁波反射装置を用いた無線伝達システムの平面模式図である。
入射角と同じ反射角での反射を説明する図である。
入射角と異なる反射角での反射を説明する図である。
複数の方向への拡散を説明する図である。
実施形態の電磁波反射装置の基本概念を説明する図である。
電磁波反射装置の変形例を示す図である。
電磁波反射装置の変形例を示す図である。
電磁波反射装置の変形例を示す図である。
電磁波反射装置の変形例を示す図である。
反射面の構成例である。
反射面の別の構成例である。
反射面のさらに別の構成例である。
反射面のさらに別の構成例である。
電磁波反射装置を接続した例を示す図である。
支持体の接続部の模式図である。
パネルのエッジ処理の例を示す図である。
パネルのエッジ処理の別の例を示す図である。
接続部の構成例を示す図である。
接続部の別の構成例を示す図である。
接続部の別の構成例を示す図である。
接続部の別の構成例を示す図である。
接続部の別の構成例を示す図である。
接続部の別の構成例を示す図である。
接続部の別の構成例を示す図である。
参考例として一般的な接続構成を示す図である。
複数パネルの連結を説明する図である。
連結前の電磁波反射装置の状態を示す図である。
連結後の電磁波反射装置の状態を示す図である。
連結した電磁波反射装置の補強例を示す図である。
固定機構の一例を示す図である。
フレームとブリッジ電極の適切なサイズを評価するモデルの模式図である。
入射角が0°のときのフレームの幅及び厚さと反射特性の関係を示す図である。
入射角が45°のときのフレームの幅及び厚さと反射特性の関係を示す図である。
入射角が0°のときのブリッジ電極の幅、厚さ、及び材質と反射特性の関係を示す図である。
入射角が45°のときのブリッジ電極の幅、厚さ、及び材質と反射特性の関係を示す図である。
反射特性の評価方法を説明する図である。
反射特性の解析空間を説明する図である。
反射特性の解析空間を説明する図である。
実施例及び比較例で用いるシミュレーションモデルの図である。
実施例3のシミュレーションモデルの図である。
実施例4のシミュレーションモデルの図である。
参考例1のシミュレーションモデルの図である。
参考例2のシミュレーションモデルの図である。
パネル間の接続の有無に応じた反射特性を示す図である。
ブリッジ電極とフレームの組み立て手法の例を示す図である。
メタリフレクタのサイズを説明する図である。
動作周波数と送受信の位置関係に応じたゾーンサイズを検討する図である。
無線伝達システムの配置関係を説明する図である。
無線伝達システムの配置関係を説明する図である。
反射パターン1の基準ロバスト性を示す図である。
反射パターン2の基準ロバスト性を示す図である。
基準ロバスト性の定量化法を説明する図である。
反射パターン1の位相ジャンプの変化を示す図である。
反射パターン2の位相ジャンプの変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<システムの全体像>
図1は、本開示が適用され得る工場内のプロセスラインの模式図である。プロセスラインは、組み立てや生産のための設備機器などを一連の流れとして配置したベルト状の生産サイトである。インダストリアルIoTでは、プロセスラインで用いられる産業用の装置、機器、管理システムなどをネットワークにつなげることで、生産効率を向上し、現場の安全性を確保する。
(【0011】以降は省略されています)

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