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公開番号2024122963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-10
出願番号2024070653,2024519905
出願日2024-04-24,2023-10-20
発明の名称判定方法、品質保証方法及び判定装置
出願人株式会社IHI
代理人個人,個人,個人
主分類G01N 33/00 20060101AFI20240903BHJP(測定;試験)
要約【課題】対象分子が水電解によって生成された水素又は上記水素を原料として生成された分子であるか否かを確認することが可能な判定方法、品質保証方法及び判定装置を提供する。
【解決手段】判定方法では、対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、対象分子が電解水素含有分子であると判定する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
水素元素を含む対象分子が水電解によって生成された水素分子を原料として生成された分子を含む電解水素含有分子であるか否かを判定する判定方法であって、
前記対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、前記対象分子が前記電解水素含有分子であると判定する判定方法。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記対象分子はアンモニア又は炭化水素である、請求項1に記載の判定方法。
【請求項3】
水素元素を含む対象分子が水電解によって生成された水素分子を原料として生成された分子を含む電解水素含有分子であることを保証する品質保証方法であって、
前記対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、前記対象分子が前記電解水素含有分子であると保証する品質保証方法。
【請求項4】
水素元素を含む対象分子が水電解によって生成された水素分子を原料として生成された分子を含む電解水素含有分子であるか否かを判定する判定部を備え、
前記判定部は、前記対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、前記対象分子が前記電解水素含有分子であると判定する判定装置。
【請求項5】
前記対象分子の軽水素に対する重水素存在比を測定する測定部と、
前記測定部で取得された前記対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、前記対象分子が前記電解水素含有分子であると判定する判定部と、
前記判定部で判定された判定結果を出力する出力部と、
を備える、請求項4に記載の判定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、判定方法、品質保証方法及び判定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
二酸化炭素は、地球温暖化の原因として問題視されており、世界的に二酸化炭素の排出を抑制する動きが活発化している。水素は、利用時に二酸化炭素を排出せず、再生可能エネルギーで水を電気分解することによっても得ることができるため、化石燃料に代わる燃料として注目されている。水を電気分解して水素を生成する方法としては、特許文献1で開示されている、アルカリ型水電解装置が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/181662号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、水素は天然ガスなどのような化石燃料を水蒸気改質することにより工業的に製造されている。しかしながら、水素が水電解で生成されたことを確認する方法がない。また、アンモニアは次世代燃料として期待されており、炭化水素は種々の化成品の原料として用いられている。これらの分子は、水素を原料として製造することができるが、水素と同様に、水電解で生成されたことを確認する方法がない。これらの分子が水電解を経由して生成されたかどうかを確認することができれば、これらの分子の品質を保証することができる。
【0005】
そこで、本開示は、対象分子が水電解によって生成された水素又は上記水素を原料として生成された分子であるか否かを確認することが可能な判定方法、品質保証方法及び判定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る判定方法は、水素元素を含む対象分子が水電解によって生成された水素分子を原料として生成された分子を含む電解水素含有分子であるか否かを判定する判定方法である。判定方法では、対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、対象分子が電解水素含有分子であると判定する。
【0007】
対象分子はアンモニア又は炭化水素であってもよい。
【0008】
本開示に係る品質保証方法は、水素元素を含む対象分子が水電解によって生成された水素分子を原料として生成された分子を含む電解水素含有分子であることを保証する品質保証方法である。品質保証方法では、対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、対象分子が電解水素含有分子であると保証する。
【0009】
判定装置は、水素元素を含む対象分子が水電解によって生成された水素分子を原料として生成された分子を含む電解水素含有分子であるか否かを判定する判定部を備える。判定部は、対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、対象分子が電解水素含有分子であると判定する。
【0010】
判定装置は、対象分子の軽水素に対する重水素存在比を測定する測定部を備えていてもよい。判定装置は、測定部で取得された対象分子の軽水素に対する重水素存在比が、天然における軽水素に対する重水素存在比よりも小さい予め定められた閾値以下である場合に、対象分子が電解水素含有分子であると判定する判定部を備えていてもよい。判定装置は、判定部で判定された判定結果を出力する出力部を備えていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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