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公開番号
2024121302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028332
出願日
2023-02-27
発明の名称
RFタグ用のアンテナ
出願人
株式会社デンソーウェーブ
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01Q
1/38 20060101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】調整作業を簡易にするための技術を提供する。
【解決手段】RFタグ用のアンテナは、誘電体層と、前記誘電体層の裏面に形成されたグランド層と、前記誘電体層の表面に形成された伝送線路と、を備え、前記伝送線路は、電波を放射する素子である放射素子として機能する第1線路と、前記放射素子として機能する第2線路と、を備え、前記第1線路は、特定の方向に沿って延びており、前記第2線路は、前記第1線路と平行に延びており、前記伝送線路に電流が流入すると、前記第2線路には、前記第1線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
誘電体層と、
前記誘電体層の裏面に形成されたグランド層と、
前記誘電体層の表面に形成された伝送線路と、
を備え、
前記伝送線路は、電波を放射する素子である放射素子として機能する第1線路と、前記放射素子として機能する第2線路と、を備え、
前記第1線路は、特定の方向に沿って延びており、
前記第2線路は、前記第1線路と平行に延びており、
前記伝送線路に電流が流入すると、前記第2線路には、前記第1線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れる、RFタグ用のアンテナ。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記伝送線路は、第1方向に沿って並ぶ複数個のセルを含み、
前記複数個のセルのそれぞれは、前記第1線路と前記第2線路とを含む、請求項1に記載のRFタグ用のアンテナ。
【請求項3】
前記複数個のセルのそれぞれは、4回回転対称の形状を有し、
前記複数個のセルのそれぞれは、前記第1線路と前記第2線路に加えて、第3線路と第4線路を含み、
前記第3線路は、前記特定の方向と交差する方向に沿って延びており、
前記第4線路は、前記第3線路と平行に延びており、
前記伝送線路に前記第1方向から前記電流が流入すると、前記第2線路には、前記第1線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れ、
前記伝送線路に前記第1方向と直交する第2方向から前記電流が流入すると、前記第4線路には、前記第3線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れる、請求項2に記載のRFタグ用のアンテナ。
【請求項4】
前記伝送線路の前記第1方向に沿った全長は、前記放射素子として機能する前記第1線路及び前記放射素子として機能する前記第2線路から放射される前記電波の波長の半分よりも短い、請求項2又は3に記載のRFタグ用のアンテナ。
【請求項5】
前記複数個のセルのうちの第1セルと、前記複数個のセルのうち、前記第1セルと隣接する第2セルと、の間には所定の隙間が形成されており、
前記伝送線路に対する等価回路は、前記所定の隙間に基づく直列共振回路と、前記第1線路及び前記第2線路に基づく並列共振回路と、を含み、
前記所定の隙間、前記第1線路、及び、前記第2線路は、前記直列共振回路の共振周波数と前記並列共振回路の共振周波数が一致するように調整されている、請求項4に記載のRFタグ用のアンテナ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、RFタグから情報を読み取るためのアンテナに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、RFタグから情報を読み取るためのリーダアンテナが開示されている。リーダアンテナは、誘導体層と、ストリップ導体と、グランド導体と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-040720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、リーダアンテナは、棚に並べられた物品を管理するシステムに利用される。具体的には、RFタグは、各物品に取り付けられ、リーダアンテナは、各棚板に配置される。例えば、第1の棚板に並べられた物品のRFタグは、第1の棚板に配置された第1のリーダアンテナによって読み取られる。第1のリーダアンテナが、第1の棚板の上側に位置する第2の棚板に並べられた物品のRFタグを読み取らないように、作業者は、システムの導入時に調整作業を行う。当該調整作業は、複数の工程、例えば、第1のリーダアンテナに供給される電力の調整、第1の棚板に対する第2の棚板の高さの調整である。
【0005】
作業者は、複数の工程を有する調整作業を面倒に感じ得る。本明細書では、調整作業を簡易にするための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書で開示するRFタグ用のアンテナは、誘電体層と、前記誘電体層の裏面に形成されたグランド層と、前記誘電体層の表面に形成された伝送線路と、を備え、前記伝送線路は、電波を放射する素子である放射素子として機能する第1線路と、前記放射素子として機能する第2線路と、を備え、前記第1線路は、特定の方向に沿って延びており、前記第2線路は、前記第1線路と平行に延びており、前記伝送線路に電流が流入すると、前記第2線路には、前記第1線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れる。
【0007】
上記の構成によれば、第1線路を流れる電流とは反対方向の電流が第2線路に流れることにより、伝送線路から遠方の空間では、第2線路から放射される電波と、第1線路から放射される電波と、が互いに相殺される。ここで、物品は、アンテナ上に並べられるため、RFタグは、伝送線路から近傍の空間内に位置する。近傍の空間では、遠方の空間と比較して、相殺されない電波が残存している。アンテナは、近傍の空間において残存する電波を利用して、近傍の空間内に位置するRFタグを読み取ることができる。即ち、上記のアンテナでは、近傍の空間にのみ電波が残存するように予め調整されている。これにより、例えば、棚板と棚板の間の高さを調整しなくても、上記のアンテナを棚に導入することができる。アンテナの導入時における作業者の調整作業を簡易にすることができる。
【0008】
前記伝送線路は、第1方向に沿って並ぶ複数個のセルを含み、前記複数個のセルのそれぞれは、前記第1線路と前記第2線路とを含んでもよい。
【0009】
前記複数個のセルのそれぞれは、4回回転対称の形状を有し、前記複数個のセルのそれぞれは、前記第1線路と前記第2線路に加えて、第3線路と第4線路を含み、前記第3線路は、前記特定の方向と交差する方向に沿って延びており、前記第4線路は、前記第3線路と平行に延びており、前記伝送線路に前記第1方向から前記電流が流入すると、前記第2線路には、前記第1線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れ、前記伝送線路に前記第1方向と直交する第2方向から前記電流が流入すると、前記第4線路には、前記第3線路を流れる電流とは反対方向の電流が流れてもよい。
【0010】
このような構成によれば、伝送線路に電流を流入する方向が、第1方向であっても第2方向であっても、近傍の空間にのみ電波が残存する機能を得ることができる。例えば、電源の位置をアンテナから第1方向に向かった位置とアンテナから第2方向に向かった位置とのいずれにも設定することができる。ユーザの利便性が向上する。
(【0011】以降は省略されています)
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