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公開番号2024120276
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023026951
出願日2023-02-24
発明の名称移乗装置
出願人大佳株式会社
代理人個人,個人
主分類A61G 7/14 20060101AFI20240829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 より容易に使用可能な移乗装置を提供する。
【解決手段】 移乗装置1は、支持構造体2と、持上げ機構と、を備え、持上げ機構は、支持構造体2に対して揺動可能な支持揺動部6と、支持揺動部6に支持されて使用者の上体を支持する上体支持部7と、を有する。上体支持部7は、使用者の胴体を支持するための支持本体71と、使用者の両脇を支持するための一対の脇支持部72と、使用者の両肘を支持するための一対の肘当部73と、を有する。持上げ機構Mが受入れ姿勢にあるときを基準として、一対の脇支持部72は、支持本体71の幅方向D2両側から後方に向かって延び、一対の肘当部73の各々は、一対の脇支持部72の幅方向D2両側に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
支持構造体と、
受入れ姿勢から持上げ姿勢へ変位することで使用者の体を持ち上げる持上げ動作と、前記持上げ姿勢から前記受入れ姿勢へ変位することで前記使用者の体を下ろすための下降動作と、を実行する持上げ機構と、を備え、
前記持上げ機構は、前記支持構造体に対して揺動可能な支持揺動部と、前記支持揺動部に支持されて前記使用者の上体を支持する上体支持部と、を有し、
前記上体支持部は、前記使用者の胴体を支持するための支持本体と、前記使用者の両脇を支持するための一対の脇支持部と、前記使用者の両肘を支持するための一対の肘当部と、を有し、
前記受入れ姿勢を基準として、前記一対の脇支持部は、前記支持本体の幅方向両側から後方に向かって延び、前記一対の肘当部の各々は、前記一対の脇支持部の幅方向両側に設けられている移乗装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記受入れ姿勢を基準として、前記一対の肘当部の各々は、前記一対の脇支持部の各々に対して上下方向に位置調整可能である請求項1に記載の移乗装置。
【請求項3】
前記受入れ姿勢を基準として、上下方向に延びる一対の把持部を更に備え、前記一対の把持部の各々は前記一対の肘当部の前方部位に設けられている請求項1又は2に記載の移乗装置。
【請求項4】
前記受入れ姿勢を基準として、前記支持本体の上縁は、前記一対の脇支持部の上縁前端部よりも上方に位置する請求項1又は2に記載の移乗装置。
【請求項5】
前記持上げ機構は更に膝当てを備え、
前記支持揺動部は、前記支持構造体に対して揺動可能に連結された一対の支持アームを備え、
前記幅方向において、前記膝当ては前記一対の支持アームの間に位置する請求項1又は2に記載の移乗装置。
【請求項6】
前記支持構造体は、回転台と、前記回転台を水平方向へ回転自在に支持する支持台と、
前記幅方向における前記回転台の両側に設けられた一対の転倒防止部材と、を備え、
前記一対の転倒防止部材の各々は、上下方向に延びる支持軸を中心に前記回転台に対して閉位置と開位置の間を水平方向へ揺動可能であって、
前記一対の転倒防止部材の各々は、前記閉位置においては前記幅方向に垂直な前後方向に沿って延び、前記開位置においては、前記前後方向に交差して延びる請求項1又は2に記載の移乗装置。
【請求項7】
前記支持構造体は、水平方向へ回転可能な回転部材と、前記回転部材と前記一対の転倒防止部材とを連結する一対の連結ロッドと、を更に備え、
前記回転部材が第1方向へ回転すると、前記一対の転倒防止部材は前記一対の連結ロッドに押されて前記開位置へ向かって揺動し、前記回転部材が前記第1方向とは逆の第2方向へ回転すると、前記一対の転倒防止部材は前記一対の連結ロッドにより引っ張られて前記閉位置へ向かって揺動する請求項6に記載の移乗装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、要介護者等がベッド等から車椅子等へ移るのに用いられる移乗装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、要介護者等(以下、「使用者」という。)をベッド等から車椅子等へ移すための移乗装置が種々提案されている。例えば、特許文献1に開示の移乗装置は、揺動可能な支持アームと、支持アームの両側に設けられた一対の膝当てと、支持アームの先端に装着された上体支持部と、を備える。使用者は、ベッド等に腰掛けた状態のまま両膝を膝当てに当て、上体支持部の支持本体に胴体を当てる。また、両脇を脇支持部に乗せ、両手で把持部を把持する。この状態で支持アームが前方に向けて揺動すると、使用者の身体全体がベッド等から持ち上げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/105034号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の移乗装置では、これを利用できる使用者が限定されるという問題があった。例えば、片麻痺等により腕が自由に動かせない使用者にとっては、腕を伸ばして両手で把持部を把持することが困難であった。また、片麻痺を患う人は両膝が閉じやすく、支持アームの両側に位置する膝当てに両膝を広げて当てるのは難しかった。更に、使用者の上体は主に両脇で支えられることから、両脇に負担がかかるという問題があった。
【0005】
また、上述の移乗装置は幅狭なコンパクトな設計となっていることから、比較的狭い場所での利用も可能であるが、その一方で使用者を乗せたまま走行させると横転する虞があった。
【0006】
本発明は、使用者がより容易に使用可能な移乗装置の提供を目的とする。
【0007】
本発明は、より転倒しにくい移乗装置の提供を他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一側面にかかる移乗装置は、支持構造体と、受入れ姿勢から持上げ姿勢へ変位することで使用者の体を持ち上げる持上げ動作と、前記持上げ姿勢から前記受入れ姿勢へ変位することで前記使用者の体を下ろすための下降動作と、を実行する持上げ機構と、を備え、前記持上げ機構は、前記支持構造体に対して揺動可能な支持揺動部と、前記支持揺動部に支持されて前記使用者の上体を支持する上体支持部と、を有し、前記上体支持部は、前記使用者の胴体を支持するための支持本体と、前記使用者の両脇を支持するための一対の脇支持部と、前記使用者の両肘を支持するための一対の肘当部と、を有し、前記受入れ姿勢を基準として、前記一対の脇支持部は、前記支持本体の幅方向両側から後方に向かって延び、前記一対の肘当部の各々は、前記一対の脇支持部の前記幅方向両側に設けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一側面にかかる移乗装置によれば、一対の肘当部が一対の脇支持部の幅方向両側に設けられているので、使用者は両腕を前方へ伸ばす必要がなく、例えば片麻痺により腕が自由に動かせない使用者でも当該移乗装置を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る移乗装置の側面図であって、(a)はその持上げ機構が受入れ姿勢に位置づけられた状態を示し、(b)は持上げ機構が持上げ姿勢に位置づけられた状態を示す。
図1に示す移乗装置を斜め前方からみた斜視図であり、カバー体を省略して示す図。
図1に示す移乗装置の底面図であり、(a)は走行体が横向き状態にあり、転倒防止部材が閉位置にある状態を示し、(b)は走行体が下向き状態にあり、転倒防止部材が開位置にある状態を示す。
転倒防止部材及びその内部構造を示す図であって、(a)は平面透視図、(b)は側面透視図。
図1に示す移乗装置が備える調整機構の構造を説明する平面一部断面図。
(a)は図5におけるVIa-VIa線一部断面図、(b)は図6(a)に示す状態から操作レバーが持ち上げられた状態を示す図。
図1に示す移乗装置の制御系を示すブロック図。
図1に示す移乗装置の使用方法を説明する概略図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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