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公開番号2024119662
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026726
出願日2023-02-22
発明の名称電源制御装置
出願人ラピステクノロジー株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類H03K 17/08 20060101AFI20240827BHJP(基本電子回路)
要約【課題】ショート発生時に、素早く電源電流の制御が可能な電源制御装置を提供することを目的とする。
【解決手段】SW制御回路18及びSW制御回路20が回路のショートを検出すると、SW制御回路18はスイッチSW0をオフし、SW制御回路20はSW1をオンする。これにより、NMOSFET12のゲートソース間がショートしてNMOSFET12がオフし、バッテリ14から負荷への電力供給が停止される。さらに、ショート検出回路24が回路のショートを検出すると、スイッチSW2をオンしてNMOSFET12のゲートがグランドされる。これにより、NMOSFET12の寄生容量により一定時間高い状態になっていたゲート電位を瞬時にGNDまで落とせるため、より速くNMOSFET12をオフにすることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電源から負荷への電力の供給をオンオフするスイッチ部を作動させる作動回路と、
前記スイッチ部とグランドとの間に接続され、前記スイッチ部の前記グランドへの接続と非接続とを切り替えるグランドスイッチ部と、
回路のショートが検出された場合に、前記作動回路の接続を制御して前記スイッチ部をオフし、前記グランドスイッチ部を制御して前記スイッチ部をグランドに接続する制御部と、
を備えた電源制御装置。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記ショートが検出された場合に、前記作動回路との接続を制御して前記スイッチ部をオフする第1制御部と、
前記ショートが検出された場合に、前記グランドスイッチ部を制御して前記スイッチ部をグランドに接続する第2制御部と、
からなる請求項1に記載の電源制御装置。
【請求項3】
前記第1制御部は、前記作動回路を作動させる第1スイッチを制御する第1スイッチ制御部と、
前記作動回路を非作動にする第2スイッチを制御する第2スイッチ制御部と、
を含む請求項2に記載の電源制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電源制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電源と負荷との間に接続されたハイサイドスイッチとしてNチャネル型のパワーMOSFETを用いた負荷駆動回路であって、前記パワーMOSFETのゲート電圧と前記電源の電源電圧とを比較する比較回路と、前記パワーMOSFETのターンオフ動作において前記パワーMOSFETのゲート端子から電荷を放電させる遮断回路とを具備し、前記パワーMOSFETのゲート端子から電荷を放電させる放電速度は、前記ゲート電圧が前記電源電圧より高い場合と比較して、前記ゲート電圧が前記電源電圧より低い場合を遅く切り換えることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-109916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、ハイサイドスイッチとして用いられるNチャネル型のMOSFETのターンオフ動作に際し、簡単な構成でオフ時間Toffと立下り時間Tfの最適化が可能である。しかしながら、ショート発生時には素早く電源電流の制御を行う必要があるため改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事実を考慮して成されたもので、ショート発生時に、素早く電源電流の制御が可能な電源制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様に係る電源制御装置は、電源から負荷への電力の供給をオンオフするスイッチ部を作動させる作動回路と、前記スイッチ部とグランドとの間に接続され、前記スイッチ部の前記グランドへの接続と非接続とを切り替えるグランドスイッチ部と、回路のショートが検出された場合に、前記作動回路の接続を制御して前記スイッチ部をオフし、前記グランドスイッチ部を制御して前記スイッチ部をグランドに接続する制御部と、を備えている。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように本発明によれば、ショート発生時に、素早く電源電流の制御が可能な電源制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る電源制御装置の概略構成を示す図である。
本実施形態に係る電源制御装置において、スイッチSW0をオフし、スイッチSW1をオンした状態を示す図である。
本実施形態に係る電源制御装置において、スイッチSW0をオフし、スイッチSW1をオンし、かつスイッチSW2をオンした状態を示す図である。
従来の電源制御装置の一例を示す図である。
従来の電源制御装置において、スイッチSW0がオフし、スイッチSW1がオンした状態を示す図である。
従来の電源制御装置と本実施形態に係る電源制御装置のゲート電位及びソース電位の時間変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る電源制御装置の概略構成を示す図である。なお、図1中の点線は外部接続を表す。
【0010】
本実施形態に係る電源制御装置10は、ハイサイドFETドライバによるバッテリ電流制御を行うものである。具体的には、本実施形態に係る電源制御装置10は、図1に示すように、バッテリ14の電力を負荷16に供給するスイッチ部の一例としてのNMOSFET12を制御するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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