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公開番号2024119408
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-03
出願番号2023026290
出願日2023-02-22
発明の名称電動リールのモータ制御装置
出願人株式会社シマノ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類A01K 89/017 20060101AFI20240827BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】モータの出力を臨機応変に調整できる電動リールのモータ制御装置の提供。
【解決手段】
電動リール100のモータ制御装置は、第1押圧部11と、モータ制御部17とを備える。モータ制御部17は、第1押圧部への押圧操作に応じて、モータ3の出力を制御するように構成される。モータ制御部17は、第1押圧部11への押圧操作が、モータ3の出力を所定の中間出力未満の状態から所定の中間出力を超えさせる操作である場合であっても、モータ3の出力を所定の中間出力に制限する第1制御モードと、第1押圧部11への押圧操作が、モータ3の出力を所定の中間出力未満の状態から所定の中間出力を超えさせる操作である場合、モータの出力3を所定の中間出力を超えて、モータ3の出力を制御する第2制御モードと、を少なくとも含む複数のモードのうちいずれかのモードで、モータ3の出力を制御する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
リール本体に回転自在に装着されるスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置であって、
押圧操作されるように前記リール本体に設けられる第1押圧部と、
前記第1押圧部への押圧操作に応じて、前記モータの出力を制御するように構成されるモータ制御部と、
を備え、
前記モータ制御部は、
前記第1押圧部への押圧操作が、前記モータの出力を所定の中間出力未満の状態から前記所定の中間出力を超えさせる操作である場合であっても、前記モータの出力を前記所定の中間出力に制限する第1制御モードと、
前記第1押圧部への押圧操作が、前記モータの出力を前記所定の中間出力未満の状態から前記所定の中間出力を超えさせる操作である場合、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記モータの出力を制御する第2制御モードと、
を少なくとも含む複数のモードのうちいずれかのモードで、前記モータの出力を制御する、
電動リールのモータ制御装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記モータ制御部は、前記第2制御モードで、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記モータの出力を制御する状態において、前記第1押圧部への押圧操作が停止されれば、前記モータの出力を前記所定の中間出力まで減少させる、
請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項3】
前記モータ制御部は、前記第1制御モードで、前記モータの出力が前記所定の中間出力に制限された状態において、前記第1押圧部への押圧操作が停止された後、前記第1押圧部が押圧操作された場合、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記第1押圧部への押圧操作に応じて、前記モータの出力を増加させる、
請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項4】
前記モータ制御部は、前記第1制御モードで、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記モータの出力を増加させた状態で、前記第1押圧部への押圧操作が停止されると、前記モータの出力を前記所定の中間出力まで減少させる、
請求項3に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項5】
前記モータ制御部は、
前記第1押圧部を押圧する第1押圧力に応じて、前記モータの出力を制御するように構成され、
前記第1制御モードで、前記第1押圧力が、前記モータの出力を前記所定の中間出力未満の状態から前記所定の中間出力を超えさせる押圧力であっても、前記モータの出力を前記所定の中間出力に制限し、
前記第2制御モードで、前記第1押圧力が、前記モータの出力を前記所定の中間出力未満の状態から前記所定の中間出力を超える押圧力の場合、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記モータの出力を制御する、
請求項1に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項6】
前記モータ制御部は、前記第2制御モードで、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記モータの出力を制御する状態において、前記第1押圧部への押圧力が停止、又は、減少すれば、前記モータの出力を前記所定の中間出力まで減少させる、
請求項5に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項7】
前記モータ制御部は、前記第1制御モードで、前記モータの出力が前記所定の中間出力に制限された状態において、前記第1押圧力への押圧力が停止、又は、減少した後、前記第1押圧力が増加した場合、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記第1押圧力の増加に応じて、前記モータの出力を増加させる、
請求項5又は6に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項8】
前記モータ制御部は、前記第1制御モードで、前記モータの出力を前記所定の中間出力を超えて、前記モータの出力を増加させた状態で、前記第1押圧部への押圧力が停止、又は、減少すると、前記モータの出力を前記所定の中間出力まで減少させる、
請求項5又は6に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項9】
前記リール本体の動きを検知するセンサをさらに備え、
前記モータ制御部は、前記センサからのセンサ情報に基づいて、前記第1制御モード及び前記第2制御モードの一方から他方に切り換え可能に構成される、
請求項1から6のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
【請求項10】
押圧操作されるように前記リール本体に設けられる第2押圧部をさらに備え、
前記モータ制御部は、前記第2押圧部を押圧操作する第2押圧力に応じて前記モータの出力を減少させる、
請求項1から6のいずれか1項に記載の電動リールのモータ制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータ制御装置、特に、リール本体に回転自在に装着されるスプールをモータで駆動する電動リールのモータ制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、押圧操作部の押圧操作に応じてモータの出力を増加させる電動リールのモータ制御装置が開示されている。特許文献1のモータ制御装置は、モータの出力を増加させるときに、モータの出力が中間出力を超えようとする場合は、モータの出力が一旦中間出力に制限される。これにより、釣り人が想定した以上にモータの出力が増加することが抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-016316号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、モータの出力が中間出力に制限された後は、モータの出力を第1押圧操作部と、第2押圧操作部の押圧操作によって加減させる。釣り人が魚の引きに対してモータの出力を調整する場合、中間出力以上の出力でモータの出力を変化させることが多い。特に、釣り人が魚をフッキングする際には、モータの出力を瞬時に最大出力付近まで増加させることがある。
【0005】
本発明の課題は、モータの出力を臨機応変に調整できる電動リールのモータ制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面の電動リールのモータ制御装置は、リール本体に回転自在に装着されるスプールをモータで駆動する。モータ制御装置は、第1押圧部と、モータ制御部とを備えている。第1押圧部は、押圧操作されるように前記リール本体に設けられる。モータ制御部は、第1押圧部の押圧操作に応じて、モータの出力を制御するように構成される。モータ制御部は、第1押圧部への押圧操作が、モータの出力を所定の中間出力未満の状態から中間出力を超えさせる操作である場合であっても、モータの出力を所定の中間出力に制限する第1制御モードと、第1押圧部への押圧操作が、モータの出力を所定の中間出力未満の状態から中間出力を超えさせる操作である場合、モータの出力を所定の中間出力を超えて、モータの出力を制御する第2制御モードとを含む複数のモードのうちいずれかのモードで、モータの出力を制御する。
【0007】
この電動リールのモータ制御装置では、モータ制御部は、第1制御モードにおいて、モータの出力が所定の中間出力未満の状態であれば、第1押圧部が押圧操作されても、モータの出力が中間出力以上に増加しない。このため、第1制御モードでは、釣り人が想定した以上にモータの出力が増加することを防止することができる。また、モータ制御部は、第2制御モードにおいて、第1押圧部が押圧操作されたときに、モータの出力を中間出力未満の状態から中間出力よりも大きい出力に制御することができる。このため、例えば、釣り人が魚をフッキングする際には、第2制御モードでモータの出力を制御することで、フッキングがし易くなる。この結果、モータの出力を臨機応変に調整できる。
【0008】
本発明の第1側面に従う第2側面の電動リールのモータ制御装置のモータ制御部は、第2制御モードで、モータの出力を所定の中間出力を超えて、モータの出力を制御する状態において、第1押圧部への押圧操作が停止されれば、モータの出力を所定の中間出力まで減少させる。この場合は、モータ出力の調整が容易になる。
【0009】
本発明の第1側面又は第2側面に従う第3側面の電動リールのモータ制御装置のモータ制御部は、第1制御モードで、モータの出力が所定の中間出力に制限された状態において、第1押圧部への押圧操作が停止された後、第1押圧部が押圧操作された場合、モータの出力を所定の中間出力を超えて、第1押圧部への押圧操作に応じて、モータの出力を増加させる。この場合は、モータ出力の調整が容易になる。
【0010】
本発明の第3側面に従う第4側面の電動リールのモータ制御装置のモータ制御部は、第1制御モードで、モータの出力を所定の中間出力を超えて、モータの出力を増加させた状態で、第1押圧部への押圧操作が停止されると、モータの出力を所定の中間出力まで減少させる。この場合は、モータ出力の調整が容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

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