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公開番号
2024113971
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023019287
出願日
2023-02-10
発明の名称
通信効率が改善されたハンドオーバを実行する基地局装置、端末装置、及び制御方法
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04W
36/08 20090101AFI20240816BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ハンドオーバに関する通信効率を改善すること
【解決手段】基地局装置は、接続中の端末装置に対して、端末装置が基地局装置からのハンドオーバ先の候補である他の基地局装置についての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を行い、端末装置に対して、他の基地局装置へのハンドオーバを実行させることなく、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH) orderにより、他の基地局装置へランダムアクセスプリアンブルを送信するように指示し、端末装置が他の基地局装置へハンドオーバすべき状態となったことに応じて、他の基地局装置へのハンドオーバを指示するコマンドを端末装置へ送信する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
基地局装置であって、
接続中の端末装置に対して、当該端末装置が前記基地局装置からのハンドオーバ先の候補である他の基地局装置についての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を行う設定手段と、
前記端末装置に対して、前記他の基地局装置へのハンドオーバを実行させることなく、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH) orderにより、前記他の基地局装置へランダムアクセスプリアンブルを送信するように指示する指示手段と、
前記端末装置が前記他の基地局装置へハンドオーバすべき状態となったことに応じて、前記他の基地局装置へのハンドオーバを指示するコマンドを前記端末装置へ送信する送信手段と、
を有することを特徴とする基地局装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
端末装置であって、
接続中の基地局装置から、前記端末装置が当該基地局装置からのハンドオーバ先の候補である他の基地局装置についての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を受信し、前記基地局装置から、前記他の基地局装置へのハンドオーバを実行させることなく、前記他の基地局装置へランダムアクセスプリアンブルを送信するように前記端末装置に指示する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH) orderを受信する受信手段と、
前記指示に従って、前記他の基地局装置へ前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信手段と、
前記基地局装置から、前記他の基地局装置へのハンドオーバを指示するコマンドを受信した場合に、当該他の基地局装置へのハンドオーバを実行する実行手段と、
を有することを特徴とする端末装置。
【請求項3】
前記受信手段は、1つの前記PDCCHによって、複数の前記他の基地局装置への前記ランダムアクセスプリアンブルの送信の指示を受信する、ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記受信手段は、前記端末装置が前記ランダムアクセスプリアンブルを生成する際に使用する当該端末装置に固有の系列と、前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する際に使用可能な無線リソースを特定するための情報とを前記基地局装置から受信し、
前記送信手段は、前記端末装置に固有の前記系列を用いて前記ランダムアクセスプリアンブルを生成して前記情報によって特定される無線リソースにおいて送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
前記受信手段は、前記基地局装置または前記他の基地局装置から、前記端末装置が送信した前記ランダムアクセスプリアンブルに基づいて前記他の基地局装置において特定されたタイミングアドバンスの値(TA値)を受信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
【請求項6】
前記TA値を維持する維持手段をさらに有し、
前記送信手段は、前記TA値の有効期限が満了したこと又は更新周期が到来したことに応じて、前記他の基地局装置へ所定の上りリンクの信号を送信する、ことを特徴とする請求項5に記載の端末装置。
【請求項7】
前記送信手段は、前記TA値の有効期限が満了したこと又は更新周期が到来したことに応じて前記基地局装置から前記ランダムアクセスプリアンブルの送信を指示された場合に、前記所定の上りリンクの信号として、前記ランダムアクセスプリアンブルを前記他の基地局装置へ送信する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記送信手段は、所定の周期で、又は、前記他の基地局装置からサウンディング参照信号(SRS)の送信を指示されたことに応じて、前記所定の上りリンクの信号として、前記TA値を用いて決定した送信タイミングにおいて、前記SRSを前記他の基地局装置へ送信する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項9】
前記維持手段は、前記端末装置と前記他の基地局装置との間の無線品質が所定レベル以下となったことに応じて、前記TA値の維持を終了する、ことを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項10】
前記送信手段は、前記ランダムアクセスプリアンブルの再送を要求する信号が前記基地局装置から受信された場合に、前記ランダムアクセスプリアンブルを再送し、当該ランダムアクセスプリアンブルの再送を要求する信号が前記基地局装置又は前記他の基地局装置から受信されない場合には、前記ランダムアクセスプリアンブルを再送しない、
ことを特徴とする請求項4に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、セルラ通信システムにおけるハンドオーバ技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
移動体通信システムでは、端末装置の移動に伴い、その端末装置の接続先のセル(基地局装置)を切り替えるハンドオーバが行われる。従来、端末装置は、基地局装置からのハンドオーバの指示を受信した後に、接続の切り替え先のセルにおける同期確立や設定処理を実行して接続を確立する処理が行われる。この接続先の切り替えのための処理には一定の時間がかかり、この処理が行われている期間には端末装置がユーザデータの通信を行うことができない。これに対して、非特許文献1に記載の手法では、ハンドオーバ元の基地局装置が、端末装置に対して、ハンドオーバが実際に行われる前に、ハンドオーバ先の他の基地局装置との接続のための無線リソース制御(RRC)レイヤにおいて通信パラメータを提供しておく。そして、ハンドオーバ元の基地局装置は、ハンドオーバが行われるべきタイミングにおいて、そのセルの切り替えを指示するレイヤ1又はレイヤ2のコマンドを端末装置に送信する。端末装置は、そのコマンドを受信したことに応じて、ハンドオーバ先の基地局装置との間でランダムアクセス手順を実行することにより、その後のRRCレイヤでのせて地処理を行うことなく、ハンドオーバを完了することができる。このような技術により、ハンドオーバに関する通信効率の劣化を抑制することができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
3GPP(登録商標)寄書、R2-2209255
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、ハンドオーバに関する通信効率をさらに改善する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様による基地局装置は、接続中の端末装置に対して、当該端末装置が前記基地局装置からのハンドオーバ先の候補である他の基地局装置についての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を行う設定手段と、前記端末装置に対して、前記他の基地局装置へのハンドオーバを実行させることなく、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH) orderにより、前記他の基地局装置へランダムアクセスプリアンブルを送信するように指示する指示手段と、前記端末装置が前記他の基地局装置へハンドオーバすべき状態となったことに応じて、前記他の基地局装置へのハンドオーバを指示するコマンドを前記端末装置へ送信する送信手段と、を有する。
【0006】
本発明の一態様による端末装置は、接続中の基地局装置から、前記端末装置が当該基地局装置からのハンドオーバ先の候補である他の基地局装置についての無線リソース制御(RRC)レイヤの設定を受信し、前記基地局装置から、前記他の基地局装置へのハンドオーバを実行させることなく、前記他の基地局装置へランダムアクセスプリアンブルを送信するように前記端末装置に指示する物理下りリンク制御チャネル(PDCCH) orderを受信する受信手段と、前記指示に従って、前記他の基地局装置へ前記ランダムアクセスプリアンブルを送信する送信手段と、前記基地局装置から、前記他の基地局装置へのハンドオーバを指示するコマンドを受信した場合に、当該他の基地局装置へのハンドオーバを実行する実行手段と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ハンドオーバに関する通信効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
無線通信システムの構成例を示す図である。
装置のハードウェア構成例を示す図である。
基地局装置の機能構成例を示す図である。
端末装置の機能構成例を示す図である。
無線通信システムで実行される処理の流れの例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴は任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(システム構成)
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。この無線通信システムは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))の第5世代(5G)やその後継規格などの、セルラ通信規格に従って構成されたセルラ通信システムである。無線通信システムは、基地局装置101及び基地局装置102と、端末装置111とを含んで構成される。なお、図1は、説明を簡単にするために2つの基地局装置と1つの端末装置のみを示しているが、多数の基地局装置及び端末装置が当然に存在しうる。
(【0011】以降は省略されています)
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