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公開番号2024152166
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066201
出願日2023-04-14
発明の名称点群復号装置、点群復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類G06T 9/40 20060101AFI20241018BHJP(計算;計数)
要約【課題】Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、符号化効率を改善すること。
【解決手段】本発明に係る点群復号装置200は、方位角ステップ数に関する閾値及び復号した方位角ステップ数による判定を行い、前記判定の結果に基づき、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定するツリー合成部2020を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
点群復号装置であって、
Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、方位角ステップ数に関する閾値及び復号した方位角ステップ数による判定を行い、前記判定の結果に基づき、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定するツリー合成部を備えることを特徴とする点群復号装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ツリー合成部は、前記閾値を、ハードコーディングされた特定の値をとすることを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項3】
前記ツリー合成部は、前記閾値を、前記半径残差を復号する際に用いる方位角ステップ数に関する閾値の値とすることを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項4】
前記ツリー合成部は、前記閾値を復号器にて導出するかどうか制御するためのフラグに基づいて、前記閾値を前記復号器にて導出することを特徴とする請求項1に記載の点群復号装置。
【請求項5】
点群復号装置であって、
復号した半径残差を逆量子化するツリー合成部を備えることを特徴とする点群復号装置。
【請求項6】
点群復号装置であって、
予測器インデックス0番目の予測器を、親ノードとするか或いは相関予測器とするかについて選択するツリー合成部を備えることを特徴とする点群復号装置。
【請求項7】
前記ツリー合成部は、
予測値の計算の完了後に、前記親ノードを前記予測器とした場合及び前記相関予測器を前記予測器とした場合のそれぞれの半径残差を計算し、
前記半径残差が小さくなる方の予測器を第1最適予測器とし、
それ以降に復号するノードにおいて参照ノードとして選択された際に、前記第1最適予測器を参照し、
前記予測器インデックスの0番目の予測器を、前記親ノードとするか或いは前記相関予測器とするかを選択することを特徴とする請求項6に記載の点群復号装置。
【請求項8】
点群復号装置であって、
復号済ノードで事前に最適予測器を計算しておき、前記最適予測器を参照して予測するツリー合成部を備えることを特徴とする点群復号装置。
【請求項9】
前記ツリー合成部は、
予測値の計算の完了後に、予測器リストに存在する予測器の中で、半径残差が最も小さくなる予測器を前記最適予測器とし、
それ以降に復号するノードにおいて参照ノードとして選択された際に、前記最適予測器を参照することを特徴とする請求項8に記載の点群復号装置。
【請求項10】
点群復号方法であって、
Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、方位角ステップ数に関する閾値及び復号した方位角ステップ数による判定を行い、前記判定の結果に基づき、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定する工程を有することを特徴とする点群復号方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、点群復号装置、点群復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献2では、Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、復号した予測器インデックス及び復号した方位角ステップ数に応じて、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
G-PCC codec description、ISO/IEC JTC1/SC29/WG7 N00271
G-PCC 2nd Edition codec description、ISO/IEC JTC1/SC29/WG7 N00314
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献2の方法では、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定する際、復号した方位角ステップ数が0であるか否かを1つの条件としているが、復号対象のデータシーケンスに応じた最適な条件になっていないという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、符号化効率を改善することができる点群復号装置、点群復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴は、点群復号装置であって、Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、方位角ステップ数に関する閾値及び復号した方位角ステップ数による判定を行い、前記判定の結果に基づき、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定するツリー合成部を備えることを要旨とする。
【0007】
本発明の第2の特徴は、点群復号装置であって、復号した半径残差を逆量子化するツリー合成部を備えることを要旨とする。
【0008】
本発明の第3の特徴は、点群復号装置であって、予測器インデックス0番目の予測器を、親ノードとするか或いは相関予測器とするかについて選択するツリー合成部を備えることを要旨とする。
【0009】
本発明の第4の特徴は、点群復号装置であって、復号済ノードで事前に最適予測器を計算しておき、前記最適予測器を参照して予測するツリー合成部を備えることを要旨とする。
【0010】
本発明の第5の特徴は、点群復号方法であって、Predictive geometry codingのAngularモード且つ適応的方位角量子化モードにおいて、方位角ステップ数に関する閾値及び復号した方位角ステップ数による判定を行い、前記判定の結果に基づき、半径残差の復号に利用するコンテクストを決定する工程を有することを要旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

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