TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024110543
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-16
出願番号2023015168
出願日2023-02-03
発明の名称医療情報処理プログラムおよび医療情報処理装置
出願人株式会社ニデック
代理人個人,個人
主分類G16H 10/00 20180101AFI20240808BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】複数の医療情報を適切に医療従事者に提示することが可能な医療情報処理プログラムおよび医療情報処理装置を提供する。
【解決手段】制御部は、対象患者についての複数種類の医療情報の少なくとも一部を、縦列および横列の一方の列に種類毎に並べると共に、他方の列に情報の取得時期の時系列に並べてマトリクス表示として表示部に表示させる。制御部は、マトリクス表示ステップにおいて表示される複数種類の医療情報のうち、値が増減し得る少なくとも一部の種類の医療情報について、時期の経過に伴う値の推移を示す値推移情報を、マトリクス表示と共に表示部に表示させる。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
患者に関する医療情報を処理する医療情報処理装置において実行される医療情報処理プログラムであって、
データベースには、各々の患者毎に、複数種類の医療情報を、各々の情報の取得時期に紐づけて記憶させることが可能であり、
前記医療情報処理プログラムが前記医療情報処理装置の制御部によって実行されることで、
医療情報を処理する対象患者を特定する患者特定ステップと、
前記対象患者についての複数種類の医療情報の少なくとも一部を、縦列および横列の一方の列に種類毎に並べると共に、他方の列に情報の取得時期の時系列に並べてマトリクス表示として表示部に表示させるマトリクス表示ステップと、
マトリクス表示ステップにおいて表示される複数種類の医療情報のうち、値が増減し得る少なくとも一部の種類の医療情報について、時期の経過に伴う値の推移を示す値推移情報を、前記マトリクス表示と共に前記表示部に表示させる値推移情報表示ステップと、
を前記医療情報処理装置に実行させることを特徴とする医療情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の医療情報処理プログラムであって、
前記値推移情報表示ステップでは、少なくとも一部の医療情報の値の推移を図式化したグラフを、前記値推移情報として前記表示部に表示させることを特徴とする医療情報処理プログラム。
【請求項3】
請求項2に記載の医療情報処理プログラムであって、
前記値推移情報表示ステップでは、
前記マトリクス表示上で医療情報の種類がユーザによって指定された場合に、指定された医療情報の値の推移を示す前記グラフを前記表示部に表示させることを特徴とする医療情報処理プログラム。
【請求項4】
請求項2に記載の医療情報処理プログラムであって、
前記値推移情報表示ステップでは、
前記マトリクス表示上で医療情報の時期の範囲がユーザによって指定された場合に、指定された時期の範囲内における医療情報の値の推移を示す前記グラフを前記表示部に表示させることを特徴とする医療情報処理プログラム。
【請求項5】
請求項2に記載の医療情報処理プログラムであって、
前記値推移情報表示ステップでは、
前記グラフ上で特定の値がユーザによって指定された場合に、前記マトリクス表示によって示された複数の値のうち、前記グラフ上で指定された値を、前記マトリクス表示上で明示することを特徴とする医療情報処理プログラム。
【請求項6】
請求項1に記載の医療情報処理プログラムであって、
前記値推移情報表示ステップでは、少なくとも一部の医療情報の値について、前回取得された同一種類の医療情報の値に対する差分、および、基準値に対する差分の少なくとも一方を示す差分情報を、前記マトリクス表示に付加させて前記値推移情報として表示させることを特徴とする医療情報処理プログラム。
【請求項7】
患者に関する医療情報を処理する医療情報処理装置であって、
データベースには、各々の患者毎に、複数種類の医療情報を、各々の情報の取得時期に紐づけて記憶させることが可能であり、
前記医療情報処理装置の制御部は、
医療情報を処理する対象患者を特定する患者特定ステップと、
前記対象患者についての複数種類の医療情報の少なくとも一部を、縦列および横列の一方の列に種類毎に並べると共に、他方の列に情報の取得時期の時系列に並べてマトリクス表示として表示部に表示させるマトリクス表示ステップと、
マトリクス表示ステップにおいて表示される複数種類の医療情報のうち、値が増減し得る少なくとも一部の種類の医療情報について、時期の経過に伴う値の推移を示す値推移情報を、前記マトリクス表示と共に前記表示部に表示させる値推移情報表示ステップと、
を実行することを特徴とする医療情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、患者に関する医療情報を処理するための医療情報処理プログラムおよび医療情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
患者に対する診療を効率化するための種々の技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の医療情報処理装置は、診断対象者の医療画像と、診断対象者の医療画像に類似する医療画像を含む複数の医療画像を、撮影タイミングの時間軸を一致させた状態で表示部に表示させることで、疾患の推移予測の容易化を図っている。また、特許文献1には、疾患の進行度の推移を示すグラフを表示させる技術等も開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/066039号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、医療技術の進歩が進むにつれて、各々の患者について取得される医療情報(例えば、医療画像、検査結果、所見、処方、治療内容等)の種類および数が増加している。医療情報の種類および数が増加すると、診療の精度の向上等に繋がる。一方で、医療従事者は、多くの種類および数の医療情報の中から、患者の診療に必要な医療情報を選択して把握する必要がある。この場合、例えば、診療の効率の低下、および、必要な医療情報の見落とし等が生じる可能性がある。従って、複数の医療情報を適切に医療従事者に提示できる技術が望まれる。
【0005】
本開示の典型的な目的は、複数の医療情報を適切に医療従事者に提示することが可能な医療情報処理プログラムおよび医療情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示における典型的な実施形態が提供する医療情報処理プログラムは、患者に関する医療情報を処理する医療情報処理装置において実行される医療情報処理プログラムであって、データベースには、各々の患者毎に、複数種類の医療情報を、各々の情報の取得時期に紐づけて記憶させることが可能であり、前記医療情報処理プログラムが前記医療情報処理装置の制御部によって実行されることで、医療情報を処理する対象患者を特定する患者特定ステップと、前記対象患者についての複数種類の医療情報の少なくとも一部を、縦列および横列の一方の列に種類毎に並べると共に、他方の列に情報の取得時期の時系列に並べてマトリクス表示として表示部に表示させるマトリクス表示ステップと、マトリクス表示ステップにおいて表示される複数種類の医療情報のうち、値が増減し得る少なくとも一部の種類の医療情報について、時期の経過に伴う値の推移を示す値推移情報を、前記マトリクス表示と共に前記表示部に表示させる値推移情報表示ステップと、を前記医療情報処理装置に実行させる。
【0007】
本開示における典型的な実施形態が提供する医療情報処理装置は、患者に関する医療情報を処理する医療情報処理装置であって、データベースには、各々の患者毎に、複数種類の医療情報を、各々の情報の取得時期に紐づけて記憶させることが可能であり、前記医療情報処理装置の制御部は、医療情報を処理する対象患者を特定する患者特定ステップと、前記対象患者についての複数種類の医療情報の少なくとも一部を、縦列および横列の一方の列に種類毎に並べると共に、他方の列に情報の取得時期の時系列に並べてマトリクス表示として表示部に表示させるマトリクス表示ステップと、マトリクス表示ステップにおいて表示される複数種類の医療情報のうち、値が増減し得る少なくとも一部の種類の医療情報について、時期の経過に伴う値の推移を示す値推移情報を、前記マトリクス表示と共に前記表示部に表示させる値推移情報表示ステップと、を実行する
【0008】
本開示に係る医療情報処理プログラムおよび医療情報処理装置によると、複数の医療情報が適切に医療従事者に提示される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
医療情報処理システム1の概略構成を示すブロック図である。
データベースに記憶された医療情報の一例を模式的に示す概念図である。
第1実施形態の医療情報処理装置10が実行する医療情報処理のフローチャートである。
デフォルトの表示ルールに従って対象患者の医療情報がマトリクス表示された画面の一例を示す図である。
図4に示すデフォルトの表示状態から、緑内障に対応する表示ルールに従って医療情報のマトリクス表示が変更された画面の一例を示す図である。
第2実施形態の医療情報処理装置10が実行する医療情報処理のフローチャートである。
第2実施形態における医療情報のデフォルトのマトリクス表示と、疾患経緯情報の表示の一例を示す図である。
図7に示すデフォルトの表示状態から、併発白内障に対応する表示ルールに従って医療情報のマトリクス表示が変更された画面の一例を示す図である。
第2実施形態において時期毎表示部43が表示された画面の一例を示す図である。
第3実施形態の医療情報処理装置10が実行する医療情報処理のフローチャートである。
第3実施形態における医療情報のマトリクス表示と、値推移情報の表示の一例を示す図である。
図11に示す表示状態において、グラフの表示時期の範囲がマトリクス表示部30上で指定された場合の画面の一例を示す図である。
図11に示す表示状態において、グラフ中の特定の値が指定された場合の画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
(第1態様)
本開示で例示する医療情報処理装置は、患者に関する医療情報を処理する。データベースには、各々の患者毎に、複数種類の医療情報を、各々の情報の取得時期に紐づけて記憶させることが可能である。医療情報処理装置の制御部は、患者特定ステップ、表示ルール設定ステップ、および情報表示ステップを実行する。患者特定ステップでは、制御部は、医療情報を処理する対象患者を特定する。表示ルール設定ステップでは、制御部は、対象患者についての複数種類の医療情報から、表示部に表示させる医療情報の種類を絞り込むルール、および、複数種類の医療情報の表示順を決定するルールの少なくともいずれかを定めた複数の表示ルールの中から、少なくとも1つの表示ルールを設定する。情報表示ステップでは、制御部は、表示ルール設定ステップにおいて設定された表示ルールに従って、対象患者についての複数種類の医療情報に対して、種類の絞り込み処理、および表示順の決定処理の少なくともいずれかを実行したうえで、縦列および横列の一方の列に複数種類の医療情報を表示順に並べると共に、他方の列に情報の取得時期の時系列に並べて表示部に表示させる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社ニデック
眼科装置
8日前
株式会社ニデック
眼科装置
4日前
株式会社ニデック
自覚式検眼装置
4日前
株式会社リンク
心理分析システム
1か月前
花王株式会社
美容システム
4か月前
個人
支援システム、支援プログラム
4か月前
個人
自動車乗員の健康管理システム
11日前
住友化学株式会社
組成提案装置
3か月前
株式会社アルメックス
遠隔医療システム
4か月前
学校法人近畿大学
腫瘍の分類推定システム
5か月前
富士通株式会社
介入方法及び介入プログラム
26日前
住友化学株式会社
学習装置及び予測装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
方法
4か月前
株式会社BiPSEE
情報処理装置及びプログラム
26日前
株式会社医療情報技術研究所
医療機関受付システム
3か月前
富士通株式会社
表示制御方法及び表示制御プログラム
2か月前
株式会社レイヤード
患者管理システム及びプログラム
3か月前
富士通株式会社
機器特定方法及び機器特定プログラム
1か月前
日本電気株式会社
児童支援システム及び児童支援方法
2か月前
株式会社医用工学研究所
手術時間比較システム
5か月前
株式会社ミラボ
スケジュール案内装置、及びプログラム
14日前
個人
プログラム、情報処理方法及び情報処理装置
4か月前
アサイクル株式会社
管理方法、管理システム、管理装置
3か月前
三幸電子株式会社
医薬品販売管理システム
27日前
株式会社 サン・システム
手術器材セット管理システム
2か月前
個人
アミデーション反応のシミュレーション方法
2か月前
タカラベルモント株式会社
リハビリ支援装置
5か月前
株式会社ウェルナス
健康管理システム
2か月前
日清食品ホールディングス株式会社
シニアの健康状態の改善方法
8日前
日本アルテミス株式会社
生体情報管理システム
2か月前
KDDI株式会社
情報処理装置、方法及びプログラム
3か月前
花王株式会社
情報処理システム
3か月前
株式会社100
サービス提供サーバおよびサービス提供方法
29日前
グリムテック株式会社
処方せん医薬品用遠隔自動販売システム
2か月前
株式会社メドレー
プログラム、システム及び方法
2か月前
花王株式会社
アドバイス提供装置
3か月前
続きを見る