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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024107708
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-09
出願番号
2023011782
出願日
2023-01-30
発明の名称
光センサ材料、およびそれを用いた光センサ
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
H10K
30/60 20230101AFI20240802BHJP()
要約
【課題】暗電流値が小さい光センサを提供する。
【解決手段】一般式(1)で表される構造を含む光センサである。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024107708000045.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">38</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">166</com:WidthMeasure> </com:Image>
一般式(1)中、R
1
~R
6
は同一でも異なっていても良く、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換のヘテロアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子およびハロゲン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表す。ただしR
1
~R
6
のうち少なくとも1つはシアノ基またはハロゲン原子である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表される構造を有する、光センサ材料。
TIFF
2024107708000043.tif
36
170
(一般式(1)中、R
1
~R
6
は同一でも異なっていても良く、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換のヘテロアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子およびハロゲン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表す。ただしR
1
~R
6
のうち少なくとも1つはシアノ基またはハロゲン原子である。)
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
陽極と、陰極と、それらの間に備わる有機層と、を有し、光を電気信号に変換する光センサであって、前記有機層が下記一般式(1)で表される化合物を含む、光センサ。
TIFF
2024107708000044.tif
36
170
(一般式(1)中、R
1
~R
6
は同一でも異なっていても良く、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換のヘテロアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子およびハロゲン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表す。ただしR
1
~R
6
のうち少なくとも1つはシアノ基またはハロゲン原子である。)
【請求項3】
前記有機層が、前記陽極側から順に正孔輸送層、光起電力層および電子輸送層を有し、前記一般式(1)で表される化合物が、前記陽極と前記正孔輸送層の間にバッファー層として含まれるか、前記正孔輸送層中にドープされて含まれる、請求項2に記載の光センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光センサ材料、およびそれを用いた光センサに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、IoT(Internet of Things)やビッグデータが注目を集めており、それを支える様々なデータを取得するセンシング技術の重要度が増している。センシング技術には様々な方式が存在するが、中でも、光センシングは、対象波長を選択することによりセンシング対象を変更することができるなど、多様な用途展開が可能であり、有用性が高いセンシング技術である。
【0003】
光センサは、一般に、光を電気エネルギーに変換する光起電力素子と発光素子とを独立に備える。光センサは、発光素子からの光を対象物に照射し、対象物を透過もしくは反射した光を光起電力素子で受光してセンシングする。この技術は生体検知センサとして、例えば、緑色光や赤色光、近赤外光を用いることにより、生体からの入射光または反射光を電気エネルギーに変換することで、指紋や静脈の形状、血中酸素濃度などの生体情報を検知することが可能である。これらの機能をディスプレイ等に組み込むことで、指紋をマルチスキャンするような性能を付与することが可能となる。さらに、基板や発光素子、受光素子を主に有機物で形成することにより、薄型でフレキシブルなデバイスを構成することが可能である(例えば非特許文献1~2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
「アドバンスド マテリアルス(Advanced Materials)」、2016年、28巻、4766頁
「アドバンスド サイエンス(Advanced Science)」、2021年、8巻、2002418頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、ディスプレイの大画面化のため、画面の縁(ベゼル)を小さくするベゼルレス化が進んでいる。ディスプレイのベゼルレス化に伴い、画面内にセンシング素子を設けることができ、高い光電変換効率の発現と共に非センシング時の低電流化(暗電流の低減)が求められている。そこで、本発明は、暗電流低減に寄与する光センサ材料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の構成をとる。
[1]下記一般式(1)で表される構造を有する光センサ材料。
【0007】
TIFF
2024107708000001.tif
37
167
【0008】
一般式(1)中、R
1
~R
6
は同一でも異なっていても良く、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換のヘテロアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子およびハロゲン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表す。ただしR
1
~R
6
のうち少なくとも1つはシアノ基またはハロゲン原子である。
[2]陽極と、陰極と、それらの間に備わる有機層と、を有し、光を電気信号に変換する光センサであって、前記有機層が下記一般式(1)で表される化合物を含む、光センサ。
【0009】
TIFF
2024107708000002.tif
34
167
【0010】
(一般式(1)中、R
1
~R
6
は同一でも異なっていても良く、置換もしくは非置換のアリール基、置換もしくは非置換のヘテロアリール基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子およびハロゲン化アルキル基からなる群より選ばれる基を表す。ただしR
1
~R
6
のうち少なくとも1つはシアノ基またはハロゲン原子である。)
[3]前記有機層が、前記陽極側から順に正孔輸送層、光起電力層および電子輸送層を有し、前記一般式(1)で表される化合物が、前記陽極と前記正孔輸送層の間にバッファー層として含まれるか、前記正孔輸送層中にドープされて含まれる、[2]に記載の光センサ。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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