TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025000092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2023099754
出願日
2023-06-19
発明の名称
樹脂印刷版用処理液、それを用いた樹脂印刷版および印刷物の製造方法
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
G03F
7/32 20060101AFI20241224BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】有機フッ素化合物を必要とすることなく、異物による印刷抜けが生じにくい、印刷性に優れた樹脂印刷版を得ることのできる樹脂印刷版用処理液を提供すること。
【解決手段】炭素数10以上の炭化水素基を有するカチオン性界面活性剤(A)を含有する樹脂印刷版用処理液。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
炭素数10以上の炭化水素基を有するカチオン性界面活性剤(A)を含有する樹脂印刷版用処理液。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記カチオン性界面活性剤(A)が下記一般式(1)で表される構造を有する請求項1に記載の樹脂印刷版用処理液。
TIFF
2025000092000006.tif
40
126
(上記一般式(1)中、R1は、炭素数10以上のアルキル基またはアルケニル基を示す。R2は、水素原子、炭素数1~28のアルキル基またはベンジル基を示す。R3およびR4は、同一でも異なってもよく、炭素数1~5のアルキル基を示す。An
-
は、1価の陰イオンを示す。)
【請求項3】
さらにヒドロキシカルボン酸(B)を含有する請求項1または請求項2に記載の樹脂印刷版用処理液。
【請求項4】
前記ヒドロキシカルボン酸(B)としてジグルコシル没食子酸を含有する請求項3に記載の樹脂印刷版用処理液。
【請求項5】
支持体上にレリーフ形成層を有する樹脂印刷版原版のレリーフ形成層を部分的に除去してレリーフを形成する工程、および、レリーフを請求項1または2に記載の処理液に接触させる工程を有する樹脂印刷版の製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の方法により樹脂印刷版を得て、レリーフにインキを付着させる工程、および、前記インキを被印刷体に転写する工程を含む、印刷物の製造方法。
【請求項7】
前記インキとして紫外線硬化型インキおよび/または電子線硬化型インキを用いる請求項6に記載の印刷物の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、樹脂印刷版用処理液と、それを用いた樹脂印刷版および印刷物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
フレキソ印刷や樹脂凸版印刷などの凸版印刷は、紙器、ラベル、軟包装用途やエレクトロニクス用途などに広く使用されている。樹脂凸版印刷は、樹脂印刷版の凸状レリーフの頂点にインキを付着させ、レリーフを被印刷体に圧着することにより、インキをレリーフから被印刷体に転写する印刷方法である。このとき、塵、埃、紙粉などの異物がレリーフに付着すると、異物周囲の部分にはレリーフにインキが付着しないため、被印刷体にインキが転写されず、印刷抜けと呼ばれる印刷不良が発生する。
【0003】
そこで、レリーフへの塵、埃、紙粉などの異物の付着を低減する技術として、凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面に、凹凸形状を有する感光性樹脂版又は凸版印刷版の版面を処理するための、平均炭素数7以下であるパーフルオロアルキル基を有する含フッ素重合体を含有する版面用処理液(例えば、特許文献1参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2008/133055号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境や人体の健康への影響を考慮して、自然界において分解しにくい人工的に作られた有機フッ素化合物(PFAS)の使用を国際的に制限する動きがあり、特許文献1に記載される版面用処理液にかえて、有機フッ素化合物を使用しない処理液が望まれている。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑み、有機フッ素化合物を必要とすることなく、異物による印刷抜けが生じにくい、印刷性に優れた樹脂印刷版を得ることのできる樹脂印刷版用処理液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は主として以下の構成を有する。
<1>炭素数10以上の炭化水素基を有するカチオン性界面活性剤(A)を含有する樹脂印刷版用処理液。
<2>前記カチオン性界面活性剤(A)が下記一般式(1)で表される構造を有する<1>に記載の樹脂印刷版用処理液。
【0008】
TIFF
2025000092000001.tif
41
126
【0009】
(上記一般式(1)中、R1は、炭素数10以上のアルキル基またはアルケニル基を示す。R2は、水素原子、炭素数1~28のアルキル基またはベンジル基を示す。R3およびR4は、同一でも異なってもよく、炭素数1~5のアルキル基を示す。An-は、1価の陰イオンを示す。)
<3>さらにヒドロキシカルボン酸(B)を含有する<1>または<2>に記載の樹脂印刷版用処理液。
<4>前記ヒドロキシカルボン酸(B)としてジグルコシル没食子酸を含有する<3>に記載の樹脂印刷版用処理液。
<5>支持体上にレリーフ形成層を有する樹脂印刷版原版のレリーフ形成層を部分的に除去してレリーフを形成する工程および、レリーフを<1>~<4>のいずれかに記載の処理液に接触させる工程を有する樹脂印刷版の製造方法。
<6><5>に記載の方法により樹脂印刷版を得て、レリーフにインキを付着させる工程、および、前記インキを被印刷体に転写する工程を含む、印刷物の製造方法。
<7>前記インキとして紫外線硬化型インキおよび/または電子線硬化型インキを用いる<6>に記載の印刷物の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の印刷版用処理液によれば、異物による印刷抜けが生じにくい、印刷性に優れた樹脂印刷版を得ることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
積層体
1か月前
東レ株式会社
防刃材
13日前
東レ株式会社
紡糸口金
1か月前
東レ株式会社
二次電池
1か月前
東レ株式会社
複合半透膜
1か月前
東レ株式会社
積層構造体
20日前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
東レ株式会社
積層フィルム
6日前
東レ株式会社
吹出しノズル
2か月前
東レ株式会社
複合仮撚加工糸
13日前
東レ株式会社
凸版印刷版原版
2か月前
東レ株式会社
液体展開用シート
6日前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
1か月前
東レ株式会社
電子機器筐体用部材
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2日前
東レ株式会社
気体分離膜モジュール
27日前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
2か月前
東レ株式会社
積層体、および太陽電池
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルの製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリエステル仮撚加工糸
1か月前
東レ株式会社
含窒素化合物用の可溶化剤
2か月前
東レ株式会社
光学用ポリエステルフィルム
2日前
東レ株式会社
ラメ糸及びそれを含む織編物
2か月前
東レ株式会社
スパイラル分離膜エレメント
2か月前
東レ株式会社
溶融押出装置および押出方法
1か月前
東レ株式会社
スパイラル分離膜エレメント
6日前
東レ株式会社
複合半透膜およびその製造方法
13日前
東レ株式会社
二軸配向ポリエステルフィルム
13日前
東レ株式会社
熱可塑性プリプレグの製造方法
1か月前
東レ株式会社
被膜除去装置および被膜除去方法
2か月前
東レ株式会社
コアシェル構造を有する電極材料
3か月前
東レ株式会社
ゴルフクラブシャフトの製造方法
13日前
東レ株式会社
おむつ、およびおむつの製造方法
2か月前
東レ株式会社
被膜剥離装置および被膜剥離方法
1か月前
東レ株式会社
被膜除去装置および被膜除去方法
1か月前
東レ株式会社
プラスチックマルチコア光ファイバ
3か月前
続きを見る
他の特許を見る