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公開番号2024106788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-08
出願番号2023011225
出願日2023-01-27
発明の名称使い捨て整髪具
出願人大王製紙株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類A45D 24/00 20060101AFI20240801BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】プラスチックを用いない使い捨て整髪具を提供する。
【解決手段】
本体部と櫛歯部とを有する整髪具であって、本体部は、ヘッド部とヘッド部から延設されたハンドル部とを有し、櫛歯部は、ヘッド部に一体的又は別体的に連接されているとともに、ヘッド部先端側からハンドル部後端側に向かって1又は複数の櫛歯列部を有し、櫛歯部及び本体部が、多層紙で形成されているとともに、櫛歯列部は、多層紙の縁が櫛歯状にされてなる櫛歯列を有する、整髪具により解決される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本体部と櫛歯部とを有する整髪具であって、
本体部は、ヘッド部とヘッド部から延設されたハンドル部とを有し、
櫛歯部は、ヘッド部に一体的又は別体的に連接されているとともに、ヘッド部先端側からハンドル部後端側に向かって1又は複数の櫛歯列部を有し、
櫛歯部及び本体部が、多層紙で形成されているとともに、櫛歯列部は、多層紙の縁が櫛歯状にされてなる櫛歯列を有する、
ことを特徴とする整髪具。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
櫛歯部は、基部と、折り線で折り曲げられて基部の両縁部から立設された一対の櫛歯列部を有し、
ヘッド部は、櫛歯部が取り付けられる正面部と、折り線で折り曲げられて正面部の両縁部から延設された背板部と、を有し、
前記櫛歯部の基部が正面部に接着されて、
櫛歯部が、ヘッド部に連接されている、
請求項1記載の整髪具。
【請求項3】
櫛歯部は、基部の先端側及び後端側に凸片を有し、
この凸片を押えた状態で正面部に接着される櫛歯部押持部材が設けられている、
請求項2記載の整髪具。
【請求項4】
櫛歯部は、基部と、折り線で折り曲げられて基部の両縁部から立設された一対の櫛歯列部と、櫛歯列部の基部側に先端側から後端側に向かって延在する櫛歯部係合溝と、櫛歯部係合溝と基部との間及び基部の先端側部分とで形成される差込部と、を有し、
ヘッド部は、櫛歯部が取り付けられる正面部と、折り線で折り曲げられて正面部の両縁部から延設された背板部と、を有し、
正面部は、ハンドル部後端側からヘッド部先端側に向かって延在する一対のヘッド部係合溝と、一対のヘッド部係合溝間に形成された係止片と、を有し、
櫛歯部の差込部がヘッド部の背板部側に位置し、正面部の差込片が櫛歯部の基部と櫛歯列部との間に位置して、櫛歯部係合溝とヘッド部係合溝とが互いの溝底同士を突合せることで、櫛歯部と取付部とが互いに差し込まれて連結されている、
請求項1記載の整髪具。
【請求項5】
シロキサン化合物が含有されている請求項1~4の何れか1項に記載の整髪具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、櫛、ブラシ等の整髪具に関し、特に、使い捨て整髪具に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
旅館やホテル等の宿泊施設等では、アメニティとして、臨時的に又は数日程度の使用を想定したブラシや櫛などの使い捨ての整髪具が提供されていることがある。このような使い捨ての整髪具は、柄体とともに櫛歯やブラシ毛まで一体成型したものが主流となっている。また、その成形性や強度等の点から、一般的には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、リアリレート等の硬質プラスチックで形成されている(下記特許文献1)。
【0003】
他方で、近年、マイクロプラスチックによる海洋汚染等の問題が注目され、環境保護の点等から脱プラスチック化が世界的に進んでいる。日本においても、「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が成立し、例えば、特定の事業者に対して、使い捨てプラスチック製品の削減が義務化されることとなった。そして、この「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」では、「特定プラスチック使用製品」として、ホテルや旅館の宿泊業等が宿泊者に提供しているヘアブラシや櫛が指定されており、これら整髪具における脱プラスチック化の要望が高まっている。
【0004】
ヘアブラシや櫛等の整髪具は、古くは、柘植等の木材や獣毛等の天然素材によって制作されていたため、脱プラスチック化のため、旧来の木材や獣毛を使用した整髪具とすることも考えられるが、木材や獣毛等は高価でコスト高となるとともに製造工程が煩雑となるため、アメニティ等として提供する使い捨ての製品とするには適していない。
【0005】
整髪具をプラスチック以外の素材、特に使い捨てを想定した素材とする技術は、例えば、下記特許文献2、特許文献3等に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平10-108732
特開2017-012035
特開平8-19420
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2には、コートボール紙を素材とした櫛が開示されている。しかし、この櫛は、主に愛玩動物の毛取りに用いられるものであり、形状や構造が人の使用を想定しておらず、旅館やホテル等の宿泊施設におけるアメニティとしては適していない。
【0008】
特許文献3には、バルカナイズドファイバー又は特定の特殊加工紙を素材とした整髪具が開示されている。しかし、この整髪具は、主に染毛用途を想定したものであり、ブラッシングや整髪等の一般的な使用形態に適する形状ではなく、また、櫛歯の撓りがなく、硬質プラスチック製のアメニティ品の代替としては適するものではない。
【0009】
そこで、本発明の主たる課題は、従来の硬質プラスチック製のアメニティ品と同様の使用感を有しながら、プラスチックを用いない自然環境に配慮された素材の使い捨て整髪具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決した第一の手段は、
本体部と櫛歯部とを有する整髪具であって、
本体部は、ヘッド部とヘッド部から延設されたハンドル部とを有し、
櫛歯部は、ヘッド部に一体的又は別体的に連接されているとともに、ヘッド部先端側からハンドル部後端側に向かって1又は複数の櫛歯列部を有し、
櫛歯部及び本体部が、多層紙で形成されているとともに、櫛歯列部は、多層紙の縁が櫛歯状にされてなる櫛歯列を有する、
ことを特徴とする整髪具である。
(【0011】以降は省略されています)

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