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公開番号2024103706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024090147,2021522728
出願日2024-06-03,2020-04-28
発明の名称ドライバ回路、及びスイッチシステム
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H02M 1/08 20060101AFI20240725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】容量の大きなコンデンサを用いずにターンオン時間の短縮化を図る。
【解決手段】スピードアップ回路14は、電源端子11と半導体スイッチ素子2のゲート21との間に設けられる。インピーダンス素子15は、スピードアップ回路14と半導体スイッチ素子2のゲート21との間のノードN1と、信号入力端子13と、の間に設けられる。スピードアップ回路14では、第2の電界効果トランジスタQ2は、第1の電界効果トランジスタQ1に直列接続されており、半導体スイッチ素子2のゲート21に接続される。インピーダンス素子15のインピーダンスは、第1の電界効果トランジスタQ1と第2の電界効果トランジスタQ2との両方がオン状態のときのスピードアップ回路14のインピーダンスよりも高い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ゲート及び前記ゲートに対応するソースを有する電流駆動型の半導体スイッチ素子のドライバ回路であって、
電源端子と、
前記半導体スイッチ素子の前記ソースに接続されるグランド端子と、
信号入力端子と、
前記電源端子と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間に設けられるスピードアップ回路と、
前記スピードアップ回路と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間のノードと、前記信号入力端子と、の間に設けられるインピーダンス素子と、
前記電源端子に接続されている抵抗と、
前記抵抗と前記グランド端子との間に設けられている定電流回路と、を備え、
前記スピードアップ回路は、
第1の電界効果トランジスタと、
前記第1の電界効果トランジスタに直列接続されており、前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに接続される第2の電界効果トランジスタと、を有し、
前記インピーダンス素子のインピーダンスは、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの両方がオン状態のときの前記スピードアップ回路のインピーダンスよりも高く、
前記第2の電界効果トランジスタの前記ゲートが前記抵抗と前記定電流回路との間のノードに接続されている、
ドライバ回路。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
ゲート及び前記ゲートに対応するソースを有する電流駆動型の半導体スイッチ素子のドライバ回路であって、
電源端子と、
前記半導体スイッチ素子の前記ソースに接続されるグランド端子と、
信号入力端子と、
前記電源端子と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間に設けられるスピードアップ回路と、
前記スピードアップ回路と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間のノードと、前記信号入力端子と、の間に設けられるインピーダンス素子と、
前記電源端子に接続されている抵抗と、
前記抵抗と前記グランド端子との間に設けられている定電圧回路と、を備え、
前記スピードアップ回路は、
第1の電界効果トランジスタと、
前記第1の電界効果トランジスタに直列接続されており、前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに接続される第2の電界効果トランジスタと、を有し、
前記インピーダンス素子のインピーダンスは、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの両方がオン状態のときの前記スピードアップ回路のインピーダンスよりも高く、
前記定電圧回路は、複数のダイオードを直列接続して構成されており、
前記抵抗と前記定電圧回路との間のノードが、前記第2の電界効果トランジスタの前記ゲートに接続されている、
ドライバ回路。
【請求項3】
前記第2の電界効果トランジスタは、ノーマリオン型の電界効果トランジスタである、
請求項1又は2に記載のドライバ回路。
【請求項4】
ゲート及び前記ゲートに対応するソースを有する電流駆動型の半導体スイッチ素子のドライバ回路であって、
電源端子と、
前記半導体スイッチ素子の前記ソースに接続されるグランド端子と、
信号入力端子と、
前記電源端子と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間に設けられるスピードアップ回路と、
前記スピードアップ回路と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間のノードと、前記信号入力端子と、の間に設けられるインピーダンス素子と、
前記電源端子に接続されている定電流回路と、
前記定電流回路と前記グランド端子との間に設けられている抵抗と、を備え、
前記スピードアップ回路は、
第1の電界効果トランジスタと、
前記第1の電界効果トランジスタに直列接続されており、前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに接続される第2の電界効果トランジスタと、を有し、
前記インピーダンス素子のインピーダンスは、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの両方がオン状態のときの前記スピードアップ回路のインピーダンスよりも高く、
前記第2の電界効果トランジスタの前記ゲートが前記定電流回路と前記抵抗との間のノードに接続されている、
ドライバ回路。
【請求項5】
入力端及び出力端を有し前記電源端子と前記グランド端子との間に設けられているDCFL回路を更に備え、
前記DCFL回路の入力端が前記信号入力端子に接続されており、
前記DCFL回路の出力端が前記インピーダンス素子を介して前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに接続される、
請求項1~4のいずれか一項に記載のドライバ回路。
【請求項6】
前記半導体スイッチ素子は、前記ゲート及び前記ソースの各々を2つ有するデュアルゲート型の双方向スイッチ素子であり、
前記スピードアップ回路を2つ備え、
前記2つのスピードアップ回路のうち1つのスピードアップ回路が前記2つのゲートのうち一方のゲートである第1ゲートに接続され、残りの1つのスピードアップ回路が前記2つのゲートのうち他方のゲートである第2ゲートに接続されている、
請求項1~5のいずれか一項に記載のドライバ回路。
【請求項7】
前記半導体スイッチ素子は、GaN系半導体スイッチ素子である、
請求項1~6のいずれか一項に記載のドライバ回路。
【請求項8】
前記ドライバ回路は、モノリシック集積回路である、
請求項1~7のいずれか一項に記載のドライバ回路。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか一項に記載のドライバ回路と、前記半導体スイッチ素子と、を備える、
スイッチシステム。
【請求項10】
前記ドライバ回路は、モノリシック集積回路である、
請求項9に記載のスイッチシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ドライバ回路、及びスイッチシステムに関し、より詳細には、電流駆動型の半導体スイッチ素子のドライバ回路、及びそれを備えるスイッチシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、半導体素子のゲート駆動回路が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載された半導体素子は、ゲート駆動型半導体素子である。半導体素子は、スイッチング回路からの信号に基づいて駆動される。スイッチング回路は、ドライブ回路と、ゲート抵抗器とコンデンサとの並列回路と、でゲート駆動回路を構成している。
【0004】
ドライブ回路は、NPNトランジスタ及びPNPトランジスタで構成されている。半導体素子を構成するゲート駆動型半導体素子は、GIT(Gate Injection Transistor)である。
特許文献1に開示されたゲート駆動回路では、ゲート抵抗器と並列接続されたコンデンサを備えることで、高速スイッチングを可能としているので、容量の大きなコンデンサを備える必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-51165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示の目的は、容量の大きなコンデンサを用いずに半導体スイッチ素子のターンオン時間の短縮化を図れるドライバ回路、及びスイッチシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る一態様のドライバ回路は、ゲート及び前記ゲートに対応するソースを有する電流駆動型の半導体スイッチ素子のドライバ回路であって、電源端子と、グランド端子と、信号入力端子と、スピードアップ回路と、インピーダンス素子と、を備える。前記グランド端子は、前記半導体スイッチ素子の前記ソースに接続される。前記スピードアップ回路は、前記電源端子と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間に設けられる。前記インピーダンス素子は、前記スピードアップ回路と前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間のノードと、前記信号入力端子と、の間に設けられる。前記スピードアップ回路は、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジスタと、を有する。前記第2の電界効果トランジスタは、前記第1の電界効果トランジスタに直列接続されており、前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに接続される。前記インピーダンス素子のインピーダンスは、前記第1の電界効果トランジスタと前記第2の電界効果トランジスタとの両方がオン状態のときの前記スピードアップ回路のインピーダンスよりも高い。
【0008】
本開示に係る一態様のドライバ回路は、ゲート及び前記ゲートに対応するソースを有する電流駆動型の半導体スイッチ素子のドライバ回路であって、電源端子と、グランド端子と、信号入力端子と、第1の電界効果トランジスタと、第2の電界効果トランジスタと、インピーダンス素子と、を備える。前記グランド端子は、前記半導体スイッチ素子の前記ソースに接続される。前記第1の電界効果トランジスタは、前記電源端子に接続されている。前記第2の電界効果トランジスタは、前記第1の電界効果トランジスタに直列接続されており、前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに接続される。前記インピーダンス素子は、前記第2の電界効果トランジスタと前記半導体スイッチ素子の前記ゲートとの間のノードと、前記信号入力端子と、の間に設けられる。前記ドライバ回路は、前記第2の電界効果トランジスタがオンの状態で、前記信号入力端子に入力される信号の電位レベルが第1電位レベルから第1電位レベルよりも高い第2電位レベルに変化したときに、前記第1の電界効果トランジスタがオンして前記インピーダンス素子を通る電流よりも大きな電流を前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに流すことで前記半導体スイッチ素子のゲート電圧を閾値電圧よりも大きな所定値よりも大きくし、その後、前記インピーダンス素子を通して前記半導体スイッチ素子の前記ゲートに電流を流し続けることで前記半導体スイッチ素子のゲート電圧を前記所定値にする。
【0009】
本開示に係る一態様のスイッチシステムは、前記ドライバ回路と、前記半導体スイッチ素子と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
図2は、同上のドライバ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図3は、実施形態2に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
図4は、実施形態3に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
図5は、実施形態4に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図であるである。
図6は、実施形態5に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
図7は、実施形態6に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
図8は、同上のドライバ回路における定電流回路の動作説明図である。
図9は、実施形態7に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
図10は、同上のドライバ回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。
図11は、実施形態8に係るドライバ回路を備えるスイッチシステムの回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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