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公開番号
2024141633
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053389
出願日
2023-03-29
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
個人
,
個人
主分類
H02M
7/12 20060101AFI20241003BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】単相交流電源が電気的に接続された場合にAC/DC変換器から出力される電圧と、三相交流電源が電気的に接続された場合にAC/DC変換器から出力される電圧とを近づけたい場合であっても、単相交流電源が電気的に接続された場合のAC/DC変換器の昇圧率を抑えること。
【解決手段】第1コンデンサC1の一端は、第1上アームスイッチング素子Q1、第2上アームスイッチング素子Q3及び第3上アームスイッチング素子Q5の接続点と接続される。第2コンデンサC2の一端は、第1下アームスイッチング素子Q2、第2下アームスイッチング素子Q4及び第3下アームスイッチング素子Q6の接続点と接続される。第2コンデンサC2の他端は、第1コンデンサC1の他端と接続される。第4配線60の一端は、第1コンデンサC1と第2コンデンサC2との接続点と接続される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
入力された交流電力を直流電力に変換して出力するAC/DC変換器と、
前記AC/DC変換器に接続されたコンデンサユニットと、を有する電力変換装置であって、
前記AC/DC変換器は、
第1上アームスイッチング素子と第1下アームスイッチング素子とを直列接続した第1直列接続体と、
第2上アームスイッチング素子と第2下アームスイッチング素子とを直列接続した第2直列接続体と、
第3上アームスイッチング素子と第3下アームスイッチング素子とを直列接続した第3直列接続体と、
一端が前記第1上アームスイッチング素子と前記第1下アームスイッチング素子との接続点と電気的に接続される第1リアクトルと、
一端が前記第1リアクトルの他端と接続される配線であって、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記三相交流電源の第1相と電気的に接続され、前記AC/DC変換器に、中性点が接地された単相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記単相交流電源と電気的に接続されることで非接地配線として使用される第1配線と、
一端が前記第2上アームスイッチング素子と前記第2下アームスイッチング素子との接続点と電気的に接続される第2リアクトルと、
一端が前記第2リアクトルの他端と接続される配線であって、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記三相交流電源の第2相と電気的に接続される第2配線と、
一端が前記第3上アームスイッチング素子と前記第3下アームスイッチング素子との接続点と電気的に接続される第3リアクトルと、
一端が前記第3リアクトルの他端と接続される配線であって、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記三相交流電源の第3相と電気的に接続される第3配線と、を備え、
前記コンデンサユニットは、
一端が、前記第1上アームスイッチング素子、前記第2上アームスイッチング素子及び前記第3上アームスイッチング素子の接続点と接続される第1コンデンサと、
一端が、前記第1下アームスイッチング素子、前記第2下アームスイッチング素子及び前記第3下アームスイッチング素子の接続点と接続されるとともに、他端が、前記第1コンデンサの他端と接続される第2コンデンサと、
一端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点と接続される第4配線と、を備え、
前記AC/DC変換器に、中性点が接地された単相交流電源を電気的に接続する場合、前記第4配線の他端は前記単相交流電源に電気的に接続されて非接地配線として使用される、電力変換装置。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続するか、前記第2配線と三相交流電源の第2相とを電気的に接続するかを切り替え可能とする第1切替部と、
前記第1配線と前記第3配線とを電気的に接続するか、前記第3配線と三相交流電源の第3相とを電気的に接続するかを切り替え可能とする第2切替部と、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、前記第2配線と前記三相交流電源の第2相とが電気的に接続されるように前記第1切替部を制御し、かつ、前記第3配線と前記三相交流電源の第3相とが電気的に接続されるように前記第2切替部を制御し、
前記AC/DC変換器に、前記単相交流電源を電気的に接続する場合、前記第1配線と前記第2配線とが電気的に接続させるように前記第1切替部を制御し、かつ、前記第1配線と前記第3配線とが電気的に接続させるように前記第2切替部を制御する、請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記AC/DC変換器に接続されるDC/DC変換器を備える、請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示の電力変換装置は、AC/DC変換器と、DC/DC変換器と、を備える。AC/DC変換器は、交流電源から加わる交流電力を直流電力に変換して出力する。DC/DC変換器には、AC/DC変換器から出力された直流電力が入力される。DC/DC変換器は、入力された直流電力を変圧して出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-11981号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電力変換装置のAC/DC変換器は、単相交流電源と三相交流電源のどちらにも電気的に接続可能に構成される場合がある。この場合、AC/DC変換器に三相交流電源が電気的に接続されている場合にAC/DC変換器から出力される電圧と、AC/DC変換器に単相交流電源が電気的に接続されている場合にAC/DC変換器から出力される電圧の差を小さくすることが好ましいが、AC/DC変換器に単相交流電源が電気的に接続された場合のAC/DC変換器の昇圧率を、AC/DC変換器に三相交流電源が電気的に接続された場合の昇圧率よりも大幅に高くする必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する電力変換装置は、入力された交流電力を直流電力に変換して出力するAC/DC変換器と、前記AC/DC変換器に接続されたコンデンサユニットと、を有する電力変換装置であって、前記AC/DC変換器は、第1上アームスイッチング素子と第1下アームスイッチング素子とを直列接続した第1直列接続体と、第2上アームスイッチング素子と第2下アームスイッチング素子とを直列接続した第2直列接続体と、第3上アームスイッチング素子と第3下アームスイッチング素子とを直列接続した第3直列接続体と、一端が前記第1上アームスイッチング素子と前記第1下アームスイッチング素子との接続点と電気的に接続される第1リアクトルと、一端が前記第1リアクトルの他端と接続される配線であって、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記三相交流電源の第1相と電気的に接続され、前記AC/DC変換器に、中性点が接地された単相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記単相交流電源と電気的に接続されることで非接地配線として使用される第1配線と、一端が前記第2上アームスイッチング素子と前記第2下アームスイッチング素子との接続点と電気的に接続される第2リアクトルと、一端が前記第2リアクトルの他端と接続される配線であって、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記三相交流電源の第2相と電気的に接続される第2配線と、一端が前記第3上アームスイッチング素子と前記第3下アームスイッチング素子との接続点と電気的に接続される第3リアクトルと、一端が前記第3リアクトルの他端と接続される配線であって、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、他端が前記三相交流電源の第3相と電気的に接続される第3配線と、を備え、前記コンデンサユニットは、一端が、前記第1上アームスイッチング素子、前記第2上アームスイッチング素子及び前記第3上アームスイッチング素子の接続点と接続される第1コンデンサと、一端が、前記第1下アームスイッチング素子、前記第2下アームスイッチング素子及び前記第3下アームスイッチング素子の接続点と接続されるとともに、他端が、前記第1コンデンサの他端と接続される第2コンデンサと、一端が前記第1コンデンサと前記第2コンデンサとの接続点と接続される第4配線と、を備え、前記AC/DC変換器に、中性点が接地された単相交流電源を電気的に接続する場合、前記第4配線の他端は前記単相交流電源に電気的に接続されて非接地配線として使用される。
【0006】
単相交流電源が電気的に接続された場合にAC/DC変換器から出力される電圧と、三相交流電源が電気的に接続された場合にAC/DC変換器から出力される電圧とを近づけたい場合であっても、単相交流電源が電気的に接続された場合のAC/DC変換器の昇圧率を抑えることができる。
【0007】
上記電力変換装置について、前記第1配線と前記第2配線とを電気的に接続するか、前記第2配線と三相交流電源の第2相とを電気的に接続するかを切り替え可能とする第1切替部と、前記第1配線と前記第3配線とを電気的に接続するか、前記第3配線と三相交流電源の第3相とを電気的に接続するかを切り替え可能とする第2切替部と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記AC/DC変換器に、三相交流電源を電気的に接続する場合、前記第2配線と前記三相交流電源の第2相とが電気的に接続されるように前記第1切替部を制御し、かつ、前記第3配線と前記三相交流電源の第3相とが電気的に接続されるように前記第2切替部を制御し、前記AC/DC変換器に、前記単相交流電源を電気的に接続する場合、前記第1配線と前記第2配線とが電気的に接続させるように前記第1切替部を制御し、かつ、前記第1配線と前記第3配線とが電気的に接続させるように前記第2切替部を制御してもよい。
【0008】
上記電力変換装置について、前記AC/DC変換器に接続されるDC/DC変換器を備えていてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、単相交流電源が電気的に接続された場合にAC/DC変換器から出力される電圧と、三相交流電源が電気的に接続された場合にAC/DC変換器から出力される電圧とを近づけたい場合であっても、単相交流電源が電気的に接続された場合のAC/DC変換器の昇圧率を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
三相交流電源が接続されている場合の電力変換装置を示す回路図である。
単相交流電源が接続されている場合の電力変換装置を示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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