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公開番号2024103612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024087127,2021178430
出願日2024-05-29,2021-11-01
発明の名称肺炎球菌ワクチンにおける使用のための免疫原性組成物
出願人ファイザー・インク
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 47/64 20170101AFI20240725BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】コンジュゲートの数を制限しながら、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)、特に、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清群15に対する防御のための免疫原性組成物を提供すること。
【解決手段】したがって、本発明は、肺炎球菌ワクチンにおける使用のための新規免疫原性組成物、および前記免疫原性組成物を使用する、肺炎球菌感染に対する、ヒト対象、特に、乳児および高齢者のワクチン接種に関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型15Bおよび15Cによる感染に対してヒト対象を免疫化するための、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型15B由来の糖コンジュゲートを含むが、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型15C由来の糖コンジュゲートを含まない組成物。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
組成物が、7~25個の異なる血清型の肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)由来の糖コンジュゲートを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型15B由来の糖コンジュゲートに加えて、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型1、3、4、5、6A、6B、7F、8、9V、10A、11A、12F、14、18C、19A、19F、23F、22F、および33F由来の糖コンジュゲートをさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
組成物の糖コンジュゲートが、CRM
197
に全て個別にコンジュゲートされている、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型15Bおよび15Cによる感染に対してヒト対象を免疫化するための、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物と、情報リーフレットとを含むキット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の目的は、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清群15に対する防御のための免疫原性組成物を提供することである。本発明の免疫原性組成物は、典型的には、糖が肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)の血清型に由来するコンジュゲート化莢膜糖抗原(糖コンジュゲート)を含む。本発明は、肺炎球菌ワクチンにおける使用のための新規免疫原性組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
肺炎球菌によって引き起こされる感染症は、世界的の罹患と死亡の主な原因である。肺炎、熱性菌血症および髄膜炎は侵襲性肺炎球菌疾患の最も一般的な症状であるが、気道内での細菌拡散は、中耳感染、副鼻腔炎または反復性気管支炎をもたらし得る。侵襲性疾患と比較して、非侵襲性症状は通常、あまり重篤ではないが、かなりより一般的である。
【0003】
肺炎球菌疾患の原因菌である、肺炎連鎖球菌(Streptococcus pneumoniae)(肺炎球菌)は、多糖莢膜によって取り囲まれた、グラム陽性被包性球菌である。この莢膜の組成における差異は、約91種の莢膜型間の血清学的差異を可能にし、その一部は肺炎球菌疾患と関連することが多いが、他は稀である。侵襲性肺炎球菌感染は、肺炎、髄膜炎および熱性菌血症を含む;中でも、一般的な非侵襲性症状は、中耳炎、副鼻腔炎および気管支炎である。
【0004】
肺炎球菌コンジュゲートワクチン(PCV)は、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)(肺炎球菌)によって引き起こされる疾患に対して防御するために使用される肺炎球菌ワクチンである。現在、世界市場で利用可能な3種のPCVワクチンがある:PREVNAR(登録商標)(一部の国では、Prevenarと呼ばれる)(7価ワクチン)、SYNFLORIX(登録商標)(10価ワクチン)およびPREVNAR13(登録商標)(13価ワクチン)。
【0005】
PREVNAR13(登録商標)における13を超える疾患を引き起こす特定の血清型は、地域、集団によって変化し、抗生物質耐性の獲得、肺炎球菌ワクチン導入および未知の起源の長期的傾向に起因して時間と共に変化し得る。
【0006】
免疫原性組成物にコンジュゲートを追加することは、コンジュゲートを組み合わせて単一の多価注射にすると、結果として、異なる成分間での競合が生じることがあり、個々のコンジュゲートの免疫原性に有害な影響を及ぼしかねないため、一筋縄でいく過程ではない。
【0007】
この干渉の現象のために、多価ワクチンに含めることのできるコンジュゲートの数は、制限される場合がある。したがって、組成物中のコンジュゲートの数を制限しながらの、多数の血清型に対する防御は、かなりの意義があるにもかかわらず、実現するのは非常に難しくなり得る。
【0008】
肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清群15は、4つの血清型:15A、15B、15C、および15Fを含む。
【0009】
血清型15A、15B、および15Cが、特に懸念され、15Fは、医学的にそれほど懸念されないようである(例えばCui YAら、Hum Vaccin Immunother.2017;13(6):1~13を参照)。
【0010】
本発明の目的は、コンジュゲートの数を制限しながら、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)、特に、肺炎連鎖球菌(S.pneumoniae)血清型15A、15B、および15Cに対する適切な防御を行うための免疫原性組成物またはワクチンスケジュールを提供することである。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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