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公開番号2024103570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2024086012,2023033320
出願日2024-05-28,2019-05-09
発明の名称送信装置、送信方法、送信プログラム及びそれを保存する非一時的記憶媒体
出願人パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ,Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 19/119 20140101AFI20240725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ブロック分割情報の符号化において圧縮効率を向上させることができる送信装置を提供する
【解決手段】送信装置は、分割タイプを定義したブロック分割モードを一つ又は複数組み合わせたブロック分割モードセットを用いて複数のブロックに分割し、第1のブロック分割モードの分割数が3であり、第2ブロックが、第1ブロックの分割後に得られたブロックのうちの中央のブロックであり、かつ、第2のブロック分割モードの分割方向が、第1のブロック分割モードの分割方向と同じである場合、第2のブロック分割モードを識別するためのパラメータは、ブロックを水平方向または垂直方向の何れに分割するかを示す第1のフラグを含み、ブロックを分割する分割数を示す第2のフラグを含まない。
【選択図】図33
特許請求の範囲【請求項1】
ピクチャを符号化したビットストリームを送信する送信装置であって、
プロセッサと、
メモリと、を備え、
前記プロセッサは、
前記メモリから読み出した前記ピクチャを、分割タイプを定義したブロック分割モードを一つ又は複数組み合わせたブロック分割モードセットを用いて複数のブロックに分割するブロック分割決定部と、
前記複数のブロックを符号化する符号化部と、
前記複数のブロックを符号化したビットストリームを送信する送信部と、
を有し、
前記ブロック分割モードセットは、第1ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第1のブロック分割モードと、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックの一つである第2ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第2のブロック分割モードと、からなり、
前記ブロック分割決定部は、前記第1のブロック分割モードの前記分割数が3であり、前記第2ブロックが、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックのうちの中央のブロックであり、かつ、前記第2のブロック分割モードの前記分割方向が、前記第1のブロック分割モードの前記分割方向と同じである場合、前記第2のブロック分割モードを識別するためのパラメータは、前記ブロックを水平方向または垂直方向の何れに分割するかを示す第1のフラグを含み、前記ブロックを分割する分割数を示す第2のフラグを含まない、
送信装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
メモリから読み出したピクチャを、分割タイプを定義したブロック分割モードを一つ又は複数組み合わせたブロック分割モードセットを用いて複数のブロックに分割し、
前記複数のブロックを符号化し、
前記複数のブロックを符号化したビットストリームを送信し、
前記ブロック分割モードセットは、第1ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第1のブロック分割モードと、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックの一つである第2ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第2のブロック分割モードと、からなり、
前記分割では、前記第1のブロック分割モードの前記分割数が3であり、前記第2ブロックが、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックのうちの中央のブロックであり、かつ、前記第2のブロック分割モードの前記分割方向が、前記第1のブロック分割モードの前記分割方向と同じである場合、前記第2のブロック分割モードを識別するためのパラメータは、前記ブロックを水平方向または垂直方向の何れに分割するかを示す第1のフラグを含み、前記ブロックを分割する分割数を示す第2のフラグを含まない、
送信方法。
【請求項3】
メモリから読み出したピクチャを、分割タイプを定義したブロック分割モードを一つ又は複数組み合わせたブロック分割モードセットを用いて複数のブロックに分割し、
前記複数のブロックを符号化し、
前記複数のブロックを符号化したビットストリームを送信し、
前記ブロック分割モードセットは、第1ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第1のブロック分割モードと、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックの一つである第2ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第2のブロック分割モードと、からなり、
前記分割では、前記第1のブロック分割モードの前記分割数が3であり、前記第2ブロックが、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックのうちの中央のブロックであり、かつ、前記第2のブロック分割モードの前記分割方向が、前記第1のブロック分割モードの前記分割方向と同じである場合、前記第2のブロック分割モードを識別するためのパラメータは、前記ブロックを水平方向または垂直方向の何れに分割するかを示す第1のフラグを含み、前記ブロックを分割する分割数を示す第2のフラグを含まない、
送信プログラム。
【請求項4】
送信プログラムを保存する、コンピュータ読み取り可能な非一時的記憶媒体であって、
前記送信プログラムは、
メモリから読み出したピクチャを、分割タイプを定義したブロック分割モードを一つ又は複数組み合わせたブロック分割モードセットを用いて複数のブロックに分割し、
前記複数のブロックを符号化し、
前記複数のブロックを符号化したビットストリームを送信し、
前記ブロック分割モードセットは、第1ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第1のブロック分割モードと、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックの一つである第2ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第2のブロック分割モードと、からなり、
前記分割では、前記第1のブロック分割モードの前記分割数が3であり、前記第2ブロックが、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックのうちの中央のブロックであり、かつ、前記第2のブロック分割モードの前記分割方向が、前記第1のブロック分割モードの前記分割方向と同じである場合、前記第2のブロック分割モードを識別するためのパラメータは、前記ブロックを水平方向または垂直方向の何れに分割するかを示す第1のフラグを含み、前記ブロックを分割する分割数を示す第2のフラグを含まない、
非一時的記憶媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ブロック分割を用いて映像及び画像を符号化及び復号するための方法及び装置に関する。
続きを表示(約 4,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来の画像及び映像符号化方法では、画像は、一般的にブロックに分割され、ブロックレベルで符号化及び復号処理が行われる。最近の映像規格開発では、典型的な8x8又は16x16サイズの他に様々なブロックサイズで符号化及び復号処理を行うことができる。画像の符号化及び復号処理のために4x4から256x256までのサイズの範囲を用いることができる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
H.265(ISO/IEC 23008-2 HEVC(High Efficiency Video Coding))
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
4x4から256x256までのサイズの範囲を表すためには、ブロックパーティションモード(例えば、四分木、二分木及び三分木)及びパーティションフラグ(例えばスプリットフラグ)のようなブロック分割情報がブロックのために決定及び信号化される。その信号化のオーバーヘッドは、分割深さが増加すれば増加する。そして、増加したオーバーヘッドは、映像圧縮効率を低下させる。
【0005】
そこで、本開示の一態様に係る符号化装置は、ブロック分割情報の符号化において圧縮効率を向上させることができる送信装置等を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る送信装置は、ピクチャを符号化したビットストリームを送信する送信装置であって、プロセッサと、メモリと、を備え、前記プロセッサは、前記メモリから読み出した前記ピクチャを、分割タイプを定義したブロック分割モードを一つ又は複数組み合わせたブロック分割モードセットを用いて複数のブロックに分割するブロック分割決定部と、前記複数のブロックを符号化する符号化部と、前記複数のブロックを符号化したビットストリームを送信する送信部と、を有し、前記ブロック分割モードセットは、第1ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第1のブロック分割モードと、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックの一つである第2ブロックを分割するための分割方向と分割数を定義した第2のブロック分割モードと、からなり、前記ブロック分割決定部は、前記第1のブロック分割モードの前記分割数が3であり、前記第2ブロックが、前記第1ブロックの分割後に得られたブロックのうちの中央のブロックであり、かつ、前記第2のブロック分割モードの前記分割方向が、前記第1のブロック分割モードの前記分割方向と同じである場合、前記第2のブロック分割モードを識別するためのパラメータは、前記ブロックを水平方向または垂直方向の何れに分割するかを示す第1のフラグを含み、前記ブロックを分割する分割数を示す第2のフラグを含まない。
【0007】
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ブロック分割情報の符号化において圧縮効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1に係る符号化装置の機能構成を示すブロック図である。
図2は、実施の形態1におけるブロック分割の一例を示す図である。
図3は、各変換タイプに対応する変換基底関数を示す表である。
図4Aは、ALFで用いられるフィルタの形状の一例を示す図である。
図4Bは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図4Cは、ALFで用いられるフィルタの形状の他の一例を示す図である。
図5Aは、イントラ予測における67個のイントラ予測モードを示す図である。
図5Bは、OBMC処理による予測画像補正処理の概要を説明するためのフローチャートである。
図5Cは、OBMC処理による予測画像補正処理の概要を説明するための概念図である。
図5Dは、FRUCの一例を示す図である。
図6は、動き軌道に沿う2つのブロック間でのパターンマッチング(バイラテラルマッチング)を説明するための図である。
図7は、カレントピクチャ内のテンプレートと参照ピクチャ内のブロックとの間でのパターンマッチング(テンプレートマッチング)を説明するための図である。
図8は、等速直線運動を仮定したモデルを説明するための図である。
図9Aは、複数の隣接ブロックの動きベクトルに基づくサブブロック単位の動きベクトルの導出を説明するための図である。
図9Bは、マージモードによる動きベクトル導出処理の概要を説明するための図である。
図9Cは、DMVR処理の概要を説明するための概念図である。
図9Dは、LIC処理による輝度補正処理を用いた予測画像生成方法の概要を説明するための図である。
図10は、実施の形態1に係る復号装置の機能構成を示すブロック図である。
図11は、実施の形態2に係る映像符号化処理を示すフローチャートである。
図12は、実施の形態2に係る映像復号処理を示すフローチャートである。
図13は、実施の形態3に係る映像符号化処理を示すフローチャートである。
図14は、実施の形態3に係る映像復号処理を示すフローチャートである。
図15は、実施の形態2又は3に係る映像/画像符号化装置の構造を示すブロック図である。
図16は、実施の形態2又は3に係る映像/画像復号装置の構造を示すブロック図である。
図17は、実施の形態2又は3における圧縮映像ストリーム内の第1パラメータの考えられる位置の例を示す図である。
図18は、実施の形態2又は3における圧縮映像ストリーム内の第2パラメータの考えられる位置の例を示す図である。
図19は、実施の形態2又は3において第1パラメータの後に続く第2パラメータの例を示す図である。
図20は、実施の形態2において、ステップ(2c)に示すように、2NxN画素のブロックの分割のために第2パーティションモードが選択されない一例を示す図である。
図21は、実施の形態2において、ステップ(2c)に示すように、Nx2N画素のブロックの分割のために第2パーティションモードが選択されない一例を示す図である。
図22は、実施の形態2において、ステップ(2c)に示すように、NxN画素のブロックの分割のために第2パーティションモードが選択されない一例を示す図である。
図23は、実施の形態2において、ステップ(2c)に示すように、NxN画素のブロックの分割のために第2パーティションモードが選択されない一例を示す図である。
図24は、実施の形態2において、ステップ(3)に示すように、第2パーティションモードが選択されないときに選択されたパーティションモードを用いて2NxN画素のブロックを分割する一例を示す図である。
図25は、実施の形態2において、ステップ(3)に示すように、第2パーティションモードが選択されないときに選択されたパーティションモードを用いてNx2N画素のブロックを分割する一例を示す図である。
図26は、実施の形態2において、ステップ(3)に示すように、第2パーティションモードが選択されないときに選択されたパーティションモードを用いてNxN画素のブロックを分割する一例を示す図である。
図27は、実施の形態2において、ステップ(3)に示すように、第2パーティションモードが選択されないときに選択されたパーティションモードを用いてNxN画素のブロックを分割する一例を示す図である。
図28は、実施の形態2においてNxN画素のブロックを分割するためのパーティションモードの例を示す図である。(a)~(h)は、互いに異なるパーティションモードを示す図である。
図29は、実施の形態3においてNxN画素のブロックを分割するためのパーティションタイプ及びパーティション方向の一例を示す図である。(1)、(2)、(3)及び(4)は、異なるパーティションタイプであり、(1a)、(2a)、(3a)及び(4a)は、垂直方向のパーティション方向でパーティションタイプが異なるパーティションモードであり、(1b)、(2b)、(3b)及び(4b)は、水平方向のパーティション方向でパーティションタイプが異なるパーティションモードである。
図30は、実施の形態3において、パーティションタイプの前にパーティション方向を符号化する場合と比較してパーティション方向の前にパーティションタイプを符号化することによる利点を示す図である。
図31Aは、パーティションモードの符号化においてより少ないビン数のパーティションモードセットを用いてブロックをサブブロックに分割する一例を示す図である。
図31Bは、パーティションモードの符号化においてより少ないビン数のパーティションモードセットを用いてブロックをサブブロックに分割する一例を示す図である。
図32Aは、複数のパーティションモードセットの所定の順序で最初に現れるパーティションモードセットを用いてブロックをサブブロックに分割する一例を示す図である。
図32Bは、複数のパーティションモードセットの所定の順序で最初に現れるパーティションモードセットを用いてブロックをサブブロックに分割する一例を示す図である。
図32Cは、複数のパーティションモードセットの所定の順序で最初に現れるパーティションモードセットを用いてブロックをサブブロックに分割する一例を示す図である。
図33は、コンテンツ配信サービスを実現するコンテンツ供給システムの全体構成図である。
図34は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図35は、スケーラブル符号化時の符号化構造の一例を示す図である。
図36は、webページの表示画面例を示す図である。
図37は、webページの表示画面例を示す図である。
図38は、スマートフォンの一例を示す図である。
図39は、スマートフォンの構成例を示すブロック図である。
図40は、矩形のブロックを3つのサブブロックに分割するパーティションモードの制約例を示す図である。
図41は、ブロックを2つのサブブロックに分割するパーティションモードの制約例を示す図である。
図42は、正方形のブロックを3つのサブブロックに分割するパーティションモードの制約例を示す図である。
図43は、矩形のブロックを2つのサブブロックに分割するパーティションモードの制約例を示す図である。
図44は、非矩形のブロックを2つのサブブロックに分割するパーティションモードの分割方向に基づく制約例を示す図である。
図45は、非矩形のブロックを2つのサブブロックに分割するパーティションの有効な分割方向の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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