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公開番号2024103248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007473
出願日2023-01-20
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 23/611 20230101AFI20240725BHJP(電気通信技術)
要約【課題】ファインダー内の表示部の表示を適切に制御可能な撮像装置を提供すること。
【解決手段】カメラシステムにおいて、撮像装置100は、接眼ファインダー(接眼部216)への物体の接近を検知する接眼検知部217と、接眼ファインダーの内部に配置されたファインダー内表示部229を制御するシステム制御部201と、接眼ファインダーを覗く使用者の眼球像を用いてファインダー内表示部における使用者が注視する位置を視線情報として検出する視線検出部260と、を有する。システム制御部は、視線情報が検出されていない場合、眼球像における特徴を用いてファインダー内表示部を非表示状態に設定することを禁止するか否かを判定し、表示部を非表示状態に設定することを禁止すると判定した場合は、ファインダー内表示部を非表示状態に設定しない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ファインダーへの物体の接近を検知する検知部と、
前記ファインダーの内部に配置された表示部を制御する制御部と、
前記ファインダーを覗く使用者の眼球像を用いて前記表示部における前記使用者が注視する位置を視線情報として検出する視線検出部と、
前記視線情報が検出されていない場合、前記眼球像における特徴を用いて前記表示部を非表示状態に設定することを禁止するか否かを判定する判定部とを有し、
前記制御部は、前記判定部が前記表示部を非表示状態に設定することを禁止すると判定した場合、前記表示部を非表示状態に設定しないことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記視線情報が検出されていない場合、かつ前記判定部が前記表示部を前記非表示状態に設定することを禁止しないと判定した場合、前記表示部を前記非表示状態に設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記判定部は、前記特徴を用いて前記使用者が眼鏡又はサングラスを装着していると判定した場合、前記表示部を前記非表示状態に設定することを禁止すると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記判定部は、前記眼球像において放射状の輝点が存在する場合、前記使用者が眼鏡又はサングラスを装着していると判定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記判定部は、前記眼球像において眼鏡又はサングラスの縁の領域が存在する場合、前記使用者が眼鏡又はサングラスを装着していると判定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記眼球像において所定の太さの線で形成される領域が存在する場合、前記使用者が眼鏡又はサングラスを装着していると判定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記判定部は、前記特徴を用いて前記眼球像において人の眼の形状を有する領域が存在すると判定した場合、前記表示部を前記非表示状態に設定することを禁止すると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記判定部は、前記眼球像において開状態の瞼、閉状態の瞼、睫毛、虹彩、及び瞳孔の形状を有する領域の少なくとも一つが存在する場合、前記人の眼の形状を有する領域が存在すると判定することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記視線情報が検出された場合、前記視線検出部の動作レートを第1の動作レートに設定し、前記視線情報が検出されていない場合、前記視線検出部の動作レートを前記第1の動作レートよりも遅い第2の動作レートに設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接近検知機能と視線検出機能を有する撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
接眼式の電子ビューファインダーを備えるカメラは、ファインダーの接眼部への物体の接近を検知する接近検知機能とファインダーを覗くユーザが注視する表示部上の位置を視線情報として検出する視線検出機能を有する。特許文献1には、接眼部へのユーザの胴体の接近によりファインダー内表示部が表示状態に設定されることによる不要な電力の消耗を抑制するため、物体の接近が検出され、かつ視線情報が検出されない場合、表示部を非表示状態に設定する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-13057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成において、ユーザがサングラス等を装着している場合、視線情報が検出されない場合がある。この場合、サングラス等を装着したユーザがファインダーに接眼しても表示部が非表示状態に設定される可能性がある。
【0005】
本発明は、ファインダー内の表示部の表示を適切に制御可能な撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としての撮像装置は、ファインダーへの物体の接近を検知する検知部と、ファインダーの内部に配置された表示部を制御する制御部と、ファインダーを覗く使用者の眼球像を用いて表示部における使用者が注視する位置を視線情報として検出する視線検出部と、視線情報が検出されていない場合、眼球像における特徴を用いて表示部を非表示状態に設定することを禁止するか否かを判定する判定部とを有し、制御部は、判定部が表示部を非表示状態に設定することを禁止すると判定した場合、表示部を非表示状態に設定しないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ファインダー内の表示部の表示を適切に制御可能な撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの外観図である。
カメラシステムのブロック図である。
背面表示部とファインダー内表示部の表示制御を示すフローチャートである。
赤外光を投光した人の眼球像の例を示す図である。
ファインダー内表示オフ禁止判定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<装置構成>
図1は、本発明の実施形態に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラ100の外観図である。図1(a)と図1(b)はそれぞれ、デジタルカメラ100の前面側と背面側から見た図である。図2は、デジタルカメラ100とレンズユニット200とを有するカメラシステムのブロック図である。
【0010】
背面表示部101は、カメラ本体の背面に設けられた液晶パネルや有機ELパネル等の表示デバイスであり、画像や各種情報をユーザ(使用者)が視認可能に表示する。また、背面表示部101は、静止画撮影後の静止画再生、記録中の動画表示、及びライブビュー(LV)表示等の機能を有する。背面表示部101には、タッチパネル271が設けられている。タッチパネル271は、背面表示部101の表示面(タッチパネル271の操作面)に対する接触(タッチ操作)を検出可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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