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公開番号2024102999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007110
出願日2023-01-20
発明の名称液流式布帛処理装置
出願人株式会社日阪製作所
代理人弁理士法人藤本パートナーズ
主分類D06B 3/10 20060101AFI20240725BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】使用する液体の量を抑えることができる液流式布帛処理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明は、液流によって布帛を循環させつつ処理を行う液流式布帛処理装置であって、平面視において所定方向に間隔をあけて配置される第一端部及び第二端部と該第一端部から該第二端部まで延びる管本体とを有し、布帛が第一端部から第二端部に向けて管本体内を移動する移送管と、平面視において所定方向に延び且つ移送管の第二端部から吐出された布帛が該移送管の第一端部に向けて内部を移動する第一槽と、第一槽に液体を供給可能な液供給部と、を備え、第一槽は、液供給部から供給される液体を該第一槽の底部から槽内に吐出する複数の吐出部を有し、複数の吐出部は、所定方向に間隔をあけて配置されている、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液流によって布帛を循環させつつ処理を行う液流式布帛処理装置であって、
平面視において所定方向である第一方向に間隔をあけて配置される第一端部及び第二端部と該第一端部から該第二端部まで延びる管本体とを有し、前記布帛が前記第一端部から前記第二端部に向けて前記管本体内を移動する移送管と、
平面視において前記第一方向に延び且つ前記移送管の第二端部から吐出された前記布帛が該移送管の第一端部に向けて内部を移動する第一槽と、
前記第一槽に液体を供給可能な液供給部と、を備え、
前記第一槽は、前記液供給部から供給される前記液体を該第一槽の底部から槽内に吐出する複数の吐出部を有し、
前記複数の吐出部は、前記第一方向に間隔をあけて配置されている、液流式布帛処理装置。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記複数の吐出部のそれぞれは、平面視における前記底部の前記第一方向と直交する第二方向の中央部に配置されている、請求項1に記載の液流式布帛処理装置。
【請求項3】
前記第一槽は、前記複数の吐出部に対して前記第二方向の一方側に間隔を開けた位置と他方側に間隔をあけた位置とのそれぞれに配置され、且つ前記第一槽の前記槽内から前記液体を排出可能な排出部を有する、請求項2に記載の液流式布帛処理装置。
【請求項4】
前記移送管の前記第一端部と前記第二端部とが接続又は配置され且つ前記第一槽を内部に収容する第二槽と、
前記第二槽と前記液供給部とを接続する管路部と、を備え、
前記第二槽は、前記第一槽から排出された前記液体を滞留させ、
前記管路部は、前記第二槽に滞留した前記液体を前記液供給部に案内する、請求項1~3のいずれか1項に記載の液流式布帛処理装置。
【請求項5】
前記第二槽に滞留した前記液体を前記移送管に供給することで該移送管の内部に前記第一端部から前記第二端部に向かう液流を形成する液流形成部を備える、請求項4に記載の液流式布帛処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、布帛に対して各種処理を行うための液流式布帛処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、布帛に対して染色や洗浄等の各種処理を行うための液流式布帛処理装置が知られている(特許文献1参照)。この液流式布帛処理装置では、布帛が循環経路を循環しつつ染色や洗浄等の各種処理が行われる。
【0003】
具体的に、この液流式布帛処理装置は、図5に示すように、所定方向に延び且つ内部に処理液(水を含む)wが滞留する処理槽101と、所定方向における処理槽101の一方の端部101aから他方の端部101bまで延び且つ内部を布帛fが移動可能な移送管102と、処理槽101の内部に滞留した処理液wを移送管102に供給することで該移送管102の内部に液流を形成する液流形成部103と、を備える。この液流式布帛処理装置100では、処理槽101と移送管102とが布帛fが循環する循環経路を構成する。
【0004】
また、液流形成部103は、移送管102において処理槽101の一方の端部101aに接続される第一端部102aから、処理槽101の他方の端部101bに接続される第二端部102bに向かう液流を該移送管102内に形成するように、処理槽101に滞留した処理液wを移送管102の内部に供給する。この移送管102内に形成される液流等によって循環経路内に無端状に配置された布帛fが循環(循環走行)し、該布帛fの染色処理や洗浄等が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-105842号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上の液流式布帛処理装置100は、処理槽101に滞留する処理液wの液量が少ないと、布帛fと処理槽101の底部との摩擦によって布帛fが処理槽101の後方側(他方の端部101b)側に溜まってしまい循環走行できなくなる、いわゆる「後ろ詰まり」を起してしまう。
【0007】
このため、上記の液流式布帛処理装置100では、処理槽101に滞留する処理液w等の液量を十分に増やし、浮力によって布帛fと処理槽101の底部との接触を防ぐ又は減らすことで、布帛fの循環走行がスムーズに行われるようにしていた。
【0008】
しかし、処理液wの液量を増やすことで、水以外にも染色温度を上げるための蒸気や染色薬品等のランニングコストも前記液量に比例して増加してしまう。
【0009】
そこで、本発明は、使用する液体の量を抑えることができる液流式布帛処理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の液流式布帛処理装置は、
液流によって布帛を循環させつつ処理を行う液流式布帛処理装置であって、
平面視において所定方向である第一方向に間隔をあけて配置される第一端部及び第二端部と該第一端部から該第二端部まで延びる管本体とを有し、前記布帛が前記第一端部から前記第二端部に向けて前記管本体内を移動する移送管と、
平面視において前記第一方向に延び且つ前記移送管の第二端部から吐出された前記布帛が該移送管の第一端部に向けて内部を移動する第一槽と、
前記第一槽に液体を供給可能な液供給部と、を備え、
前記第一槽は、前記液供給部から供給される前記液体を該第一槽の底部から槽内に吐出する複数の吐出部を有し、
前記複数の吐出部は、前記第一方向に間隔をあけて配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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