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公開番号2024102942
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007033
出願日2023-01-20
発明の名称二次電池の充電制御装置、蓄電デバイス、二次電池の満充電検出方法およびプログラム
出願人FDK株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類H01M 10/48 20060101AFI20240725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】不安定な充電電流が供給される場合でも、満充電状態を適切に検出することができる二次電池の充電制御装置、蓄電デバイス、二次電池の満充電検出方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】二次電池の充電制御装置は、二次電池の状態を示す物理量として、電池温度、充電電流および電池電圧をそれぞれ取得する取得部と、二次電池の状態に応じて変動する二次電池の最大電池電圧を、電池温度および充電電流に基づき取得し、電池電圧と最大電池電圧とに基づき、二次電池の満充電状態を検出する制御部とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池の状態を示す物理量として、電池温度、充電電流および電池電圧をそれぞれ取得する取得部と、
前記二次電池の状態に応じて変動する前記二次電池の最大電池電圧を、前記電池温度および前記充電電流に基づき取得し、前記電池電圧と前記最大電池電圧とに基づき、前記二次電池の満充電状態を検出する制御部と
を備える二次電池の充電制御装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記電池電圧と前記最大電池電圧とを比較し、前記電池電圧が前記最大電池電圧に到達した場合に、前記二次電池が満充電状態であると判断する
請求項1に記載の二次電池の充電制御装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記電池温度、前記充電電流および前記最大電池電圧をパラメータとする関係式を参照して、前記電池温度および前記充電電流に基づき前記最大電池電圧を算出する
請求項1に記載の二次電池の充電制御装置。
【請求項4】
前記関係式を記憶する記憶部
をさらに備える
請求項3に記載の二次電池の充電制御装置。
【請求項5】
ニッケル水素二次電池である二次電池と、
請求項1に記載の二次電池の充電制御装置と
を備える蓄電デバイス。
【請求項6】
太陽光パネルに接続され、前記充電電流を、前記太陽光パネルを用いて得る
請求項5に記載の蓄電デバイス。
【請求項7】
二次電池の状態を示す物理量として、電池温度、充電電流および電池電圧をそれぞれ取得し、
前記二次電池の状態に応じて変動する前記二次電池の最大電池電圧を、前記電池温度および前記充電電流に基づき取得し、
前記電池電圧と前記最大電池電圧とに基づき、前記二次電池の満充電状態を検出する
二次電池の満充電検出方法。
【請求項8】
請求項7に記載の満充電検出方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の充電制御装置、蓄電デバイス、二次電池の満充電検出方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、種々の機器等を動作させるための電源として、ニッケル水素二次電池またはリチウムイオン二次電池等の充放電可能な二次電池が普及している。二次電池は、充電および放電を繰り返し行うことができるが、充電の際に過充電状態となると、高温および高圧の不安定な状態となって劣化する可能性がある。そのため、二次電池では、通常、完全に充電されたことを示す満充電状態を検出する満充電検出処理が行われている。
【0003】
また、二次電池に対する充電方式として、例えば、二次電池がニッケル水素二次電池の場合、一定の充電電流で充電する定電流充電方式が用いられている。定電流充電方式による充電の場合、二次電池の満充電状態は、一般に、以下の方法によって検出できることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
第1の検出方法は、二次電池の内部抵抗の変化に起因した電池温度の上昇量、または単位時間あたりの電池温度上昇率により、二次電池の充電状態を検出するものである。第1の検出方法では、電池温度の上昇量または上昇率が所定の値に到達した時点で、二次電池が満充電状態であると判断することができる。
【0005】
第2の検出方法は、電池電圧が最大電圧に到達した後の電圧低下量により、二次電池の充電状態を検出するものである。第2の検出方法では、電池電圧の低下量が所定の値に到達した時点で、二次電池が満充電状態であると判断することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平6-253468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年、太陽光発電または風力発電等の再生可能エネルギーを用いた発電方式によって発電された電力を蓄電する技術が実用化されている。しかしながら、このような発電方式は、発電量が天候等の環境条件に左右されるので、二次電池を充電する場合に、充電電流が不安定となる。そのため、上述した電池温度または電池電圧に基づく満充電検出が困難であるという問題があった。
【0008】
本開示は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、不安定な充電電流が供給される場合でも、満充電状態を適切に検出することができる二次電池の充電制御装置、蓄電デバイス、二次電池の満充電検出方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に係る二次電池の充電制御装置は、
二次電池の状態を示す物理量として、電池温度、充電電流および電池電圧をそれぞれ取得する取得部と、
前記二次電池の状態に応じて変動する前記二次電池の最大電池電圧を、前記電池温度および前記充電電流に基づき取得し、前記電池電圧と前記最大電池電圧とに基づき、前記二次電池の満充電状態を検出する制御部と
を備える。
【0010】
また、本開示に係る蓄電デバイスは、
ニッケル水素二次電池である二次電池と、
上記の二次電池の充電制御装置と
を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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