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公開番号2024101326
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005255
出願日2023-01-17
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/405 20060101AFI20240722BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】インサート成型を含んだ製造方法の都合上、コネクタ本体に形状の制限が生じても、コネクタ本体の局所的な応力集中を生じ難くできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ1は、相手端子と電気接続されるバスバー3をモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体10を備える。コネクタ1は、相手端子をバスバー3に固定するボルトを螺合するための多角形ナット18と、多角形ナット18を収容するためにコネクタ本体10のボディ11に形成された収容部19と、収容部19に収容された多角形ナット18の抜け止めとして収容部19に取付けられるカバー20と、を備える。カバー20は、多角形ナット18の側面34を収容部19の内側と協働して支持するナット支持部35を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
相手端子と電気接続されるバスバーをモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体を備えたコネクタであって、
前記相手端子を前記バスバーに固定するボルトを螺合するための多角形ナットと、
前記多角形ナットを収容するために前記コネクタ本体のボディに形成された収容部と、
前記収容部に収容された前記多角形ナットの抜け止めとして前記収容部に取付けられるカバーと、を備え、
前記カバーは、前記多角形ナットの側面を前記収容部の内側と協働して支持するナット支持部を有する、コネクタ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記ナット支持部は、前記多角形ナットを両側から挟み込むように支持する一対の柱体である、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記カバーは、前記柱体の基端に補強部を有する、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記収容部は、
前記多角形ナットを載置する座部と、
前記柱体に対向配置されて設けられ、前記座部に乗った前記多角形ナットの前記側面を前記柱体とともに支持する支持壁部と、を有する、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記多角形ナットは、四角ナットである、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記バスバーは、
少なくとも一部が前記ボディに埋設された端子本体部と、
前記相手端子を接続するために前記ボディから露出するとともに、前記端子本体部に対して直交する方向に曲げられた形状をとる端子連結部と、を有し、
前記ボディは、前記端子本体部を挟み込んで保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記多角形ナットにおいて前記ナット支持部が支持する前記側面とは別の側面を支持する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記カバーは、
前記ナット支持部としての第1支持部と、
前記多角形ナットにおいて前記第1支持部が支持する前記側面とは別の側面を支持する第2支持部と、を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記カバーは、前記相手端子に設けられた位置決め突起を嵌め込むための凹部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記カバーは、前記収容部に取付けられたときに前記収容部と係合する係合部を有する、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記多角形ナット、前記収容部、及び前記カバーの組は、前記ボルトを前記多角形ナットに挿し込む方向に対して直交する方向の平面に並んで複数設けられている、請求項1に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、相手端子がナット及びボルトによって接続端子に固定されるコネクタ(いわゆる、端子台)が周知である。このコネクタは、相手端子と電気接続される複数の接続端子をコネクタハウジングに有する。ナットは、各接続端子と組をなすように複数設けられるとともに、コネクタハウジングに形成された収容部に収容されている。ナットは、収容部に収容されたとき、収容部の開口がナットカバーによって閉じられることにより、抜け止めされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-26717号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、コネクタの接続端子への相手端子の固定時、ボルトをナットに締結するときには、ボルトからナットに対して回転方向の負荷がかかる。このため、ナットが回らないようにナットを収容部の内部で支持しておく必要がある。特許文献1の場合は、ナットの側面を収容部の壁面によって支持する構造がとられている。このため、ボルトをナットに締結するとき、ナットにかかる回転方向の負荷が収容部の壁面によって支持されるため、ナットが回ってしまうことがない。
【0005】
しかし、場合によっては、収容部の壁面を十分な面積で形成することができないことがある。特に、コネクタの接続端子をインサート成型によって樹脂と一体形成する場合、金型の成型方法によっては、収容部の壁面を高くとることができないこともある。こうなると、ナットの回転方向の負荷を、限られた面積の壁面でしか受けることができないため、負荷が局所的にかかってしまう。よって、壁面の変形や欠けの原因になってしまう可能性があった。
【0006】
本開示の目的は、インサート成型を含んだ製造方法の都合上、コネクタ本体に形状の制限が生じても、コネクタ本体の局所的な応力集中を生じ難くできるコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するコネクタは、相手端子と電気接続されるバスバーをモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体を備えた構成であって、前記相手端子を前記バスバーに固定するボルトを螺合するための多角形ナットと、前記多角形ナットを収容するために前記コネクタ本体のボディに形成された収容部と、前記収容部に収容された前記多角形ナットの抜け止めとして前記収容部に取付けられるカバーと、を備え、前記カバーは、前記多角形ナットの側面を前記収容部の内側と協働して支持するナット支持部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示は、インサート成型を含んだ製造方法の都合上、コネクタ本体に形状の制限が生じても、コネクタ本体の局所的な応力集中を生じ難くできる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、コネクタの斜視図である。
図2は、コネクタの分解斜視図である。
図3は、図1に示すIII-III線断面図である。
図4は、コネクタにおいてカバーを取付ける箇所の拡大斜視図である。
図5は、収容部を背面から見た斜視図である。
図6は、カバーの斜視図である。
図7は、カバーの斜視図である。
図8は、図1に示すVIII-VIII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタは、相手端子と電気接続されるバスバーをモールド成型によって樹脂と一体形成したコネクタ本体を備えた構成であって、前記相手端子を前記バスバーに固定するボルトを螺合するための多角形ナットと、前記多角形ナットを収容するために前記コネクタ本体のボディに形成された収容部と、前記収容部に収容された前記多角形ナットの抜け止めとして前記収容部に取付けられるカバーと、を備える。前記カバーは、前記多角形ナットの側面を前記収容部の内側と協働して支持するナット支持部を有する。
(【0011】以降は省略されています)

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