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公開番号2024121333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028375
出願日2023-02-27
発明の名称コネクタアセンブリ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20240830BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合の隙間に流体を浸入し難くすることができるコネクタアセンブリを提供する。
【解決手段】コネクタアセンブリ1は、ボディ筐体に取付け固定される第1コネクタ2と、第1コネクタ2に嵌合される第2コネクタ3と、を備える。第2コネクタ3は、第1コネクタ2の表面に付着する流体を、第1コネクタ2及び第2コネクタ3の嵌合の隙間27の下方に流す流体案内部26を有する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ボディ筐体に取付け固定される第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備えたコネクタアセンブリであって、
前記第2コネクタは、
前記第1コネクタの表面に付着する流体を、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの嵌合の隙間の下方に流す流体案内部を有する、コネクタアセンブリ。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記第2コネクタは、複数の外面を持つ箱状のハウジングを有し、
前記ハウジングは、対向する一対の外面を有する外面対を、1つ以上有し、
前記流体案内部は、少なくとも1つの前記外面対に設けられている、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項3】
前記流体案内部は、溝部である、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項4】
前記溝部の溝形状は、英文字V字状である、請求項3に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項5】
前記溝部は、前記隙間に近い方に位置する第1斜面と、前記第1斜面と対向する位置に配置された第2斜面と、を有し、
前記第1斜面は、前記第2斜面よりも傾斜角が大きく形成されている、請求項4に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項6】
前記第2コネクタは、前記第1コネクタの内部に挿入される嵌合面と、前記嵌合面に対して対向する背面と、を有し、
前記背面は、前記第2コネクタの表面に存在する前記流体を下方に落とすための突状部を有する、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項7】
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの一方に設けられ、前記第1コネクタのフード内部に設けられて電気接続するオス端子と並設された仕切り壁と、
前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの他方に設けられ、前記仕切り壁が挿入される係合溝と、を備える、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項8】
前記ボディ筐体に対する取付状態のとき、前記第1コネクタが上、前記第2コネクタが下に位置する向きをとる、請求項1に記載のコネクタアセンブリ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタアセンブリに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に開示されるように、第1コネクタハウジングのフード部に第2コネクタハウジングを嵌合することにより、互いの接続端子が電気接続される防水コネクタが周知である。特許文献1の場合、第2コネクタハウジングは、コネクタ内部への水の浸入を抑制する形状に形成された受部を有する。特許文献1の防水コネクタは、コネクタの取付け向きによらず、この受部によってコネクタ内部への水の浸入を抑制することにより、接続端子に腐食を生じ難くする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-161411号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、例えば、ハウジング表面に付着した水が第1コネクタハウジングと第2コネクタハウジングとの嵌合の隙間に至った場合、毛細管現象によって、水が隙間に浸入してしまうことも考えられる。しかし、特許文献1は、シール部材を有する防水コネクタであって、シール部材を備えていない非防水コネクタにおいても、毛細管現象による水の浸入を防止したいニーズがあった。
【0005】
本開示の目的は、第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合の隙間に流体を浸入し難くすることができるコネクタアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するコネクタアセンブリは、ボディ筐体に取付け固定される第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備えた構成であって、前記第2コネクタは、前記第1コネクタの表面に付着する流体を、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの嵌合の隙間の下方に流す流体案内部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示は、第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合の隙間に流体を浸入し難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、コネクタアセンブリの斜視図である。
図2は、コネクタアセンブリの側面図である。
図3は、第2コネクタを嵌合面から見たときの斜視図である。
図4は、第2コネクタを背面から見たときの斜視図である。
図5は、第2コネクタの分解斜視図である。
図6は、図1に示すVI-VI線断面図である。
図7は、第2コネクタにおける流体案内部の拡大断面図である。
図8は、第1コネクタの正面図である。
図9は、コネクタアセンブリに付着した流体の流れを示す説明図である。
図10は、コネクタアセンブリにおける極間の沿面距離の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
[1]本開示のコネクタアセンブリは、ボディ筐体に取付け固定される第1コネクタと、前記第1コネクタに嵌合される第2コネクタと、を備える。前記第2コネクタは、前記第1コネクタの表面に付着する流体を、前記第1コネクタ及び前記第2コネクタの嵌合の隙間の下方に流す流体案内部を有する。
【0010】
本構成によれば、第1コネクタの表面に付着した流体が第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合の隙間の入口付近に至ったとき、流体が毛細管現象によって隙間の内部に引き込まれてしまうのではなく、第2コネクタに設けた流体案内部によって、隙間の下方に導くことが可能となる。よって、第1コネクタ及び第2コネクタの嵌合の隙間に流体を浸入し難くすることが可能となる。また、第2コネクタの形状に工夫をした防水対策をとるので、特別なシール部材を用いなくとも、嵌合の隙間の内部への流体の浸入を抑制することが可能となる。よって、シール部材を備えないコネクタアセンブリであっても、防水性を高くすることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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