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公開番号2024101217
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005084
出願日2023-01-17
発明の名称炭素固定装置
出願人アンヴァール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C01B 32/05 20170101AFI20240722BHJP(無機化学)
要約【課題】燃焼反応室内の温度を長時間安定して制御することができる炭素固定装置を提供する。
【解決手段】二酸化炭素との燃焼反応室30にマグネシウムを投入可能な第1投入手段34と、燃焼反応室30にマグネシウム含有組成物を投入可能な第2投入手段35と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
二酸化炭素との燃焼反応室にマグネシウムを投入可能な第1投入手段と、
前記燃焼反応室にマグネシウム含有組成物を投入可能な第2投入手段と、
を備えることを特徴とする炭素固定装置。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記マグネシウム含有組成物は、線状構造であることを特徴とする請求項1に記載の炭素固定装置。
【請求項3】
前記マグネシウム含有組成物は、網状構造であることを特徴とする請求項1に記載の炭素固定装置。
【請求項4】
前記マグネシウム含有組成物は、立体格子構造であることを特徴とする請求項1に記載の炭素固定装置。
【請求項5】
前記マグネシウム含有組成物は、最短長さが1cm以上の塊状であることを特徴とする請求項1に記載の炭素固定装置。
【請求項6】
前記マグネシウム含有組成物は、マグネシウム合金であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の炭素固定装置。
【請求項7】
前記マグネシウム合金は、内部よりも被膜層における添加物の割合が高くなっていることを特徴とする請求項6に記載の炭素固定装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、炭素固定装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、火力発電、ガスフレアリング等で化石燃料の燃焼に伴って発生した二酸化炭素を低減するために、炭素固定を行う技術が知られている。このような技術には、化学反応を利用して二酸化炭素を捕集し、炭素固定を行うものがある。
【0003】
特許文献1の炭素固定装置は、二酸化炭素とマグネシウムを反応室に導入し、燃焼させることにより炭素固定を行い、主に酸化マグネシウムと炭素からなる混合物を生成する。また、特許文献1においては、二酸化炭素とマグネシウムの燃焼反応により発生する約1500℃~約3000℃の高温高圧の気体を利用してガスタービン発電装置により発電を行うことで、二酸化炭素を発生させることなくクリーンエネルギを創出できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-84237号公報(第6頁~第9頁、第2図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の炭素固定装置にあっては、反応室における二酸化炭素とマグネシウムの燃焼反応が短時間の激しい反応であることから、長時間安定した発電量を得るためには、反応室に二酸化炭素とマグネシウムを大量に供給し続けなければならないという問題がある。また、二酸化炭素とマグネシウムの燃焼反応により発生する反応熱は非常に高温であることから、反応室の耐久性に配慮して反応室内の温度制御が行われることが好ましいが、特許文献1にあっては、燃焼反応における反応熱が反応室内の二酸化炭素濃度に依存しているため、反応室の状況に応じて二酸化炭素の濃度や供給量を細かく調整しなければならず、反応室内の温度を長時間安定させることが難しいという問題があった。
【0006】
発明者らは、燃焼反応室にマグネシウムとマグネシウム含有組成物をそれぞれ投入可能とすることにより、燃焼反応室内の温度を長時間安定して制御できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、燃焼反応室内の温度を長時間安定して制御することができる炭素固定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明の炭素固定装置は、
二酸化炭素との燃焼反応室にマグネシウムを投入可能な第1投入手段と、
前記燃焼反応室にマグネシウム含有組成物を投入可能な第2投入手段と、
を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、燃焼反応室にマグネシウムと、二酸化炭素との燃焼反応の進行がマグネシウムと比較し緩やかであるマグネシウム含有組成物をそれぞれ投入可能とし、マグネシウムとマグネシウム含有組成物の投入量のバランスを調整することにより、燃焼反応室内の温度の過剰な上昇を抑制しつつ、燃焼時間を長くすることができるため、燃焼反応室内の温度を長時間安定して制御することができる。
【0009】
前記マグネシウム含有組成物は、線状構造であることを特徴としている。
この特徴によれば、粉末状のものと比べて、燃焼時間を長くすることができるため、マグネシウム含有組成物による燃焼反応室内の温度制御を行いやすい。
【0010】
前記マグネシウム含有組成物は、網状構造であることを特徴としている。
この特徴によれば、網状構造における比表面積や網目の大きさ等を変更することにより、マグネシウム含有組成物による燃焼反応室内の温度制御を行いやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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