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公開番号
2024099701
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-25
出願番号
2024070245,2020569964
出願日
2024-04-24,2019-06-10
発明の名称
関節軟骨修復のための接着剤を含むスキャフォールド
出願人
オキュジェン インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
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個人
,
個人
主分類
A61L
27/14 20060101AFI20240718BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】関節軟骨中の損傷または欠損を処置する方法を提供する。
【解決手段】(a)マトリックスインプラントを調製する工程;(b)ポリマーを含むバリア組成物を軟骨病巣の底部へ適用する工程;および(c)適用されたバリア組成物上に該インプラントを埋め込む工程、を含む、方法とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)マトリックスインプラントを調製する工程;
(b)ポリマーを含むバリア組成物を軟骨病巣の底部へ適用する工程;および
(c)適用されたバリア組成物上に該インプラントを埋め込む工程
を含む、関節軟骨中の損傷または欠損を処置するための方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
バリア組成物を軟骨下骨へ適用する、請求項1記載の方法。
【請求項3】
バリア組成物が、軟骨下骨から軟骨病巣中への細胞、血液、または他の物質の移動を遮断するために有効である、請求項1記載の方法。
【請求項4】
マトリックスインプラントが無細胞マトリックスインプラントである、請求項1~3のいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
無細胞マトリックスインプラントが、I型コラーゲン、II型コラーゲン、IV型コラーゲン、プロテオグリカンを含有するコラーゲン、グリコサミノグリカンを含有するコラーゲン、糖タンパク質を含有するコラーゲン、芳香族有機酸のポリマー、ゼラチン、アガロース、ヒアルロナン、フィブロネクチン、ラミニン、生物活性ペプチド増殖因子、サイトカイン、エラスチン、フィブリン、ポリ乳酸から作られたポリマー、ポリグリコール酸から作られたポリマー、ポリ(ε-カプロラクトン)、ポリアミノ酸、ポリペプチドゲル、およびポリマー性熱可逆性ゲル化ヒドロゲル(TRGH)のうちの1つまたは複数を含む、請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記バリア組成物が、ゼラチン、I型コラーゲン、過ヨウ素酸酸化ゼラチン、光重合性ポリエチレングリコール-co-ポリ(α-ヒドロキシ酸)ジアクリレートマクロマー、メチル化コラーゲンを加えたN-(アシルオキシ)スクシンイミドおよびチオールで誘導体化された4腕のポリエチレングリコール、アルキル化コラーゲンで架橋された誘導体化ポリエチレングリコール(PEG)、テトラ-N-ヒドロキシスクシンイミジルまたはテトラチオール誘導体化PEG、およびメチル化コラーゲンを有する架橋PEGのうちの1つまたは複数を含む、請求項1~5のいずれか一項記載の方法。
【請求項7】
前記バリア組成物がシーラントを含む、請求項1~6のいずれか一項記載の方法。
【請求項8】
バリア組成物が軟骨下骨へ適用された後にシーラントがヒドロゲルを形成する、請求項7記載の方法。
【請求項9】
バリア組成物またはシーラントがポリマーを含む、請求項1~8のいずれか一項記載の方法。
【請求項10】
ポリマーが、ゼラチン、ポリエチレングリコール(PEG)、誘導体化PEG、シアノアクリレート、ポリウレタン、ポリ(メチリデンマロネート)、誘導体化ポリビニルアルコール、アクリルポリマー、フィブリン、ゼラチン、カテコール側鎖を有するポリスチレン、ポリエステル、フラグマトポマ・カリフォルニカ(Phragmatopoma californica)によって分泌されるポリマー、ポリエチレングリコールおよびポリラクチドの共重合体、ポリエチレングリコールおよびポリグリコリドの共重合体、ポリエーテル、多糖、酸化多糖、ポリカチオンポリアミン、ポリアニオン、ポリ(エステル尿素)、ポリエチレングリコールおよびポリラクチドまたはポリグリコリドの共重合体、4腕のペンタエリスリトールチオールおよびポリエチレングリコールジアクリレート、4腕のテトラ-N-ヒドロキシスクシンイミジルエステルまたはテトラチオール誘導体化PEG、ゼラチンおよび酸化デンプンから形成されたポリマー、光重合性ポリエチレングリコール-co-ポリ(a-ヒドロキシ酸)ジアクリレートマクロマーから形成されたポリマー、過ヨウ素酸酸化ゼラチン、マレイミジル、スクシンイミジル、フタルイミジルおよび関連活性基で誘導体化された二官能基性ポリエチレングリコールおよび血清アルブミン、ならびにスクシンイミジルエステルおよびチオールで誘導体化された4腕のポリエチレングリコール、ならびにメチル化コラーゲンである、請求項9記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は2018年6月11日に出願された米国仮出願第62/683,358号に対する優先権を主張し、この開示は参照によりその全体が本明細書に組み入れられる。
続きを表示(約 2,000 文字)
【0002】
発明の分野
軟骨下領域から病巣中への細胞、血液、および他の物質の移動を遮断するために有効なバリア組成物上の関節軟骨病巣中へ、マトリックスインプラントを埋め込む。
【背景技術】
【0003】
背景
関節軟骨は、水分子、膠原線維およびプロテオグリカンから構成される大きな細胞外マトリックス中に組み込まれた軟骨細胞からなる。関節軟骨への損傷は、急性もしくは反復性外傷性損傷または加齢の結果として活動的な個人および高齢者において生じる。そのような損傷は、疼痛をもたらし、可動性に影響を与え、身体障害を生じさせ得る。現在多くの治療方法が使用されている。現在の外科的処置は、マイクロフラクチャー、洗浄、デブリドマン、ドリリング、および摩耗軟骨形成術を含む。
【0004】
洗浄は、塩化ナトリウム、リンゲル、またはリンゲルおよび乳酸塩の溶液での関節の灌注を伴う。デブリドマンは、軟骨の粗面の平滑化および半月板の弛緩部の除去を伴う。これらの技術は一時的な疼痛緩和を提供するが、さらなる治癒の可能性をほとんどまたは全く有さない。一時的な疼痛緩和は、変性軟骨片、タンパク質分解酵素および炎症性メディエーターの除去に起因すると考えられている。
【0005】
マイクロフラクチャーは、損傷した関節軟骨を除去し、続いて、下層の軟骨下骨を物理的に傷つけて骨髄を露出させそして出血させることを伴う。マイクロフラクチャーは、軟骨下骨中へ小さな穴を空けて、軟骨欠損部位中への骨髄由来幹細胞の移動を可能にすることによって行われる。手術は、軟骨欠損の洗浄後に関節鏡検査法によって行われる。外科医は、軟骨下骨中に多数の小さな骨折を作るためにオール(awl)を使用することができる。幹細胞を含有する血液および骨髄が、骨折から滲出し、軟骨構築細胞を放出する血餅を作る。身体は、損傷に対して応答するようにマイクロフラクチャーに応答し、これは新しい置換軟骨の形成をもたらす。血餅は、炎症性サイトカイン、増殖因子および間葉系幹細胞(MSC)を導入し、欠損を満たす。これらの因子、特に幹細胞が、新しい軟骨の産生を可能にする。
【0006】
軟骨病巣中における修復組織と軟骨下骨板との間の連絡は、軟骨修復を促進することができる。Vasara, A.I. et al., OsteoArthritis and Cartilage, 2006, 14:1066-1074(非特許文献1)。マイクロフラクチャーは、7~17年間にわたる長期改善を提供することができる。Steadman, J.R. et al., Arthroscopy, 2003, 9(5):477-484(非特許文献2)。同時に、マイクロフラクチャーは、硝子軟骨よりはむしろ線維軟骨の形成を促進する。マイクロフラクチャーはまた、高齢の患者、過体重の患者、および2.5 cmより大きな軟骨病巣を有する患者の処置において有効性が低い。これらの患者は、線維軟骨がすり減るため、手術後僅か1~2年で症状が再発し得る。その時点で、そのような患者は、関節軟骨修復術に再び取り組まなければならない場合がある。
【0007】
他の選択肢としては、骨軟骨自家移植片移植(OAT)および骨軟骨同種移植片移植(OCA)が挙げられる。しかし、OATは、ドナー部位の病的状態、および大きな病巣を処置することができないことによって制限され、OCAは、疾病伝播および軟骨下骨崩壊の危険性を有する。欠損中への細胞または組織の直接移植および生物学的または人工的代用品での欠損の置換は、現在、外科的介入の僅かな割合しか占めていない。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0008】
Vasara, A.I. et al., OsteoArthritis and Cartilage, 2006, 14:1066-1074
Steadman, J.R. et al., Arthroscopy, 2003, 9(5):477-484
【発明の概要】
【0009】
一局面において、関節軟骨中の損傷または欠損を処置するための方法を提供する。方法は、マトリックスインプラントを調製する工程、ポリマーを含むバリア組成物を軟骨病巣の底部へ適用する工程、および適用されたバリア組成物上に該インプラントを埋め込む工程を含む。いくつかの態様において、バリア組成物を軟骨下骨へ適用する。
【0010】
いくつかの態様において、バリア組成物は、軟骨下領域から軟骨病巣中への細胞、血液、または他の物質の移動を遮断するために有効である。
(【0011】以降は省略されています)
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